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【60秒解説】 人工知能で製油所が変わる?

製油所の画像

囲碁の対局で、人間に完勝した人工知能(AI)。ゆくゆくは、このAIによって、安全で効率的な製油所が実現するかもしれません。

そもそも製油所とは?

日本は原油を海外から輸入していますが、これはそのままでは使えません。製油所で精製することで、原油は、ガソリンや灯油、軽油などになり、私たちの生活を支える貴重な物資となっています。この大事な製油所ですが、定期的な安全点検の際に、生産をストップしなければいけません。安全の確保はもちろん最優先なのですが、製油所の稼働率が低くなると生産性も悪くなってしまうのが悩みです。

データを比較して事故予測

そこで、いま、膨大な過去の点検・運転データをビッグデータとして集めています。これらの、過去のデータと現在のデータを比較することで、製油所の設備がどれだけ劣化しているか、データのなかに事故の兆候が見えてこないかの分析を進めています。温度や圧力などのデータに、異常の早期発見の手がかりが隠されているのです。

IoT技術やAIも視野に

こういった予測が実現できれば、定期的に製油所をストップしなくてもよくなるため、安全を確保しながら生産性も高めることができると期待されています。
将来的には、国内の製油所をIoT技術でつなぎ、さらにはAIがリアルタイムのデータを深く学習していくことで、予測精度が高まることも考えられます。そうなれば、人間の検査員が見つけられなかったような異常を、緊急事態が起こる前に、AIが素早く見つけるようになる日が来るのではないか、と考えています。

最終更新日:2016年3月17日
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