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独立行政法人評価委員会製品評価技術基盤機構分科会第4回 議事録

日時:平成14年3月12日(火)14時~17時
場所:経済産業省第3特別会議室(経済産業省本館17階西1)

出席者

(分科会長)
平澤冷(政策研究大学院大学政策研究科教授)、 高橋正俊(住友化学工業株式会社副社長)、 冨田房男(北海道大学大学院農学研究科教授)、 馬場錬成(科学ジャーナリスト)、 前原郷治(社団法人日本鉄鋼連盟標準化センター事務局長)、 三村光代(社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント 協会監事)、 宮村鐵夫(中央大学理工学部経営システム工学科教授)

(関係者)
齋藤紘一(独立行政法人製品評価技術基盤機構理事長)、 茂木保一(独立行政法人製品評価技術基盤機構理事)、 樋口敬一(独立行政法人製品評価技術基盤機構監事)、 村瀬盛夫(独立行政法人製品評価技術基盤機構監事)、 吉田雅彦(独立行政法人製品評価技術基盤機構企画管理部長)、 菊池久(独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロ ジーセンター所長)、 獅山有邦(化学物質管理センター所長)、 吉岡照夫(適合性評価センター所長)、 所村利男(生活・福祉技術センター所長)、 須之内信二(経済産業省原子力安全・保安院電力安全課運営班長)、 水野幹久(経済産業省原子力安全・保安院ガス安全課企画班長)
(事務局)
武田貞生(経済産業大臣官房審議官(基準認証担当))、 小谷泰久(経済産業省産業技術環境局知的基盤課長)、 ほか

議事

(1)中期目標の変更について

事務局から資料2及び参考資料2に基づき中期目標の変更点及び変更理由に ついて説明を行った後、質疑・応答の後、承認された。

主な、質疑・応答は、次のとおり。

(高橋委員)

講習業務は、NITEにとって初めての事業であるため、専門家が醸成され ていないと考えるが、対応できるのか。

(事務局)

講習業務におけるNITEの役割は、講習の日程や会場の設定、テキストの 作成等の運営業務であり、今まで行っていた公益法人の知見を活用したり、外 部の専門家に講師をお願いしたり、テキストの作成をお願いしたりして事業を 実施するので何ら問題は生じない。

(2)中期計画の変更について

NITE齋藤理事長から資料3を基に中期計画の変更点及び変更理由につい ての説明、並びに電気工事士法及び特監法に基づく講習業務の予想される状態 (受講対象者が約50万人おり、年ごとに数千人~十数万人の間で変動し、赤 字になる年と黒字になる年があり、中期計画の期間でみると397百万円の黒 字となるが、1サイクルとなる平成19年度には収支がバランスする旨)の説 明を行った後、質疑・応答の後、承認された。 主な、質疑・応答は、次のとおり。

(三村委員)

今回NITEが講習業務を実施するとのことだが、試験本体業務はどこが実 施するのか。

(NITE斎藤理事長)

参考資料1にあるとおり、電気工事士試験は、(財)電気工事士技術者試験セ ンターが行っている。一方、特監法は、特定ガス消費機器の設置又は変更の工 事の欠陥に係るガスによる災害の発生を防止するため、これらの工事の事業を 行う者の工事監督に関する義務を定めることを目的とされており、試験制度で はない。

(三村委員)

講習者が変動する理由は何か。

(事務局)

制度が始まった時に大勢受けており、その波が現在に至っている。 資料3の別表1~3にある収支計画等は、あくまで現時点での見込みであり、 平成14~17年度(NITE第1機中期目標期間)では黒字になるが、平成 14年度~19年度では収支が均衡する見込みで、本事業は利益がでない。

また、受講生は年によって大きく変動するので受講収入が大きく変動する一 方で、支出は固定的経費があるため変動幅が小さいという事情から赤字のでる 年がある。特に、初年度は、受講生の減少する年に当たっており、赤字になる ことを見込み済みであるので、赤字が発生したという理由だけで、評価点を悪 くするということはしないでいただきたい。

