経済産業省
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独立行政法人評価委員会製品評価技術基盤機構分科会第5回 議事録

日時:平成14年6月12日(水)15時~18時
場所:経済産業省236共用会議室(経済産業省別館2階236室)

出席者

分科会長
平澤冷*(政策研究大学院大学政策研究科教授)
(*この表記は「にすい」になっていますが、正しくは「さんずい」です。)
高橋正俊(住友化学工業株式会社副社長)
冨田房男(北海道大学大学院農学研究科教授)
馬場錬成(科学ジャーナリスト)
前原郷治(社団法人日本鉄鋼連盟標準化センター事務局長)
宮村鐵夫(中央大学理工学部経営システム工学科教授)

関係者
齋藤紘一(独立行政法人製品評価技術基盤機構理事長)
茂木保一(独立行政法人製品評価技術基盤機構理事)
樋口敬一(独立行政法人製品評価技術基盤機構監事)
村瀬盛夫(独立行政法人製品評価技術基盤機構監事)
吉田雅彦(独立行政法人製品評価技術基盤機構企画管理部長)
菊池久(独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター所長)
獅山有邦(独立行政法人製品評価技術基盤機構化学物質管理センター所長)
中舘毅(独立行政法人製品評価技術基盤機構適合性評価センター所長)
所村利男(独立行政法人製品評価技術基盤機構生活・福祉技術センター所長)
倉谷太吉(独立行政法人製品評価技術基盤機構財務・会計課長)

事務局
武田貞生(経済産業大臣官房審議官(基準認証担当))
大下政司(経済産業省産業技術環境局基準認証政策課長)
小谷泰久(経済産業省産業技術環境局知的基盤課長)
ほか

議事

(1)前回議事録の確認について

前回議事録について確認が行われ承認された。

(2)財務諸表等について

NITE齋藤理事長から資料3並びに参考資料3-1及び参考資料3-2に 基づき説明が行われた。その際、

(1)NITEは、独立行政法人会計基準による決算を行っている。

(2)資本金が170億円あり、資本金の額が100億円以上の独立行政法人は 会計監査人の監査を受けることになっている。

(3)会計監査人の意見と併せて監事の監査意見を聞くということが求められて いる。

(4)今回の決算書について会計監査人からは特に指摘する事項はないという連 絡をもらっており、監事からも特に指摘する事項はないとの連絡をもらって いる。しかし、独立行政法人会計として初年度であり、会計監査人の間で報 告書に整合性をもたせたいとの会計監査人の意向であり、本日は、会計監査 人よりの正式な報告が添付されていない。

旨の説明が行われた。さらに、消費税について国税局等と、研修費積立金につ いて経済産業省・財務省との調整が必要で、この部分だけは未確定である旨の 説明が行われた。

次に、村瀬監事より「具体的監査の方法として理事会など重要会議への出席、 重要文書への立案関与、幹部職員からの定期的な業務報告聴取、主要支所への 訪問調査、期末監査に加え期中監査等を行った。そのほか、内部監査部門との 連携のほか、外部の監査法人との意見交換等をしばしば実施し、実質的な監査 は終了しており、財務諸表及び決算報告書は何ら問題がないことを確認してい る。」旨の報告が行われた。

その後、質疑・応答の後、消費税と研修費積立金について変更があった場合 は分科会長に処理を一任し、後日各委員に結果を報告することとし、承認され た。 主な、質疑・応答は、次のとおり。

(高橋委員)

キャッシュ・フロー計算書の「財務活動によるキャッシュ・フロー」の 「リース債務の返済による支出」について教えてほしい。

(NITE倉谷課長)

リース物件は通常支払リース料で支払っているが、独立行政法人は300万 円以上のものは買い取りのリ-ス資産として計上することになっており、その 関係による支払リース料の返済による支出である。

(平澤分科会長)

平成13年度の支出額のところで、業務経費、施設整備費等の区分けがある が、一般管理費が50%を超えており問題があると思うが、業務経費と一般管 理費のバランスについてコメントをしてほしい。

(NITE倉谷課長)

