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加茂箪笥協同組合

団体概要

  • 加茂箪笥協同組合
  • 所在地:〒959-1313 新潟県加茂市幸町2丁目2番4号
  • TEL. 0256–52–0445  FAX. 0256–52–0428
  • 設立年月日: 1950年(昭和25年)11月16日
  • 代表者: 理事長 茂野克司
  • 事業概要:
    1.伝統的工芸品の「加茂桐箪笥」の販路開拓と販売促進のための各種事業
    2.桐材と木釘などの副資材の共同購入
    3.組合員の社会保険事務の取扱事務

団体HP

本事例についてのお問合せ先

  • 加茂箪笥協同組合 茂野克司、石井通子


ドイツ・デュッセルドルフ店舗風景


フランス・パリ 展示会風景

桐箪笥の特性を生かした需要開拓についてお聞かせ下さい。

 桐という素材を使って箪笥を作るのは日本だけです。桐は生長が早く、軽くて柔らかいという特徴があります。また、調湿機能に優れているので、湿度が高い日本では衣類の保管に最も適した素材であるといえます。
 桐箪笥の販売には、デザインに頼るだけでは限界があるため、桐という素材が湿気に強く耐久性が高いことなど、桐本来の特性を伝えていく必要があると感じています。

商品開発を行うに当たりデザイナーとの取組についてお聞かせ下さい。

 デザイナーとの協業に関して、当初デザイナーは桐という素材に関する知識が十分ではないため、まずは桐という素材を理解してもらうことが必要と考えました。
 2005年に加茂商工会議所からJAPANブランド育成事業提案に関する打診があり、加茂箪笥協同組合と建具、屏風の事業者とで参加した際に、家具デザイナーである岩倉榮利氏にデザインをお願いしました。その時に開発した商品は、岩倉榮利氏が運営するロックストーンという会社の上海店舗にも置いてあり、現在も注文を受けています。また、新宿にあるリビングデザインセンターOZONEにも置いてあります。

海外展開を考えるに至った経緯をお聞かせ下さい。

 地元の桐箪笥店ご出身の、建築家で長岡造形大学教授である川口とし子氏が、1999年にイタリア・ミラノで開催される家具の見本市ミラノサローネの時期に、ミラノ市内で個展を開きました。それに刺激されて、2001年からは私自身もミラノサローネを訪れ、喜多俊之氏の展示ブースなどを視察しました。そのようなことがきっかけで、海外展開を念頭に置くようになりました。
 2003年から3年間は、ミラノサローネの近隣のギャラリーなどで、岩倉榮利氏など10人のデザイナーと、京都の中塚重樹氏のプロデュースで構成した「Wa-Qu(和空)」というプロジェクトで作品を展示しました。デザイナーの発表会のような雰囲気でしたが、このような活動も海外進出のきっかけになりました。

海外における展示会出展の実績及び今後の出展予定についてお聞かせ下さい。

 2007年にミラノサローネの展示会に組合として出展しようと考えました。当時はGIBA(ジバ・清水慶太氏等デザイナーユニット)の展示ブースで出展しました。
 また、2008年には加茂市内で展示会を開催し、そこに東京ビッグサイトでIFFT(東京国際家具見本市)が開催されるのに合わせて来日した、ポーランド、ロシア、イタリア等のバイヤーを加茂市内に招待しました。あいにく注文には結びつきませんでしたが、手応えは感じました。
 そして、2010年にはフランスパリで開催されたインテリアの見本市メゾンエオブジェに出展しました。展示ブースの内装デザインはGIBAの平社直樹氏に依頼し、商品開発は各社で行いました。
 その後、2011年には「PAULOWNIA」というブランド名で同氏にデザインを依頼し、商品開発を行いました。メゾンエオブジェに出展したことで引き合いが多少ありました。例えば、ドイツデュッセルドルフの日本人が経営するショップに商品を置いたり、日本家具に傾倒しているフランス人バイヤーと人脈が出来たりしました。
 2013年2月に開催されたメゾンエオブジェには、参加事業者の業績の低迷により出展を見送りましたが、今後も展示会には出展し続ける予定です。

中でも海外で注目されている展示会はありますか。

 欧州では、日本のアンティーク家具の市場があります。メゾン・エ・オブジェでも、スイスの業者が日本から輸入した日本のアンティーク家具を取り扱っていて、それらの売れ行きが好調です。
 海外の展示会では、イタリアのミラノサローネ、ドイツのケルンメッセが家具に有効な展示会と考えています。

これまでの展示会出展の経験を生かし、今後、海外の販路はどのように広げていくお考えですか。

 桐は材料としては海外にもたくさんあります。湿度が高い国や地域での需要は大きいと考えています。欧米では中国から桐材を半製品として安価で輸入し、建材として使用されています。ただ、家具の素材としては認知されていません。
 また、フランス・パリでは、既に中国製の桐製品が入っていますが、箪笥のような品質の高い家具は見受けられないため、日本にも勝機はあると考えています。
 ドイツ、フランス、中国にはそれぞれ足がかりがあるので、現在は各国の拠点となる販売代理店を探しています。代理店には我々の商品や桐という素材に対する理解を深めてもらうよう努めていきます。

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2014年1月6日
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