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クロスエッジ

会社概要

  • 社名:有限会社クロスエッジ
  • 本社所在地:東京都目黒区目黒2-11-19目黒グリーンランドビル1F
  • 電話:050-3335-6295
  • 代表者:渡邊 真典
  • 設立年月日:2003年5月8日
  • 資本金:1,000,000円
  • 従業員:2名
  • 事業概要:伝統工芸をベースとしたものづくりとその販売。及び商品開発・カタログ製作などの請負業務。

会社HP

本事例についてのお問合せ先

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御社のこれまでのお取組について教えて下さい。

「YOnoBI」というオリジナルブランドで商品の製作・販売を行っています。各メーカーに型やデザインを提示して生産をしてもらうので、OEM形式に近いです。また、他メーカーへのデザイン提供や商品・ブランドのプロデュース、カタログ製作も行っています。売上げの比率は、自社製品販売収入とその他事業収入が6:4ぐらいの割合でしょうか。その他事業の利益で自社製品事業の運転費用をまかなっている状況です。

私(代表の渡邊氏)は、独立前はインテリア雑誌の編集を行っていました。和をテーマにした特集を組んだ際に、伝統的工芸品に興味を持ったことが事業のきっかけです。2003年の独立当時から海外展開を意識しており、「用の美」をテーマに売り出していこうと考えていました。

一番最初に出展した展示会は、毎年6月に東京ビッグサイトで開かれているインテリアライフスタイルでした。また、これまで、ドイツのアンビエンテ、インテリアライフスタイルチャイナ(間接出展)等、海外の展示会に出展してきましたが、国内展示会とも連動していきたいと考えています。昨年からIFFT(インテリアライフスタイルリビング)にも出展するようになり、ようやく国内外の展示会がバランスよく揃ったと考えています。

商品開発や産地・メーカーとの関係について教えて下さい。

当社では、既存商品のセレクトではなく、あくまで「YOnoBI」としてのオリジナル商品を作ってもらっています。お願いするメーカーは、自分で探すか、講演等で知り合った方々です。メーカーは一本釣りでお願いしているので、組合との軋轢が生まれたことはありません。

製品はすべて当社で買い取っています。商品開発のための費用も当社持ちです。例えば山形鋳物のオリジナル商品には大小の型150万円以上がかかっています。メーカーにはできるだけリスクを負わせないという方針で行っています。

最近は組合単位での仕事の依頼はほとんど受けていません。組合として何をしたいのか、どこを目指しているのか分かりにくい場合が多く、受けにくいということがあります。同じ産地と言っても、組合員のやる気・テイストも様々です。組合でブランドを作っているところもありますが、個々のメーカーのテイストが統一されているとも言い難く、成功しているとは思えません。組合は、ある意味悪平等だし、また力関係からか、組合員に情報が共有されていないことがあると思います。

高岡市は、能作をはじめ、それなりの結果、成果を残していると思います。百貨店問屋と上手に付き合いつつ、直接ショップに卸すことも始めており、若手も頑張っています。富山県や高岡市の行政も支援に積極的だと思います。

今後は陶磁器の新製品も作りたいと考えていますが、安い商品との差別化が難しいです。一方、陶磁器はある程度量産が可能であるところがメリットではあります。

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御社の体制について教えて下さい。

人員は2名です。プロジェクト毎に外部人材とチームを組んでいます。海外の展示会に出展する際は、通訳は毎年同じ人に依頼しています。それにより、通訳の方に当社の商品に詳しくなってもらうことができ、効率が良いです。

また、海外の展示会後のお客とのやり取りは、以前は外部の人脈に依頼していましたが、現在は自分で行っています。つたない英語でメールのやりとりを行っていますが、自分で行うことで、相手の要求していることも徐々に見えるようになってきました。

JAPAN STYLEの取組を含め、御社の海外展開の状況について教えて下さい。

03年に会社を立ち上げてから、05年にアンビエンテに初出展しました。また、JETROを通じてメゾン・エ・オブジェにも出展(06年、07年)しましたが、2年目のブースの場所が思わしくなく、ホール責任者に相談しましたが受け入れられなかったので、それ以降、メゾン・エ・オブジェへの出展は行わなくなりました。その後、アンビエンテを主催するメッセ・フランクフルトの日本法人であるメサゴ・メッセフランクフルトから、アンビエンテでJAPANSTYLEを一緒に立ち上げようという話があったので、アンビエンテに一本化し、13年で5年目の出展になります。

