経済産業省
文字サイズ変更
なるほどケミカル・ワンダータウン
タウンマップへ戻る タウンマップの使い方
化学の探検に出かけよう!お花屋さん 農作物を育てる殺虫剤
1.農作物を育てる殺虫剤 2. 健康を守る殺虫剤
3. 害虫ってなんだろう  
復習してみよう!クイズのコーナー (保護者・先生方へ)殺虫剤を安心して使うために

私たちが食べるおいしいお米や野菜は、虫たちにもやっぱりごちそうです。人間は農業を始めたときからずっと害虫とたたかってきました。

昔の虫退治

江戸時代にはイネにつくウンカという害虫のせいで、100万人近くの死者がでる大飢饉(ききん)もありました。そこでたんぼにくじらの油をながしてから、稲についているウンカをはらい落として窒息(ちっそく)死させました。しかし、くじらの油が高価なことから、一般的には神仏においのりするくらいでした。

化学合成された殺虫剤の誕生

化学的に合成された殺虫剤が開発され始めたのは1930年代からです。日本で使われるようになったのは第二次大戦後の1945年以降になります。そして除草剤や植物の病気を防ぐ薬もいっしょに使い、農業がとても楽になりました。

殺虫剤ってどうして効くの?

殺虫剤は虫のからだの働きを止めてしまいます。よく使われているピレスロイド系殺虫剤は虫の神経に作用します。脳からの命令が伝わらなくなり、運動神経がまひをおこして死んでしまいます。ピレスロイドはもともと天然のかとりせんこう(除虫菊と言われる植物の成分)を合成したものです。

もし殺虫剤がなかったら

殺虫剤だけでなく、除草剤(じょそうざい)、植物の病気を防ぐ薬などすべての薬を使わないで農作物をつくったらどうなるかを実験した結果があります。

お米は約3割くらいの減収
りんごやももはほぼ全滅
きゅうりやキャベツは6割くらいの減収
だいこんやなすは2割くらいの減収

(社団法人日本植物防疫協会「農業を使用しないで栽培した場合の病害虫等の被害に関する調査」(1993年)より)

このように殺虫剤などの農薬は農業になくてはならないものになっているのです。

博士のワンポイント

病害虫の退治方法がなかった時代には、日本では、江戸時代にウンカの発生により、イネが大きな被害を受け、多くの人が餓死(がし)したと記録があります。また、外国では1845年にアイルランドで主食であるジャガイモの疫病(えきびょう)が大発生し、悲惨な飢饉(ききん)が生じました。

前のページへ ページトップへ 次のページへ
サイトマップへ htmlバージョン電器屋トップへ
サイトマップへ HTMLバージョントップページへ 店頭へ戻る

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.