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株式会社二上

会社概要

  • 社名:株式会社 二上、ブランド名「FUTAGAMI」
  • 本社所在地:〒933-0951 富山県高岡市長慶寺1000
    電話:0766-23-8531 FAX:0766-26-5614
  • 代表者:二上 利博
  • 創業:明治30年
  • 資本金:1,000万円
  • 事業概要:真鍮・青銅等銅合金・錫製品といった鋳物の企画・鋳造

会社HP

本事例についてのお問合せ先


左から「ペーパーウェイト」、「鋳肌テープカッター」、「鋳肌デスクランプ」


奥「鋳肌テープカッター」、手前「文具トレイ」


企画展の模様

御社では従来の仏具製造に加えて、近年、生活用品の製造に取り組まれていますが、そのきっかけについて教えてください。

当社はもともと浄土真宗の設えに特化して鋳物の仏具製造を行っていました。しかし、核家族化や寺離れといった状況が進行して行く中で、仏具の需要が減り、生産量が落ち込んでいきました。また、従来の販路は全て問屋を通しておりました。

そのような中で、最初は何から手を付けたら良いか、全く分からない状況でした。そこで、08年頃に、富山県総合デザインセンターに相談しつつ、同センターが行っていたワークショップのお手伝いをしたところ、デザイナーの大治将典氏と出会い、栓抜きを開発したことが転機となりました。大治氏とは現在まで付き合いが続いています。

その栓抜きに加え、フックや鍋敷きを開発し、それをもって09年6月のインテリアライフスタイル展に出展しました。そこでは初出展ながら、「オールアバウトスタイルストアアワード」という賞を受賞したことで、当社の認知度の向上に繋がったと思います。

 

商品開発や、デザイナーの方と協業をする際に、気を付けていることはありますか。

やはりデザイナーの方とは相性が合うかどうかを見極めることが大事だと思います。そのためには、デザイナーの方と十分にコミュニケーションを取ることが必要です。そのようにして、お互いに対等な立場で意見を言い合える関係を作ることが大切です。

例えば、新しい形状や用途についてデザイナーの方から提案があった場合に、鋳物製造の技術的な観点から困難な点はしっかりと伝えなければなりません。そのようにしてお互いにコミュニケーションを取り、試作を重ねてブラッシュアップしていきます。

特に、「FUTAGAMI」ブランドの商品は、通常の鋳物製品のように表面を磨いたり、着色加工せず、鋳物の質感を大事にするために、鋳造した状態で完成品です。したがって、仕上がりに誤魔化しが効かないので、商品作りには細部まで拘っています。

 

ブランディングの観点から、どのような取組をされていますか。

自分がされて嫌だと思うことはしないことが原則です。例えば、細かいところでは、商品が届いた時に、商品自身はよくても梱包が雑であったり、というようなことが無いように、気配りをしています。

取引相手を選ぶときは、当社の商品の背景や拘り、当社の姿勢について思いを共有できるかどうかを基準にしています。そのような思いを共有できないと、最終的に商品を購入されるお客様に、当社のメッセージが正しく伝わらないからです。

そのような思いから、当初は「インテリアライフスタイル」のような大きな展示会に出展していましたが、大きな展示会は商材探しの場といった雰囲気で、取引相手と深いコミュニケーションがとれないので、そのような展示会に出展することははやい段階で止めました。

それに代わって、当社独自の企画展を行うようにしました。地元のギャラリーを借りて、毎年1回新作展を行っています。また、「ストッキスト・エキシビジョン」というバイヤーやショップ経営者等のプロ向けの展示会にも参加しています。また、大治将典氏が中心メンバーの一人となっている「ててて協同組合」が行う見本市にも出展しています。

 

海外展開について、どのような取組をされていますか。

09年のブランド立ち上げ当初から、海外からの問い合わせはありました。

当社の人脈に英語を話せる方がいたため、その方と海外事業を行うための会社を立ち上げました。海外からの問い合わせは、全て、その会社を通じて行うことにしています。そうすることにより、ある程度、本気で当社と取引したいと思っている事業者かどうかを選別することができますし、その上でコミュニケーションをとることにしています。

海外に卸すとしても、やはり当社の考えや商品に対する拘りを共有できる方と取引をしたいと考えています。まずは人脈を通じて、各国・各地域でコアとなる店舗を見つけ、そこを活動拠点として、その国・地域で企画展を行っています。海外でも、メゾン・エ・オブジェのような大きな展示会に出展するという手法はありますが、大勢の出展者の中に紛れてしまい、信頼の置ける取引相手を見つけることは難しいと思っています。それよりも、その国・地域で、当社がコントロールできる規模の企画展などを行い、コミュニケーションをしっかり取って、地道に信頼のおける取引を獲得していくことが大事だと思っています。

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2013年8月5日
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