JAPAN STYLEは日本のメサゴ・メッセフランクフルトが仕切っています。場所代については、各出展者が直接フランクフルトの本社に支払っています。コンセプト作りは私(渡邊氏)とTIME&STYLEの吉田氏の二人で行っています。参加者については、少なくても良いから、コンセプトを崩さないことを第一にして選んでいます。

なぜ欧州市場をターゲットとしているのでしょうか。

日本の工芸品は普遍的に評価されて然るべきと考えています。このため、一番評価されることが難しい欧州の展示会に出展しています。ここで評価されれば、おのずと他国に広がっていくものと考えています。

欧州では今まで条件に合う代理店との出会いがなかなかありませんでした。代理店であればどこでもいいというわけではなく、リスクの共有(商品買取等)、本気で売り込もうという熱意、実績、商品を勉強してくれる意思を兼ね備えていなければなりません。

しかし、13年のアンビエンテの出展では、良い代理店との出会いがありました。ルクセンブルクに本社があり、ホテルやレストランを中心に比較的高級な商品を探しており、代理店契約を進めています。ルクセンブルク、ベルギー、フランスにおける独占販売契約になりそうです。また、UAEのドバイにおいても代理店からオファーがあり、進めているところです。

また、中国ですが、インテリアライフスタイルチャイナは中国の代理店に任せました。代理店はデザイナーや建築家向けのショールームも上海郊外で運営しており、その一画に「YOnoBI」の商品も展示しています。この代理店はインテリアライフスタイルチャイナ主催者からの紹介で、中国の雑誌社と安田怜美氏が提携した合弁企業です。安田氏は20年以上中国におり、日本の工芸品の行く末を以前から案じていた人物です。岩手の出身であり、自らも南部鉄器を購入して販売しています。ショールーム運営というリスクも担ってもらっており、信頼できると考えました。

海外展開においては、「人材」が重要という点は間違いありません。JAPAN STYLEでもハード面だけではなく、ソフト面(人材や代理店・ショップのリスト等)も支援する必要があると話し合っています。しかし、リストを作るのは簡単ですが、各出展者の需要はそれぞれ違うので、それをどう活用していくかというのが難しい課題です。

アンビエンテでは事前営業はしていますか。

メサゴ・メッセフランクフルトには、彼らのバイヤー名簿に基づいて、案内を周知して貰っています。また、過去に名刺をもらった人には毎年案内を出しています。ただ、費用や労力の面から、事前に直接営業を行うことまではできていません。

出展資金はどの位かかりますか。

アンビエンテのJAPAN STYLEに出展する場合、原則9㎡で、場所代は25~30万円、パッケージブース料金が30万円程度、展示台などブース装飾で15万円程度、旅費・宿泊費(1人)で30万円程度、通訳代で20万円程度、現地倉庫代及び商品補充で年10~15万円なので、全体で130~140万円です。

貿易関係の業務はどのように対応していますか。

アンビエンテで展示する商品の貿易関係の手続きについては、外注(日新に依頼)しており、問題ありません。現地の倉庫管理や、現地で販売しても良いように税金の支払い等もお願いしています。商品の輸出については相手の要望によってまちまちです。

国内での販路開拓の状況はいかがでしょうか。

基本的には卸経由で小売店に流しています。大半の商品は手作りなので、数を作ってもコストは下がりません。今後は利益率を高めるため、直販事業を予定しています。海外展開といっても、まだそれほど実績を上げているわけではないので、国内の営業にプラスになっているという実感はありませんが、今後、直販事業を進めた際にプラスになってくれるのではないかと期待しています。

また昨年、高島屋と組んでメイド・イン・ジャパンのカタログを作りました。当初は商品セレクトだけの予定でしたが、既存の問屋が及び腰だったため、当社が問屋業務も行いました。しかし、百貨店側も苦しく、昔のように産地を育てようという気持ちは薄いです。結局、このカタログは2回限りになってしまいました。

ありがとうございました。

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2014年9月29日
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