印刷する


  • サービス業

事例ピックアップ
IT活用でキャツシュフローが大幅な改善。サービス内容の強化で顧客満足度向上へ
〜有限会社大宮工機〜


  • ICタグによる商品管理の充実と稼働管理の構築
  • 商品の適切な稼働管理と仕入れが実現しキャツシュフローが大幅に改善

プロフィール

写真
企業情報
  • 企業名 : 有限会社大宮工機
  • 所在地 : 沖縄県島尻郡南風原町字宮平631番地
  • 資本金 : 1,500万円
  • 従業員数 : 25人
  • URLhttp://www.ohmiyakouki.com/
業種

建設機械器具賃貸業

導入目的

利益・財務体質強化、業務効率向上

企業概要

大宮工機は、建設現場などから発生する濁水を処理する技術など、環境に負担の少ない商品を取り揃えています。各現場に応じた企画の提案やオリジナル商品の開発など、数多くの実績があり、沖縄の美しい海や川の保全に貢献しています。同社の顧客層は大型公共工事現場よりは民間の建設現場が主で、レンタル商品も高価な大型建機よりは比較的価格の安い多種多様な小型建機・器具となっています。

導入の目的と背景

□商品管理を徹底して環境保全に対応
バブルが崩壊し、建設業界に陰りが見え始めた頃、沖縄地域は乱開発の結果、赤土流出で海が汚れる等、自然破壊が始まりました。沖縄県は赤土等流出防止条例を制定する等、環境保全対策に乗り出しました。
同社は、環境にやさしい商品の充実と環境保全事業の拡充に向けて、収益を確保し、向上させるには、保有するレンタル資産の有効活用が重要であり、そのためには、現在の商品管理に加えて機器単品別管理を実施し、単品別の稼働管理が行えるようにして、遊休化している機器を把握できるシステムに改める必要がありました。これを解決するためIT施策として「ICタグによる商品管理の充実と稼働管理の構築」を最優先に進めました。

IT化の概要

□ICタグによる商品管理
同社の顧客層は、大型公共工事現場ではなく民間の建設現場が主で、レンタル商品も高価な大型建機ではなく比較的価格の安い多種多様な小型建機・器具です。そのため収益を上げるには商品の回転率を上げることが重要なポイントとなります。
創業者より事業承継した新経営陣は、承継当初より「身の丈にあったIT活用」をモットーに、レンタル管理システムによる基幹業務の効率化などに努めてきました。
CTI導入による顧客サービス向上・業務効率化、GPS・GIS活用による配送の効率化、モバイル端末(携帯電話)活用、文書管理、ペーパレス・FAX等、できるだけお金をかけずに、ありとあらゆる業務でITを活用しています。
今回IT経営に向けてITコーディネータ指導の下、IT戦略を策定し、ICタグによる商品管理の充実と稼働管理の構築を進め、レンタル商品管理、レンタル業務の高度化を達成できました。
IT以外の活動として「戦略化商品の推進(自社開発の濁水処理装置)」「エコアクション21等による環境経営への取組み」を合わせて実施しました。

IT経営推進における取組み

沖縄県産業振興公社では10年前から中小企業のIT経営促進を支援する事業を展開しています。同社は平成20年度に同公社の「IT活用経営戦略支援事業」に応募し採択され、ITコーディネータ指導の下、経営戦略・IT戦略策定を行いました。IT戦略に基づくIT投資に際しては、同年度実施されていた経済産業省のIT経営応援隊の支援事業に応募採択され、同じくITコーディネータ支援の下、ICタグ活用システムの資源調達(RFI作業、RFP作成等)を行いました。

導入効果

□キャツシュフローの大幅な改善
従来約2千万円だったキャツシュフローが現在約1億円と大幅に改善しました。同社のレンタル商品は建設機械・器具で比較的高価な資産です。ICタグ活用により、商品の単品管理が可能となり、その結果、商品の適切な稼働管理と仕入れができるようになり、キャツシュフローが大幅に改善されました。
□その他の改善
キャツシュフローの大幅な改善により従業員の雇用確保ができ、サービス内容の強化と顧客満足度向上につながりました。また、返却された商品の清掃等に障害者を雇用・活用することにより、地域での同社への評価が高まりました。
その他、レンタルQ(品質)C(コスト)T(リードタイム)が向上、業務プロセスの改善、戦略化商品の推進にもつながっています。

IT経営推進を支援した方々

平良 弘(ITコーディネータ)
兼次 日出男(中小企業診断士)
有限会社IT通信(ITベンダ)
財団法人沖縄県産業振興公社(中小企業支援機構)