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高岡銅器協同組合(KANAYA)

組織概要

  • 高岡銅器協同組合 ブランド名:KANAYA
  • 本社所在地:〒933-0909富山県高岡市開発本町1-1高岡地域地場産業センター3F
    電話:070-5630-2933 FAX:0766-22-0320
  • 事業開始年月日:平成22年6月25日
  • 代表者:駒澤 義則
  • 参加事業者:13社、13名
  • 事業概要:「高岡銅器の高い技術」と「世界で活躍するデザイナーの先進的な発想」によって、現代のライフスタイルで求められる新たな商品を開発し、高岡発のインターナショナルブランド「KANAYA」をつくり上げる。そして、国内外マーケットにおいて流通拡大を目指す。

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本事例についてのお問合せ先


メゾン&オブジェ2013(パリ)KANAYAブース


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KANAYAプロジェクトの経緯について教えてください。

平成22年度、JAPANブランド(以下JB)ブランド戦略構築事業を行い、産地の内部、外部の環境分析を行うと共に、ブランド構築の必要性について徹底的に話し合いを行ってきました。参画メンバーは、当初25名でしたが、危機感と覚悟を持ったメンバーが残り、最終的には13名となりました。

現在は、ブランド構築のため、商品開発、流通開発、経営運営を各者役割もって進めています。今年度はJB最終年度(申請中)にあたります。事業目的の「インターナショナルブランド構築」のためにパリのメゾンエオブジェに出展し、海外販路の獲得、ブランドの周知活動を行い、継続可能な実績をつくっていきます。

組合を母体として事業をしていますが、具体的にどのような体制になっているのでしょうか。

組合として申請し、各事業を遂行していますので、事業に参画していない組合員へは、毎月1回の理事会で事業報告を行い、年度末の組合総会で事業報告書を作成し、配布説明しています。情報開示の徹底に努めています。

そして地元メディアの協力により、活動内容を適時に「高岡銅器協同組合のチームKANAYA」として組合PRにも寄与しています。

また、経費については、組合とは一線を引き、全ての事業支出は、メンバー13名で賄っております。事業運営に関しても、メンバーが主体になって進めています。

そして、本事業の体制には、外部専門家を招聘しています。ブランドプロデューサーとして、高岡の産地構造、気質を熟知されている桐山登士樹氏((株)TRUNK)、ブランドコーディネーター高橋三和氏(株)TRUNK)を起用して、毎月の参画事業者会議はじめ、全事業に対し、指導アドバイスを頂いています。そして8組の外部デザイナーの指導のもと、試作開発も進めています。

ブランドづくりを目的に、上記外部専門家のもと、経営、開発、流通面を参画メンバーは学び、自立した新しいビジネスモデルを構築しています。

また、中小機構北陸、JETRO富山のセミナー、海外展開における専門的指導も受け、知財、商標、貿易等についても勉強をしています。海外窓口業務には、参画メンバーのひとりを専門的人材として育てています。

新商品開発やブランディング、デザイナーとの協業の仕方について教えて下さい。

目的は、「ブランドをつくる。育てて行く。」です。その為には、一過性ではなく、継続的に各事業を行う必要があります。経営、開発、流通はブランドづくり(理念、規律、コンセプト)と連動しています。よってスタンドプレーはありません。KANAYAメンバー(外部専門家、参画事業者)は共有の理念を持って進めています。

新商品開発についてはプロデューサー×デザイナー×地元の3者が徹底的に話し合い、相互理解し開発を行っています。また、市場情報、評価を組み入れた商品づくりに徹底しています。参画事業者13名+外部専門家10名=23名で開発に携わっていますので、桐山氏、高橋氏の開発ディレクションと開発スケジュール管理は大変でありますが、開発を進める上で、メンバー全員が共有した技術、情報を得て、関係性も密になっています。


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事業資金はどのように調達していますか。

JB事業期間は、参画企業13社が、1社50万円/年間費を事業参加費として徴収しています。JBブランドは2/3補助金なので、1社あたり150万の年間事業を行えることになりますが、ブランド構築を目的としていますので共益の理念のもと、開発からプロモーション、流通事業を総合的な視野覚で行っています。また、適時に高岡市、高岡商工会議所からの補助も充てています。

海外展開の状況について教えて下さい。

2012年1月に、パリのメゾン・エ・オブジェ(イタリアのミラノサローネと並ぶ世界二大見本市のインテリア見本市である)において、「NOW!」ブースに初出展をしました。厳正な審査のもとでの出展になりました。参画メンバー8名が交替でアテンドに就き、来場者の評価、意見を聞くことで、意識の向上と世界の市場動向を体感できました。メンバー全員がここで認められる(勝負できる)ことが、KANAYAブランドの確立に繋がることを確信できたことが大きな収穫でした。現場実績に関しては、次回へ繋がる関係構築を目的に通訳アテンドの協力により、多数のリアクションメモを獲得し、フォロー業務、管理を行いました。

2013年1月には、同見本市の「NOW!」ブースに2回目の出展をしました。前回来場頂いたバイヤー等とも再会でき、前回の意見交換と比較にならない詳細な商談の場となり、継続出展の意義、成果を得られました。また、イギリス、アメリカ、シンガポールでの雑誌掲載、情報サイトでの掲載などもあり、ブランドPR、製品PRに繋がっています。また、フォロー業務も、広報業務、流通業務を専属化とし、現在も継続して対応、交渉を行っています。今後も、年間を通しての、やり取りが続いていくと思います。

なぜ、メゾン・エ・オブジェへの出展に絞ったのでしょうか。

JB事業の0年度で、欧州のマーケティングを徹底的に行いました。ブランドコンセプト「高岡銅器400年の歴史から生まれ、現代のライフタイルにマッチしたブランド」である我々の商品は文化的、技術的な背景もアピールポイントのひとつです。そこで、文化的に成熟した人々が来場するパリのインテリア見本市(メゾン・エ・オブジェ)をターゲットにしようと考えました。また、アジア、ロシア、中東などの富裕層を顧客にもつ、バイヤーも多数、同見本市に買い付けに来ていることも要因のひとつです。実際に初めてのオーダーはエジプトの建築関係者でありました。

また、メゾン・エ・オブジェに出展するのであれば、メディアの注目が集まる「NOW!」の8ホールに単独出展したいと考えました。これは、0年度の市場調査の結果、判断によります。プロデューサー桐山氏、コーディネーター高橋氏の現地プレゼン、交渉により出展することができました。今後も引き続き出展していきたいと思っています。

どのような姿勢で出展していますか。

継続的に出展していくことです。JETROや、既に海外展開を行っているメーカーの方々からも同様のアドバイスを受けます。実際に2回の出展を行い、対応内容の違いを実感しています。現場ではあらゆる要望があります。数量、運送方法、流通手段、特注オーダー、技術加工オーダーなどなど。基本編から応用編まで商談の内容は多岐にわたります。ひとつひとつ真摯に対応し、信用関係を構築していくことが必要と思います。興味と期待に対し少しずつでも応えていく姿勢です。

海外の展示会に出展することで、国内での販路開拓にどのような影響があると考えていますか。

影響はとても大きいです。現在、国内展開できている主な取引先はパリ展示会を通して関係をつくりました。そして今も交渉中の案件も多数あります。国内展示会も個展形態をとり、パリ展示会後の詳細な交渉や意見交換の場としてパリ展示会で知り得た関係者とは密に情報交換を行っています。パリでの評価=東京(消費地)の評価と考えています。

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2013年6月10日
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