13年度の設立にあたり、業務経費と一般管理経費に分ける作業を行い、業 務経費は業務に特化した経費だけに限定し、人件費、光熱費等をすべて一般管 理費として予算化しました。損益計算書と同じ用語を使用しているので紛らわ しいですが、本資料はあくまで予算書ベースの科目区分となっています。

(平澤分科会長)

業務にたずさわった人の人件費は業務の中に入れてよいのではという気がし ます。

(NITE齋藤理事長)

予算書ベースで整理すると先ほどのような表になり、損益計算書等では企画 管理部門と支部の管理的部門の費用だけを一般管理費とし、そのほかを業務費 としています。

(事務局)

この分科会で審議していただくのは損益計算書等の財務諸表であり、今議論 となっている予算書ベースの収入額と支出額は参考的扱いです。収入と支出の 表し方については、今後事務局とNITEで検討させていただきます。

(3)評価基準の変更について

事務局から資料4を基に評価基準の変更理由及び変更点について説明を行い、 承認された。

(4)平成13年度業務実績評価について評価表を基にした討論

(平澤分科会長)

資料5の実績、委員からのコメント等について、NITE側から補足するこ とがあれば最初に聞きたいと思います。

(NITE菊池所長)

業務運営の効率化の自動化設備等の導入における「薬剤の使用量がこれまで の1/2に削減されたのはこれまでのやり方が悪かったのではないか。」という コメントについてですが、塩基配列の読みとりに使用するシーケンサーは、 メーカーが指示した試薬の量を用いることになっていますが、NITEの使用 しているシーケンサーは最新型で感度が高く、使用量を少なくできるのではと 考え、最適条件を見つけ、試薬の使用量がメーカー指示量の1/2になったも のであり、新規の手法を自ら作り出したものです。

(NITE吉田部長)

参考資料3-1の3枚目の損益計算書では、先ほど議論のあった一般管理費 と業務費が経常費用の中で分かれており、87億8千万円の経常費用のうち一 般管理費は13%弱の比率で、民間の企業と比べてもほぼ同等のレベルになっ ています。

また、参考資料3-2で企画管理とある部分が会社でいう間接部門に相当し、 ここで使用している費用は人件費、減価償却費、機会費用などをトータルに考 えて11.5%となっていて、損益計算書の一般管理費とほぼ一致し、この 11.5%がNITEの経営管理上精査した間接コストと理解していただきた い。

(平澤分科会長)

そのほか、質問、ご意見のある方はございますか。

(高橋委員)

微生物の標準株収集ですが、手当たりしだいに集めるのか、何かねらいをつ けて集めるのかを教えてほしい。

(NITE菊池所長)

標準株は、専門家からなる業務推進委員会で「学問的に意味のある株」と 「産業上意味のある株」の一覧表を作成し、さらにこれに戦略的に収集する順 番を付けてもらい、これを基に現在順次収集しています。

(事務局)

三村委員は本日欠席ですが、質問が2点きているので紹介します。 一つは標準物質の関係で、「COMARに出席し、国内の意見を述べたとの記述 があるがどういう意見を述べたのか。」、もう一つは福祉用具の評価で、「色々な 評価手法の開発を行ったが、これが今後どういうふうに役に立っていくのか。」 という質問です。2点目の福祉用具の件は、参考資料1にあるように評価委員 会の鳥井委員からも同じ質問がでているので、この紹介を兼ねてNITEから回 答願います。

(NITE中舘所長)

COMARについて回答いたします。COMARはドイツのBAMに中央事務局 があり、現在標準物質の情報をディスクで供給している方式からインターネッ トに変更しようとしています。BAMは、システム構築に当たって一から入れ 直さなければいけないようなシステムを考えていますが、NITEは標準物質の総 合情報システム(RMinfo)を作っており、これはNISTとの2国間でデータ ベースのやり取りができるようになっています。このため、新しくシステムを 構築したときにデータを新しく入れ直す必要のないようにしてほしい旨の意見 を述べました。

もう一つは検索方法の問題で、NITEの方式は、物質名からでも入れるし、組 成からも入れるし、元素名からも入れるので、このような方式にしてほしい旨 の意見を述べました。

(NITE所村所長)

