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審議会・研究会

グローバル産業金融研究会(第2回)  議事要旨


日時:19年2月5日(月)17:00~19:00

 

場所:経済産業省国際会議室(本館17階)

 

(アジアの産業金融基盤としての日本市場について)

○外国企業の上場促進は日本にとっても大きなメリットがある。しかし、日本市場は外国企業に対し上手くアピールできていない。このため、日本上場について外国企業は現実的な選択肢と考えていない。また、外国企業の実績がないため日本の法制面での課題が分かりづらいことも一因。

 

○かつて我が国企業の海外上場の目的は資金調達のみならずブランド戦略でもあった。つまり、日本市場の魅力向上という話も、日本でのプレゼンスを強調したい企業があれば、日本市場での上場を目指すのではないか。東証の魅力向上という視点は重要ではあるが、外国企業の日本における事業展開とブランド戦略という観点を見落として議論すべきではないか。

 

○香港市場の上場企業の多くは中国企業となっている。これは、香港において英語と中国語が使用可能であるという言語の利点に加え、税制面の利点が大きな理由。

一方、ASEAN諸国の企業が香港市場ではなく、ニューヨーク上場を行うのは、香港市場の流動性が低いことによる。

 

○生産-販売拠点に加え金融拠点の海外シフトは、将来的に本社機能の海外シフトを示唆する。こうした危機感から、本社機能に近い金融拠点を如何に日本に残すのかという点に問題意識を有している。

 

○アジア域内産業金融環境のハーモナイゼーションについて、格付機関が付与する格付のハーモナイゼーションも重要ではないか。

 

 

(その他)

○日本でBRICsファンドを販売したところ、即座に世界全体の販売額の3分の1程度が売れたことがある。我が国金融資産を活用し、アジアの成長や活力を取込むという点について、具体的な商品組成ができれば、日本の金融資産をアジアに振り向けることは可能ではないか。

もっとも、機関投資家は未だに安全志向の資金運用を行っており、機関投資家の動向が重要ではないか。

 

○高度金融人材育成について、高度な人材は熾烈な国際競争が行われている業界からのみ生まれてくるということを前提にすべき。

我が国企業の中でも、自動車業界や電機産業からは優秀な人材が育っている。勉強をしたからといって高度な人材が輩出されるとは限らないのではないか。競争にさらされていない業界からは高度な人材は輩出されない。

 

以上


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