平成14年6月26日
経 済 産 業 省
本日午前、産業構造審議会知的財産政策部会第1回不正競争防止小委員会(委員長:
土肥一史・一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)が開催された。
1.委員会の趣旨
産業構造審議会知的財産政策部会不正競争防止小委員会は、近年の知的財産保護の重
要性の高まりを背景として、不正競争防止法による知的財産の保護強化ために、来年度
法改正を視野に入れた検討を行う。
2.審議内容
(1)不正競争防止法に係る現状と課題(事務局説明)
不正競争防止法に係る現状について説明した上、当面の検討課題の案として、①民事
的救済措置の強化、②営業秘密の刑事的保護、③社会のネットワーク化に対応した規定
の整備を提示した。
(2)自由討議
本委員会での検討課題につき、各委員に広く論点の提示を求めた。これに対し委員か
ら以下の指摘があった。
・民事的救済措置の強化については、近時の特許法等の改正と同様の制度導入を検討す
べき。検討に当たっては、不正競争防止法の特徴を踏まえることが必要。
・営業秘密の刑事的保護については、ネット上の侵害行為の増大や人材の流動化の進展
等に鑑み、導入する方向で検討すべき。今後、人材流動化等への影響の可能性に留意
しつつ、構成要件を明確化していくことが必要。
・企業による営業秘密の管理強化に資するよう、参考となる指針については早期に明ら
かにすべき。
・ネット上の取引増大に対応した保護の明確化のため、不正競争防止法における「商品」、
「譲渡」等の規定の見直しを検討すべき。
・訴訟手続きにおける営業秘密の保護については、憲法の裁判公開原則の問題や訴訟指
揮の実態も踏まえ、検討を進めていくべき。
3.今後の審議スケジュール
第2回不正競争防止小委員会は、7月22日(月)9:30~11:30に開催され
る予定。
【この記事に関する問い合わせ先】
経済産業省経済産業政策局知的財産政策室
Tel :03-3501―3752
Fax :03-3501―6046
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