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  • 卸売業

事例ピックアップ
業務の見直しとシステムの刷新で、効率化とITコストのスリム化を実現
〜荒川産業株式会社〜


  • ネットワークの再構築と基幹システムの刷新でITコストを年額216万円の削減に成功
  • 全社で利用できるシステムに刷新したことで作業効率がアップ

プロフィール

写真
企業情報
  • 企業名 : 荒川産業株式会社
  • 所在地 : 福島県喜多方市字屋敷免3960
  • 資本金 : 2,200万円
  • 従業員数 : 75人
  • URLhttp://www.amarc.co.jp/
業種

鉄・非鉄金属スクラップ卸売業

導入目的

・IT投資額の削減のため
・全事業部のデータを一括で管理し、業務の効率化を図るため

企業概要

同社は百数年にわたり、資源のリサイクルに取り組んできました。荒川産業グループとして、自治体や排出事業者、同業者とネットワークを構築し、地域をあげての総合的な環境事業を推進しています。リサイクルのプロとして、ノウハウを持たない自治体へのアドバイス等も行っています。
また、他社に先駆けてリサイクル資料室「くるりんこ」や24時間365日、資源ゴミを受け付ける「故紙コンテナパーク」を開設し、地域における環境問題の啓蒙活動やリサイクル率の向上に努めております。 全社一丸となり、「環境サポート企業」として、豊かな社会づくりへの貢献を続けています。

導入の背景と目的

会津地区5事業所での鉄・非鉄スクラップ加工業を軸として、一般廃棄物・産業廃棄物の収集運搬、中間処理などの業務のほか、建物や構築物の解体・移動・運搬据付を行う工事部門を持ち、更に関連会社では、中古自動車の解体部品販売、買取を行っています。
各事業部で管理したいデータが異なるため、基幹システムを利用できない事業部は個々に市販のパッケージシステムで対応していましたが、顧客からは速やかな対応を求められて、業務効率化とスピードアップを図り、全社員が同じレベルで業務が行えるようにしなければならないという課題が明確になってきました。そのためにはITは必要不可欠なツールであり、全社で利用できる新システムを導入し、顧客の対応やスキルの向上に役立つことを目標としました。また、これを機にITにかかるコストも見直すことにしました。

IT化の概要

□基幹システムの刷新
システムを新たに構築する上で、最初に個別に購入して活用しているシステムとExcelで管理している業務の中から、基幹システムに組み込むべき機能と現状業務にそぐわない廃止すべき機能を精査しました。また、グループ企業の業務内容の調査も行い、基幹システムでグループ企業のデータ管理を行える仕組みを構築しました。基幹システム以外にも情報共有が行えるようグループウェアの利用を開始しました。社員全員がシステムを利用できるよう業務の平準化とルール作りを行い、社員には操作方法や活用の仕方など、ITリテラシ向上のための勉強会を開催しています。
□ネットワークの再構築
同社は各事業部より遠隔で基幹システムを利用するにあたり、インターネットVPN(IPSec)で事業部間を接続しており、固定費が月額24万円と高額でした。ネットワークの利用状況を調査した結果、安価なサービスでも業務に支障がないことを確認した上で、IPSecの廃止と全事業部でそれぞれに契約していたプロバイダ契約を解約し、本社を中心としたスター型に再構築しました。

IT経営推進における取組み

経営サイドから一方的にIT経営を推進するのではなく、自分たちも参画しているのだと言う意識を待たせるため、現場からのニーズを吸い上げるようにしました。また、業務の異なる事業部とグループ企業の調整をITコーディネータに協力してもらい、社員にシステム構築と運用に対しての理解と協力を得ることができました。

導入効果

新システムの導入に当たりコストを出来るだけ抑えるために、システムだけでなくネットワークの見直しを行ったことで保守費用:年額60万円、通信費用(固定費のみ):年額156万円と大幅なコストカットに成功しました。
各事業部でバラバラに管理していたデータを一括して管理したことや、基幹システムと会計システムとで相互にデータ連携ができるようにしたことで、煩雑だった業務が短時間で行えるようになりました。
また、基幹システムやグループウェアを利用したことが社員のITリテラシの向上に繋がり、情報を共有できたことで社内のコミュニケーションがスムーズになりました。
今後は更にITを活用しながら、円滑なコミュニケーションによる組織力の向上を図り、グループ企業を含め、全社一丸となって利益を生む体制の確立を次なる課題として確認できました。

IT経営推進を支援した方々

ITコーディネータ: 我妻 くるみ