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【60秒解説】知っていますか? 「バイオ」と「ものづくり」の関係

実験風景の写真
© Spiber

バイオテクノロジーというと、農業や医療を思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろん、それらの分野でも画期的な成果を上げています。でもこれからは、工業、つまり“ものづくり”での活用も注目です。

関心を集めるバイオエコノミー

いま、バイオテクノロジーが生産などに貢献する市場はバイオエコノミーと呼ばれ、企業の関心を集めています。OECDはその加盟国における2030年のバイオ産業市場が全GDPの2.7%になると予測。その規模は約200 兆円です。なかでも、健康や農業と並んで見逃せないのが工業の分野。これが全体の39%を占めると考えられています。

生物を使えば超省エネ!

生物の機能を利用したものづくりのメリットの一つは、化学合成における高温・高圧プロセスを必要としないこと。常温・常圧プロセスでの生産が可能なため、超省エネを実現できます。だから、環境にもやさしいというわけです。

工業生産できなかったものが……

また、これまで工業的に生産できなかったものをつくれるという魅力もあります。例えばアルテミシニン(抗マラリア剤)という物質は、従来ヨモギから地道に抽出、精製するしかありませんでした。しかし現在は、バイオテクノロジーで別の生物の細胞をデザインし、効率的に大量生産できるようになっています。

“潜在的な生物機能”を引き出す

ゲノム情報の解析や編集などの分野で著しい技術革新が起こっている近年、これまで利用し得なかった“潜在的な生物機能”を引き出そうという動きも加速しています。バイオテクノロジーをいかに事業活動に取り入れるかが経営戦略の肝となるため、手続きの簡素化やリスク対応など産業利用を促進するための制度整備を進めていきます。

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最終更新日:2017年1月20日
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