(3)業務方法書の変更について

NITE齋藤理事長から業務方法書の変更点及び変更理由について説明を行 い、承認された。

(高橋委員)

業務方法書変更案第19条の見出しにおいて「電気工事士法等の講習関係業 務」とされているが、特監法関連講習業務は読めないのではないか。

(NITE斎藤理事長)

「等」で読んでいる。

(4)平成13年度業務評価について

(4.1)実績評価の方法について

事務局から(1)の説明を行った。主な質疑応答は、(2)のとおり。

(1)事務局からの説明

・6月中旬に開催予定の分科会で最終評価をお願いする旨。

・評価の方法には「能動性」と「受動性」の2種類のものがあり、能動性 はAA~Dまでの5段階評価、受動性はA、Bの2段階評価である旨。

・質問、追加資料の提出、現場見学等の要望は知的基盤課へ申し出ていた だきたい旨。

・5月末までに評価とコメントを記入の上、知的基盤課まで提出してほし い旨。

・提出された評価とコメントは事務局が整理し、意見の大きく異なる部分 は両論併記とし、次回の分科会でご議論願う予定である旨。

・コストの妥当性に関する資料は決算の関係でまだできていないが、5月 中旬には送付する予定で、バイオ、化学、適評及び生活の4分野につい て評価をしていただくことになる旨。

(2)主な質疑応答

(馬場委員)

コストの妥当性に「その他」がないが、その他には標準化とかITセ キュリティといった重要な項目が含まれている。これでよいのか。

(事務局)

標準化は4分野に関係し、ITセキュリティは適評になるので、それぞ れの分野は「その他」を含んで評価願うことになる。

(前原委員)

コストの評価は、変動費で考えるのか、固定費を含むトータルコストで 考えるのか。

(事務局)

トータルコストで評価をしていただきたい。

(宮村委員)

各分野の業務実績の評価には、アウトプットの評価とプロセスの評価が あるが、今回の評価はどうするのか。

(事務局)

完全に切り分けることは困難だが、「国民に対して提供するサービスその 他業務の質の向上に関する事項」については何をやったかのアウトプット についてを中心に、「業務運営の効率化に関する事項」ではどれだけ効率的 にやったかのプロセスの評価を中心に評価していただきたい。

(冨田委員)

事務局の言うようにアウトプットとプロセスの評価を切り分けろと言わ れると評価がしにくい。

(事務局)

先ほども行ったように、完全に切り分けることは困難であるので冨田委 員の考え方でやっていただいてよい。 なお、コストは、「3.コストの妥当性」でお願いしたい。

(三村委員)

NITEの実績とは別に、第三者にNITEをどう評価しているかを聞 くといった第三者評価を加味して評価してもよいか。

(平澤分科会長)

広い評価をしてもよいと考える。

(4.2)NITEの平成13年度実績について

NITE齋藤理事長から平成13年度実績の全体説明を行い、資料5の 「13年度実績」の詳細説明を各部門の責任者が行った。主な質疑応答は、 次のとおり。

(宮村委員)

「基本理念」についての説明の中で、各分野の活動の関係はどういうふ うに整理されているか。例えば、人間生活福祉分野では、理念として国民 生活の安定があり、それを解決するためのテーマが複数あるが、これらを マップ(テーマの位置付けを示した地図)にし、その中でNITEの実績、 能力等を考慮し、NITEで行うものと民間で行うものに分けるといった ように、事業を実施する上での選択と集中があってしかるべきと考えるが。

(NITE斎藤理事長)

ご指摘のように、事業実施の段階で選択と集中のプロセスを経てテーマ 採択を行っていくのが当然である。現時点でもテーマ採択に当たっては、 この点を眼中に置きながら、テーマを実施してきているものの、まだ独法 になってまもないこともあり、本基本方針の下で事業が徹底しきれていな いものもある。

いずれにしても、本基本方針の下に、事業を実施するに当たっては、経 済産業省とも調整しながら、事業実施に当たりたい。

(高橋委員)

「支所の特化業務の明確化」の中で、東北支所の業務をゲノム解析に特 化した理由は何か。

(NITE菊池所長)