福祉関係についての質問について回答します。参考資料1に記載してあると おり、福祉用具は市場規模が小さく、一般の製品とは異なりコスト高となりま す。こういう背景の中で国は、製品の安全性などを確保するため標準化を推進 するという方針があります。これを受け、NITEは、テーマ選定や実施計画を審 議するために福祉用具・共用品評価検討委員会を設置しました。共用品を入れ たのは、福祉用具だけに限定するとコスト高になるためで、一般の人も使える 共用品として議論することとしたためです。メンバーは参考資料1の4ページ にあるとおりで、学識者、ユーザー、産業界等の人で構成されており、病院や リハビリセンター等でどういう問題が起きているか等を聞きながらテーマ選び をしています。

成果は、参考資料1の1ページに記載してあるとおり、製品安全協会のSG 基準への採用、標準情報(TR)として公表、JIS化、さらにISOへの提 案という形で活かされています。独立行政法人化後、具体的に行ったものは、 JIS3品目、TR1品目、SG基準4品目があります。ISOへは、エルボ クラッチという杖についてWGの日本の委員にNITEが収集したデータを持っ ていってもらい、WGに提案を行っています。

(平澤分科会長)

13年度実施分の成果は、「何社が使った」というところまではいってないで すね。

(NITE所村所長)

13年度分については、そのとおりです。成果の活用の選択肢は、業界が自 分達の基準にするか、JIS又はISOにする方法に分けられます。実際の方 法としては、NITEがテーマ選定をすると同時に福祉工業会も自分達で委員会を 設けて検討を行い、その結果をNITEの委員会にもってきたり、逆にNITEの 委員会の結果を持ち帰り自分達の委員会で検討してもらい、並行して検討しな がら決める方法をとっています。これらの検討が済み、例えば、SG基準と なった12年度以前のテーマについては、資料にあるとおりこれまで38社が 使っている。

(NITE退席、5分休憩)

(5)平成13年度業務実績評価の決定

NITEの平成13年度業務実績評価については、評価項目ごとに検討を行い、次 のとおりの評価とした。

(1)総合評価B

(2)コストの妥当性

・バイオテクノロジー分野コストパフォーマンスは良好

・化学物質管理分野コストパフォーマンスは良好

・適合性評価分野コストパフォーマンスは良好

・人間生活福祉分野コストパフォーマンスは良好

(3)実施状況及び手法の妥当性

A.バイオテクノロジー分野

・生物遺伝資源に係る情報等の提供業務(能動性)B

・生物遺伝資源に係る情報の高付加価値化業務及び遺伝子解析A ツールの開発業務(能動性)

B.化学物質管理分野

・化学物質総合管理情報の整備提供関係業務(能動性)A

・化学物質審査規制法関連業務(受動型)B

・化学物質管理促進法関連業務(受動型)B

・化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律関係B

業務(受動型)

C.適合性評価分野

・工業標準化法に基づく試験事業者認定関係業務(JNLA)及びB 計量法に基づく校正事業者認定関係業務(JCSS)(受動型)

・ダイオキシン類等極微量分析証明事業者等認定関係業務(受動型)B

・標準物質関係業務(受動型)B

・「製品安全4法等法律で規定された適合性評価機関の認定関係業B 務」、「工業標準化法(JNLAを除く。)、家庭用品品質表示法及 び計量法(JCSSを除く。)に基づく立入検査関係業務」、及び 「国際提携関係業務」(受動型)

D.人間生活福祉分野

・人間特性計測関係業務(能動型)B

・福祉用具評価関係業務(能動型)B

・製品安全関係業務(受動型)B

・鉱山保安法に基づく検定関係業務(受動型)B

E.その他業務

・標準化関係業務(能動型)B

・情報技術(IT)セキュリティ関係業務(受動型)A

・依頼試験評価業務(受動型)B

(4)業務運営の効率化に関する業務(能動型)B

・共同研究等外部機関との協力・連携の推進(能動型)B

・マネジメント上の改善(能動型)A (5)財務内容の改善に関する事項(能動型)B

備考:総合評価は3段階評価(A・B・C)、能動型は5段階評価(AA・A・ B・C・D)、受動型は3段階評価(A・B・C)である。

審議の内容は次のとおり。

1)全体議論

(平澤分科会長)

