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株式会社デザイニウム

会社概要

・ 社名:株式会社デザイニウム
・ 本社所在地:〒965-0878 福島県会津若松市中町1-40 イワタビル5F
  TEL・FAX 050-3417-1827
・ 代表者:代表取締役 前田 諭志
・ 設立:2005年(平成17年)
・ 資本金:400万円
・ 従業員:16名
・ 事業概要:ウェブサイト構築、アプリケーション開発等

会社HP

本事例についてのお問合せ先

 東京事務所 秦
 Tel:050-3417-1827
  mail:contact_dsn@thedesignium.com


  

御社の成り立ち、事業概要について教えてください。

 当社は会津大学の出身者が集まって起業した会社です。会津若松市はIT人材の育成に力を入れており、創業メンバーも学生時代からCGの作成等を行っていました。会社を起ち上げるにあたって、CGだけではなくWebサイトの構築やアプリケーションの開発等の事業内容に盛り込み、現在に至ります。最近では、サイネージ分野にも力を入れています。
 

昨年のMaker Fair2013にセンサーを組み込んだ木刀を出展する等、IT分野以外への展開も始められたようですが、きっかけと現在の状況を教えていただけますか。

 インタラクティブなコンテンツ開発を目指して、モーションセンサーなど各種センサーデバイスを活用した表現に取り組んでいたのですが、進めていくうちに画面の中だけでの表現には限界があると感じるようになりました。
 モーションコントロールで体の動きと映像を連動することは出来るのですが、これでは人間の五感のうちのほんの一部にしか訴えられないと思います。これを何とかもっと面白くできないかと、ハード(モノ)と連携したコンテンツを考えていくようになりました。
 Maker Fair2013に出展した木刀(Samuration)は、脳波のデータを取得し、木刀を持った人の集中度を光という形で木刀に表現するものです。木刀が光った(集中している)状態でスクリーンに向かって振り下ろすと、映像に映し出された竹が切れるようになります。逆に光っていない(集中していない)まま振り下ろすと、竹は切れずに弾き返されます。
 会場では子供達の反応も良く、ハードと連携したサイネージ、モーションコントロールの可能性を感じられました。

(Samuration)

 

「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金(平成24年度補正予算事業)」も活用し、伝統玩具のリデザインプロジェクトも進められているようですが、どのようなプロジェクトなのでしょうか。

 会津には、赤べこや起き上がり小法師といった伝統玩具、民芸品が数多くあります。当社は起業以来ずっと会津に本社を置いておりますし、古くからある伝統玩具等を通じて、地元の活性化、価値の再発見を図ることはできないかと考えていました。
 このように考えている中で、会津若松市から「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」の情報を教えていただきました。商品開発には、Try and Errorが必要ですが、その分コストがかかります。補助金を活用することにより、より良い方法で商品開発が出来るのではと思い、応募し、そして採択されました。
 このプロジェクトでは、会津の伝統玩具の高付加価値化を目指すために、当社の強みであるアプリケーション開発等のIT分野と連動した商品開発を進めています。まだ第一フェーズの開発が終わった程度ですが、例えば、伝統玩具の底面に静電インキを塗布してiPad等の画面上で動かして楽しむことが出来るアプリを開発してみました。地図の上で赤べこを動かすと名所の案内や民話が流れるようにしたり、起き上がり小法師による占いアプリが始まるようになっています。これは、既存の伝統玩具に一手間を加えるだけで使えるように開発していますので、展開がしやすいかなと考えています。
 補助金を活用することによって、試作に必要な原材料費や専門家から意見を聴く費用にも余裕が生まれました。当社資金だけでは難しかったかもしれないTry and Errorを試すことが出来たと思います。
 今後は、伝統玩具の中に基盤を埋め込んで表現の幅を増やすことや、クラウドも活用して伝統玩具をコミュニケーションツールにできないかとも考えています。

(アンビエント・トイ 起き上がり小法師・天神人形)

 

「アンビエント・トイ」を進めていくにあたって、会津若松の事業者・職人とはどのような連携を取られているのでしょうか。

 当社は会津若松の企業として、地元にもメリットがある形で事業展開を進めていきたいという気持ちがあります。商品の試作開発にあたっても、職人や組合と意見を交換しながら進めています。
 会津の人たちは伝統を大事にしながらも、新しいものを積極的に受け入れる柔軟性があります。当社が持ち込んだアイディアについても、面白そうだと前向きに話を聴いてくれます。
 ただ、「面白そう」だけではビジネスになりません。このプロジェクトを今後具体化するにあたっては、単に面白いだけではなく、地元にもメリットが見える形で提案していく必要があります。
 

地元である会津若松と密着した事業展開を進めているように感じられます。会津若松の企業として、地域とどのような関係を築いていくのか、お考えはありますか。

 会津若松発のベンチャー企業として、どのように地域の資産を活用しながら、地域に還元できるかを考えていきたいと思っています。「アンビエント・トイ」の他にも、地元の酒造組合と連携して日本酒検定アプリ等を開発してきました。東日本大震災以降は、会津大学、会津若松市とも協力して、IT人材の育成も進めています。
 これまでも会津大学からインターンを受け入れていたのですが、それだけでは効果が限定的です。地域のためを考えると、当社以外でも働ける場を見つけられる人材を増やしていく必要があると思います。また、そのような人材が増えることにより、これまでになかったアイディアが会津から生まれてくるのではないでしょうか。
 「アンビエント・トイ」等を通じて会津が活性化するきっかけを作りたいと思っています。また、地域の課題には、共通したものが数多くあります。会津で成功例が出来ると、それを他の地域にも伝統工芸の高付加価値化の横展開が出来るのではと思っています。将来的には、「アンビエント・トイ」の成果を他の地域の伝統玩具、民芸品にも広めていきたいと考えています。
 

今後の展望をお聞かせください。

 試作開発した「アンビエント・トイ」をどのように事業展開していくか、それをどのように地元にもメリットがある形で仕上げていくか、更に面白いコンテンツとならないか検討していきます。ゆくゆくは、海外の方にも売り出しているようなものにしていきたいです。
  また、「アンビエント•トイ」に限らず、技術のユニークな活用法を模索するために「Tokyo Motion Control Network」が有志で結成されました。新しい技術を使って、インタラクティブな表現技法の幅を広げていきたいと考えています。

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2014年3月31日
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