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Doki Japanese Tableware

会社概要

  • Doki Japanese Tableware
  • 本社所在地:イギリス(ロンドン郊外) 207 High Road, Harrow Weald Middlesex HA3 5EE
  • TEL. 020 8861 4277 E-mail. sales@dokiltd.co.uk
  • 事業概要:日本製の陶磁器等の販売
     

会社HP

本事例についての問い合わせ先

 メール:sales@dokiltd.co.uk


 

この場所で小売店舗を開業したいきさつを教えてください。

 20年ほど前、この近くに日系企業のスーパー「ヤオハン」があり、当初はその店舗内で茶碗を中心とする食器を販売する専門店として出店していました。ところがヤオハンが倒産してしまいましたので、ヤオハンがあった近くの場所に路面単独店としてビジネスを開始しました。
 

単独店としてビジネスを始めた理由を教えてください。

 英国全体で5万人、ロンドンにそのうち3万人いるといわれる、永住権を持った日本人の方が多くいるということと、日本食の認知と評価が上がってきたことから、需要はあるだろうと考え、店舗運営を開始しました。実際現在のお客様は8割がイギリス人、2割が日本人です。
 

取扱商品について教えてください。

 当店は美濃、有田などの陶器、北陸の漆器を扱っています。取扱点数で最も多いのは茶碗です。これら陶器、漆器の産地には専門問屋があり、そこから仕入れています。取り扱っている商品は99%日本製です。日本の産地メーカーが中国やアジアで製造している製品もほとんど扱っておりません。これは日本の美濃や有田などの産地の製造技術を安定させるのに長い年月が必要だったように、中国やアジア諸国での製造技術は高まってきてはいるものの、まだまだ日本の品質には届かないからです。また当店は、陶器や漆器の産地といった地場産業の活性化にも貢献したいという考えがあるため、日本からの仕入れにこだわっています。
 

イギリスは日本と食文化が異なり、食器に対するニーズも違うと思います。どのように商品の選定をしていますか。

 まずメーカーのカタログが年に数回でます。これは新商品中心のカタログです。これを小売や問屋の方々が見ます。次に売れそうなものを選び、これをサンプルとして注文し、試し売りをします。試し売りで売れ筋を把握し、商品を絞り込み、発注をします。最終的に売れそうなものだけを発注しているため、これがメーカーにとっての「売れ筋情報」となるわけです。
だからと言っても、全ての商品が売れるわけではなく、予測が外れることもあります。しかしこれは当店が負うべきリスクであり、これを避けていては当店も真剣にビジネスには取り組めませんし、メーカーも生き残ることができません。
 

現在御社が抱えている問題はありますか。

 現在、日本に商品を発注してから、船便で当店に届くまで6週間かかります。以前は4週間であったのですが、2週間も遅くなっています。これは、エコロジーの観点から配送にかかるエネルギーを省力化しているということにも起因していますが、最大の要因は、船便が東南アジアなどアセアン諸国の需要が増えた一方、ヨーロッパ向けの需要が減り、便数が減ったことにあります。これにより在庫コントロールが難しくなりました。発注した商品が届く前に次の発注をしないと商売にならない。販売機会のロスと在庫管理が非常に難しくなってきたということです。これに加えて配送にかかるコストが上がりました。
 

海外から日本の陶磁器の業界をご覧になっていて、どのようなことを感じていますか。

 当店は和食器を仕入れて販売する、それも良いものを一つで多く売ることを事業の目的としています。この目的からすると、商品の供給元である日本のメーカーの技術が消滅してしまっては事業が成り立たないことになります。
日本の陶磁器業界は非常に厳しい状況にあることは認識しています。これはこれまでの商習慣に負う部分が大きいと思います。その最たる例が手形決済、それも支払いサイトがはっきりしない中で製品を作り続け、資金回収が間に合わずメーカーが倒産し、続いて問屋が倒産と連鎖して倒産してしまうという悪い商取引習慣です。このような状況では、陶磁器産業で働いてみたいという若い人も出てくるわけはなく、技術が継承されず、結果的に産業は衰退していくのは目に見えています。
 そのため、行政などの第三者が主導してこれら商習慣、サプライチェーンを管理、指導していく必要があると考えています。製造から販売までの業務フローの1つ1つにどんな問題があり、どうすれば製品がスムーズに流れるようになるのかを指摘し、解決する方法があるのかを考えていく必要があると考えています。


 

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6794

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6794

最終更新日:2015年6月8日
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