経済産業省は、2006年4月に、経済のグローバル化が進展する中で今後の中長期的な対外経済政策の基本的方向性を示す「グローバル経済戦略」を策定しました。現在はこれに基づき、積極的に東アジアの経済統合を推進するため、具体的には、「東アジアEPA」の締結及び「東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA:Economic Research Institute for ASEAN and East Asia)」設立の二つを柱とした取組を行っています。「東アジアEPA」は、ASEAN、日中韓、インド、豪州、ニュージーランドの16ヶ国によるEPAを締結し、自由で成熟した経済圏の構築を目指すものであり、可能な限り早期の民間専門家研究の開始に向けて準備を進めます。また、ERIAは、域内の共通課題や域内格差是正について地域として協調して取り組むために、東アジアサミットなどASEANを核とした取組に対し政策提言等の知的支援を行う国際研究機関です。将来的には「東アジア版OECD」への発展を念頭に置いています。ERIAは2007年前半の設立が予定されており、OECD(経済協力開発機構)がかつてヨーロッパ統合に大きな役割を果たしてきたように、将来の東アジア経済統合の中核となることへの期待から、各国が非常に高い関心を寄せています。2007年1月の東アジアサミットにおいては、各国首脳からその設立が歓迎されました。