東北支所は、本部におけるバイオ機能のバックアップセンターとしての 位置付けである。

(平澤分科会長)

第1期中期目標期間中のバイオテクノロジー分野の目標人数を120名 前後としているが、本部とかずさの比率はどのくらいか。

(NITE菊池所長)

本部が2に対してかずさが1である。

(平澤分科会長)

本部にそのスペースがあるか。

(NITE吉田部長)

本部において、生活福祉部門の事業を実施する上で用いていた機械設備 が事業終了に伴い不用・廃棄されるものがあり、その空きスペースにバイ オの機械を入れることも考えている。

(冨田委員)

「参考資料5」について、黄色ブドウ球菌は12年度の成果ではなかっ たか。

(NITE菊池所長)

実験等は12年度に実施したが、最終取りまとめ、公開、登録が終了し たのが13年度である。

(冨田委員)

麹菌は、13年度当初計画になかったのに前倒しして実施したのはなぜ か。

(NITE菊池所長)

欧州で同種の研究が実施されており、NITEでゲノム解析を実施しな いと、特許戦略上で我が国が後手に回り、多額のライセンス料支払の問題 が発生するおそれがあり、産業界から前倒しの強い要望があったためであ る。

(馬場委員)

4件の特許は、具体的にどのようなものか。

(NITE菊池所長)

糸状菌(麹菌)関連(NITEと麹菌解析コンソーシアム共同出願)が 1件、コリネ菌関連(NITEと味の素との共同出願)が2件、放線菌

(NITEと北里研究所との共同)出願が1件の合計4件である。

(馬場委員)

ゲノム解析といっているが塩基配列の決定か。

(NITE菊池所長)

NITEのメインの仕事は塩基配列の決定であるが、共同研究先とは遺 伝子領域の特定まで一緒に実施している。

(冨田委員)

「既存化学物質安全性点検カード」のデータ整備が13年度約120件 の目標に対し、44件であるが中期目標達成は大丈夫か。 また、計画にないACGIH(米国)の文献データが約50物質データ 入力されているが、なぜ入力されるようになったのか。

(NITE獅山所長)

「既存化学物質安全性点検カード」のデータの取得は他の機関に依存し ている部分で入力が遅れているが、データを入手次第入力する予定である。 ACGIHのデータは、物質特性の信頼性が高く、ユーザーからのニー ズも高いのでデータを入力した。したがって、自前の情報だけでなく、産 業界のニーズを踏まえたデータ整備を行う等、計画の見直しも検討する必 要があると考えている。

(高橋委員)

「既存化学物質安全性点検カード」のところに「うち試験によるもの」 とあるが、NITEが再度試験をするということか。

(NITE獅山所長)

13年度以降データを整備しようとしているものは、既存化学物質の安 全性のデータのないもので、このうち重要な情報が入っていないものにつ いて、NITE自身でも試験を行い、整備していきたいと考えている。

(前原委員)

適合性評価については、多種・多様な技術に関する評価を行わなければ ならないが、NITEは外部のいろいろな専門家をうまく活用し、業務を 実施しており、組織として実にうまく行っていると思う。

(宮村委員)

標準化業務は、共同研究で外部機関をうまく活用しているが、今後とも テーマの設定及び共同研究を行うのにふさわしい相手の選定が重要。 製品安全業務は、事故になったデータの収集だけでなく、事故になる兆 しのデータの活用についても検討し、経済産業省の担当課とうまく連携す ることが重要。

また、今後は、介護サービスが日本の産業分野の大きなウエイトとなる ことが予想される。NITEの経営理念でも「経済社会の発展と国民生活 の安定」となっている。こういう中で、NITEは、今後必要となる高齢 者のデータを先取りし、新しい産業発展に寄与することで、生き甲斐を 持って活動してほしい。

(宮村委員)

評価表を電子媒体でもらえるか。

(事務局)

後日送付する。

(5)その他

事務局より本委員会が3月27日(水)に開催され、本日の審議結果が報告 される旨を説明した。

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