事前にこの資料の評価を行ったときは、受動型が2段階評価で、普通にやって いても、非常にがんばっても「A」という評価であったが、今回の評価基準の改 正に伴い3段階となったので、普通にやっていれば「B」で、非常にがんばれば 「A」となります。したがって、受動型の部分は、改めた基準で「A」とするか 「B」とするかを検討する必要があります。

それから、能動型の部分ですが、委員の中で評価にバラツキがある部分は、議 論したいと考えております。さらに、コメントの仕方については委員独自の考え で、独自の表現方法で記載いただいていますが、全体を取りまとめるという観点 から内容を損なわないようにしながら、表現形式を整えるという作業を今日の議 論の後行わせていただければと考えています。

これまでのところで何かご意見がありますでしょうか。

-特に発言なし。

2)実施状況及び手法の妥当性

○バイオテクノロジー分野

(1)「1.生物遺伝資源に係る情報等の提供業務」

(宮村委員)

13年度計画が960株に対して実績が1400株を収集したことを評価し た。

(冨田委員)

私は、目標が5万の生物遺伝資源の保存であるので、数のところは順調な進 捗状況という評価かと思います。

なお、これから先、どうやって、何を集めるかをもう少ししっかりと計画す ることを期待しております。

(平澤分科会長)

これは、ゲノム解析についても同じことが言え、評価委員会で鳥井委員が発 言していたように何メガ解析しますという量の達成よりも何をやるのかという ほうが重要です。株を集める場合もビジョンとか重要性とかを考えて計画を 作ってくださいというコメントは付けるべきだと思います。

なお、残りの4年間で5万集まりますか。

(冨田委員)

残り4年で5万は集まると思いますが質が重要です。

なお、13年度の実績欄に5万の目標を達成するためにこんな準備をしたと か、工夫をしたという記載をしてほしかったと思います。

(平澤分科会長)

以上の議論から、何を集めるかという質にかかる計画が重要であるというコ メントを付けることでよいでしょうか。

-異議なし。

(2)「2.生物遺伝資源に係る情報の高付加価値化業務及び3.遺伝子解析 ツールの開発業務」

(冨田委員)

黄色ブドウ球菌及び放線菌について早いペースで解析を終了したということ と内容がよかったこと、つまりLANCET及びPNASというインパクト ファクターが高いジャーナルに採用されたというところが高く評価できます。

(平澤分科会長)

選んだテーマがよかったことと行ったことの質がよかったことをコメントし、 今後とも質を重視することをコメントすることとします。

○化学物質管理分野

(1)「1.化学物質総合管理情報の整備提供関係業務」

(高橋委員)

私どもの会社では、提案がよければその時点で高い評価を行い、1年後に答 えを見ます。1年後にだめならだめですが、よければそこでもう一度良い評価 を行い、意欲付けを行うことを重視しています。研究ならば最初に種を考えれ ば5割り方できたようなものです。そういう意味でこういう地味な分野で、N EDOとの受託契約の中で化学物質総合管理政策研究会などの意向を踏まえた ことをやろうとしており、意欲やプランニングを高く評価してもよいのではと 思いました。

(事務局)

意欲やプランニングを評価したという部分ですが、ここでは事前評価ではな く事後評価を原則としており、結果がでたときに高い評価をしていただきたい というのが事務局の意見です。

(高橋委員)

ここは、事後評価で行うということであればそれに従います。

(宮村委員)

私は年度計画に対する比較で高く評価しました。

(平澤分科会長)

計画通り収集されたデータに対するホームページアクセスが1日平均で約1 万件、13年度累計で240万件に達しており、関連業界や団体等から高く評 価されていると考えてよく、質の面でも高く評価できます。 (2)「2.化学物質審査規制法関連業務」

(高橋委員)

我々ユーザからするとCAS番号を付けてくれているのですごくありがたく、 評価できます。

(平澤分科会長)

