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株式会社マーナ

会社概要

  • 株式会社マーナ
  • 本社所在地:〒130‐0005 東京都墨田区東駒形1-3-15
  • TEL: 03-3829-1111  FAX:03-3829-1100
  • 創業年月日:1872年(明治5年)
  • 代表者:代表取締役社長 名児耶美樹
  • 事業概要:  ボディケア・ハウスケア・キッチン・リラクゼーション・ユニバーサル用品などの企画・製造・販売(総合家庭用品メーカー)
     

会社HP

本事例についての問い合わせ先

担当者名: 開発部  柴久喜 和枝
電話番号: 03-3829-1112
メールアドレス:  k-shibakuki@marna-inc.co.jp
 

キッチン用品

 御社の沿革を教えてください。

 1872年(明治5年)に、刷毛・刷子製造として開業されたのが始まりです。刷毛・刷子の品質・技術を高めながら発展し、戦後、3代目社長が就任してからは、産業用ブラシ・家庭用ブラシで海外にも進出を始めました。海外に目を向けながらも、国内市場の今後を見極めていく中で需要の変化に気づき、ブラシに特化した事業形態から家庭用品全般にシフトしてきました。素材も当初は木や植物、動物の毛など天然のものがほとんどでしたが、プラスチックの登場によって、商品の幅が広がりました。取扱製品の種類も年々増え、現在では主に4つのカテゴリー(ボディケア・ハウスケア・キッチン・リラクゼーション)のアイテムを製造・販売しています。
 
創業当時の刷毛

 デザインについてのお考えをお聞かせください。

  デザインは狭義ではものの形や色をさす場合もありますが、私たちはもっと包括的なもの、環境や行動を含むすべてだと捉えています。3年前から「Design for Smile」を社のコンセプトとしています。これは社員が自分たちで考えた言葉なんですよ。使う人を笑顔に。世界中のお客様の笑顔がたくさんみられるように心をこめて商品を創っていくことが私たちにとってのデザインだと思っています。
 

 生活用品はかなりのモノがあふれていると思いますが、その中でも御社を選んでもらうための工夫、つまり差別化はされていますか?

 30年以上前には家庭用品にデザインという考え方はあまりありませんでした。それまでは例えば体を洗うタオルですと、泡が立って体を洗えれば良いと思われていましたが、私たちは好きな色、形、素材、肌触り、泡立ちなどで選べるようにしたいと考えたのです。「選べる楽しさ」を提案することが大事であると当時から考えていました。 
 少し前であれば、今までと違った素材の製品を作れば差別化になっていたこともありました。例えば、お玉やフライ返しなどはステンレス製が主流でしたが、カラフルなナイロンを使うとそれだけで差別化できたように。しかし、お客様はすぐに新しい素材に慣れて、それがスタンダードになってしまいます。すると、素材だけでは差別化できず「この製品1つで手早さとおいしさが両立できます」などさらに、付加価値が必要になります。時代によって、差別化を図るポイントが違ってきますので、そのポイントの変化を見逃さないことが重要です。
 また、商品展開については、引き出しの中に入れてしまう製品より、外に出してちょっとアピールできるものの方が得意です。と言っても飾り物ではなく、機能はしっかりしていることが大前提。その上かわいい、持っていてホッとする、そんな商品を作れるという自社の強みを生かしながら今後も考えていきたいです。

 
ナイロン製のおたま            ナイロン製のターナー

 非常に数多い商品展開をされていますが、「御社らしさ」を意識して開発をされているのでしょうか?

 マーナらしさとは何か、これは社内で何度も言葉にしようとしているのですが、なかなかひとつの言葉にはなりません。ある意味、合理性だけを追求しないことがマーナらしさなのではないかとも思っています。
 例えばしゃもじを見てみても、持つ部分のプラスチックを空洞にせずにふっくらさせています。これは、技術的には難しく、普通はやろうとはしない形です。他社さんであれば、板状にしたプラスチックを曲げて、持ち手の形にしていることも。プラスチックは全体的に薄くした方が安く作れますが、マーナは厚くして、持ちやすさや使いやすさを考えています。敢えて効率的ではないことをして、マーナらしさをキープしているというイメージでしょうか。経験で得たバランスを積み重ねることによって、マーナらしいフォルム、デザインになった気がします。
 

 生産拠点につき、どのようなお考えをお持ちでしょうか?

 商品の素材や特性によって、使い分けが必要です。日本でできるものは日本で作りたいと思いますが、海外の方が得意な分野がありますのでそれは海外の工場を探します。世界の最適なところで作って、世界中に売る、という考えが基本です。
 

海外展開はどれくらい前から行っているのでしょうか。きっかけも含めて海外展開の状況を教えてください。

 海外への展開は、前身である「日本輸出ブラシ工業株式会社」として1950年代から行っている事業であり、取扱商品が家庭用品全般となってからも海外市場への意識は常に持っております。NYのMOMAで商品を取り扱いいただく様になってからは特に海外のお客様からお問い合わせを戴くことが多くなりました。Distributerにしっかりと弊社コンセプトを理解頂き、長くお付き合いできるパートナーになっていただけることを大切にしています。
 

海外の展示会の出展状況はいかがでしょうか?

 展示会としてはこれまでアメリカのNYNOW、Chicago International Home + Houseware Show、ドイツのAmbienteに出展しております。NYNOWではギフト、Chicagoでは清掃用具、ドイツではキッチン用品と、出展エリアに合わせて展示内容をかえることで幅広いバイヤーと会える機会を得ることが出来ています。

 
 ニューヨークでの展示会の様子       ドイツでの展示会の様子

 人口が減り、市場が縮小していると言われている中で販路を拡大しないといけないと思いますが、販路開拓についてどのようにお考えでしょうか?

 特にシニア向け商品は作っておりません。幅広い年齢層のお客様がいらっしゃいますが、我々の商品を扱ってくださる小売店さまは20~40代のお客さまがメインというところが多いでしょうか。これからはその方たちが年齢を重ね、シニア層となった時にも我々の商品を選んでいただけるとうれしいですね。
 自分自身でも20代の頃から使い続け、30年経った今でも違和感無く使い、また若い友人にもプレゼントする好きなブランドがあります。マーナも2世代3世代と使っていただけるようなメーカーになりたいです。仮に、あるお客様が若いころに我々のボディーブラシを使っていただいていたとして、年齢とともにそのブラシを重く感じて、使わなくなるかも知れません。しかし、改良してより軽く、握力が弱くなっても使いやすいボディーブラシを開発したら、再び我々の製品を買っていただけると思います。あからさまなシニア向け商品とは見えないことがポイントです。それを初めて見る若い方にとっては、その改良されたものが軽くて使いやすい最初の1本になるわけです。そんなふうに誰にとっても使いやすい商品開発を続けられればシニア向けとして商品展開せずとも、シニア層の販路拡大に繋がっていくのだと考えています。

 
バス用品

 最後に、今後の展望をお聞かせください。

 私たちは、商品を買っていただくということは、商品といっしょに素敵な時間をお届けすることだと考えています。ちょっぴりつらいお掃除でもマーナのブラシを使ったら掃除が楽しくなったり、マーナの筋トレ用品を使ったらただテレビを見るだけの時間がエクササイズタイムに変わったり。そして生活の中の、あらゆるシーンをマーナの商品とともに過ごしていただけたらこんなに幸せなことはありません。世界中のお客様に喜んでいただける商品を作り続け、それを世界中に発信し、まだマーナの製品をご存知ないお客さまに積極的にアプローチしていきたいです。


マーナ本社
 

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6794

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6794

最終更新日:2015年4月27日
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