的確な業務が行われているということで、評価できる部分をコメントに書く ことにします。

(3)「3.化学物質管理促進法関連業務」

的確に業務が行われているということで特段の議論なし。

(4)「4.化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律関係業務」

的確に業務が行われているということで特段の議論なし。

○適合性評価分野

(1)「1.工業標準化法に基づく試験事業者認定関係業務

(JNLA)及び計 量法に基づく校正事業者認定関係業務

(JCSS)」

(前原委員)

ガイダンス文書、認定の手引き等関係文書を整備し、地道な仕事をきちっと 行っており、遅滞なく業務が行われています。

(2)「3.ダイオキシン類等極微量分析証明事業者等認定関係業務」

(前原委員)

ダイオキシンは、平成13年度の新規業務である。これは、従来の延長線の 認定業務であるが、新規であること、また技術的に難度の高い部分を多く含ん でおり、恐らく相当の業務負荷があったと推測され、そうした中で早期に立ち 上げたことを評価したい。

なお、13年度実績欄にはそのこと-苦労や難度-が何も書いていないのは、 残念である。

(冨田委員)

13年度実績欄に、システムを新しい発想のもとに組み立てたとか、システ ム組み立ての際こういう部分で困難に直面したがこういう工夫をして問題を解 決したといったようなことを具体的に書いてもらえれば評価できるようになる。

(3)「4.標準物質関係業務」

(前原委員)

日本で作った標準物質が世界で認められるためにはCOMAR登録が必要で、 極めて重要なことをしています。ただし、残念ながら、新規性とか格段にとい うことは言えないと考えています。

(4)「5.製品安全4法等法律で規定された適合性評価機関の認定関係業務、 6.工業標準化法(JNLAを除く。)、家庭用品品質表示法及び計量法(JC SSを除く。)に基づく立入検査関係業務、並びに7.国際提携関係業務」

(前原委員)

製品安全4法は、高い安全性が必要な家庭用生活用品が対象となっており、 極めて重要な業務と考えています。 ○人間生活福祉分野

(1)「1.人間特性計測関係業務」

(高橋委員)

見学の印象では、難しいことに挑戦していると思いました。

(事務局)

三村委員から「A」という評価が届いており、「500名に上る各世代の人間 計測が行われたことは、民間ではなかなかできないことである。このデーター の蓄積がこれからの高齢化社会の中で、福祉、生活のより快適な機器の開発に つながる重要な成果である。さらに今後のデーターの蓄積と新しい計測分野の 開発にも期待したい。」とのコメントがついております。

(宮村委員)

NITEが大量のデータを取ってそれを民間が相関関係を使って使用するこ とが考えられ、デジタルヒューマンという視点からするとパネラーをデジタル 化する際、動的なデータがないと相変わらず人間をパネラーに使った評価しか できないので重要である。

(平澤分科会長)

知的基盤整備特別委員会でこの件が議論されていると聞いていますが、どう いう議論になっていますか。

(事務局)

知的基盤整備特別委員会では、

・動態のデータは学術的には非常におもしろいが、実製品のどこに使われる のかがよくわからない。

・一方、NITEは現在実施しておらず、別の組織が実施している寸法の データは平成5年に取られて以降メンテナンスされていない状態で、繊維製品 のJISも平成5年のデータに基づいている。

・知的基盤としては、動態データのように研究開発、学術研究に必要なもの より、手間がかかり、技術的におもしろくなくても、寸法データのように産業 界において使われている大量のデータをしっかりと維持していく方が重要であ る。

というような議論がされています。

(宮村委員)

動態データのように研究開発の必要なものは、別の所でやるということです か。

(事務局)

研究開発プログラム等で予算を取ってやるべきだとの議論があります。

(平澤分科会長)

NITEのミッションとしては、産業界のニーズが特定できたら、それにつ いてのデータを集めるということでしょうか。

「質的内容に問題がない」という評価でいかがでしょう。

-異議なし。

(2)「2.福祉用具評価関係業務」

(宮村委員)

これがISOまでいって国際標準になれば高い評価ができますが、まだそこ までいっていないので、的確な業務が行われている状態と思います。

(前原委員)

ISOに関しては、例えば、子供用自転車ですが、日本人の子供とノルウ エーの子供を同じに扱えるかとか、世界の身体障害者の約6割が東アジアにい ますがISOはヨーロッパ中心です。したがって身体障害者に本当に役に立つ ISOにするには東アジアの基準を主体にする必要があります。そういう意味 でISO化は極めて重要なことです。

(3)「3.製品安全関係業務」

(宮村委員)

事故情報収集件数は増えていますが、クリッピングサービスを使って計画よ り増えたもので、自ら取材等をすることにより情報を集めて増やしたのでない ので、それほど評価できません。

(平澤分科会長)

私は待ち受けだけでなく、積極的にネットワークを広げる努力をしてほしい と思います。

(4)「4.鉱山保安法に基づく特定関係業務」

(平澤分科会長)

国内の炭坑が閉山したので業務が縮小していますが、法律に基づいているの で続いています。「的確な業務を行っている」でよいと思います。

○その他業務

(1)1.標準化関係業務

(宮村委員)

ISO規格として採用されれば非常に高い評価をしてもよいと思います。

(平澤分科会長)

ISOになることを期待するというコメントを付けることとします。

(2)「2.情報技術(IT)セキュリティ関係業務」

(前原委員)

国際的に整合した新しい制度の立ち上げを外部の能力を活用しつつ、限られ た人員で行っており高く評価できる。

(3)「3.依頼試験評価業務」

的確に業務が行われているということで特段の議論なし。

○業務運営の効率化に関する目標を達成するために取るべき措置

(1)「共同研究等外部機関との協力・連携の推進、情報化の推進、及び自動化 設備等の導入」

(冨田委員)

新しいプロトコルを取り替えてまで、新しいことをやっているということを 含め、良く考えていると思い高く評価しました。これはあまいかもしれません。

(2)「マネジメント上の改善」

(平澤分科会長)

業務分析に基づき業務展開の基本方向の議論を内部で積み上げて、職員の納 得づくで配置転換を含む業務運営の変革を実行していくという大変な努力をし たということは評価できます。

○財務内容の改善に関する事項

(冨田委員)

受託事業の収入が評価の目安になると思うが、それがどのくらいあれば高い 評価になるかがわからない。前年度からの伸び率は一つの指標となるが、それ を毎年続けたらおかしなことになる。受託事業が全体としてどれくらいあれば よいのかを検討する必要があると思う。

(平澤分科会長)

管理部門を減らしてコスト構造の改善をしているということがあるけれども、 「A」と評価できるほどのものかということがわからないということだと思い ます。

NITEがいろいろ努力していることは評価しますが、独法化した初年度で あり、独法化した効果等も考慮し、「順調な進捗状況である」と評価してはどう でしょうか。 -異議なし。

3)コストの妥当性

(馬場委員)

対前年比という比較がないとなかなかコストパフォーマンスというのは難し い。安易な言い方であるが真ん中でいいのでは。

(平澤分科会長)

アウトプットとしては、頑張って良い点をとったところと、それほどでもな いところが混在していたけれども、かけたお金が妥当かは判断できない。した がって、バイオテクノロジー分野、化学物質管理分野、適合性評価分野、人間 生活福祉分野のいずれもコストパフォーマンスは良好でよいでしょうか。

(冨田委員)

バイオに関しては、「業務コストが僅少でありアウトプット増大のため資本投 入が必要」であると思います。今までやってなかったことをやろうとしており、 しかもそれを中核に置こうとしているからです。NITEだけで決められるか わからないが、NITEが自主的にできるならやるべきです。

(馬場委員)

「コストパフォーマンスは良好」として後はコメントで残したらどうでしょ うか。

(冨田委員)

NITEは良くがんばっているけれども、更にもう少し頑張って欲しいとい う気持ちですので、コメントに記載してもらえばそれで結構です。

4)総合評価

(平澤分科会長)

いままでの議論を総合的に判断すると、「順調な進捗状況にある」という評価 になると思います。

(事務局)

総合評価の参考としてもう一つの委員限りの資料があります。これで計算す ると3.3となります。これはあくまでも参考で、これで機械的に評価を行っ てもらうつもりはありません。

(平澤分科会長)

「順調な進捗状況にある」という評価でよいと思いますがいかがでしょうか。

-異議なし。

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