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公益財団法人にいがた産業創造機構

組織概要

  • 公益財団法人にいがた産業創造機構
  • 所在地:〒950-0078 新潟県新潟市中央区万代島5番1号
  • TEL. 025–246–0025  FAX. 025–246–0030
  • 設立年月日: 2003年(平成15年)
  • 代表者: 理事長 泉田裕彦(新潟県知事)
  • 事業概要:
    1.中小企業者の経営にかかる相談、助言等の総合的支援に関する事業
    2.経営革新及び創業の支援に関する事業
    3.商品開発及び販路開拓の支援に関する事業 他

団体HP

本事例についての問い合わせ先

  • 市場開拓チーム シニアチーフ(販売戦略担当) 芳賀修一


「百年物語」ブランドロゴ


百年物語2013モデル 代表作
「Coffee collection(ケトル、ストッカー、スプーン、ドリッパー)」
製造:(株)玉川堂、デザイン:玉川洋基 / 蓑輪朋和

貴団体の設立経緯についてお聞かせ下さい。

 2003年、財団法人新潟県中小企業振興公社と財団法人新潟県生活文化創造産業振興協会が合併、財団法人にいがた産業創造機構が設立されました。そして、2013年、公益財団法人にいがた産業創造機構に移行しました。
 当初は、国内向け需要拡大に取り組むとともに、海外にも目を向けましたが、直接的な販売にはつながりませんでした。そのような中、機構設立と同時に「百年物語」プロジェクトをスタートしました。
 「百年物語」は、次代の生活文化を創造していく道具として、「100年後にも大切にしていきたい生活文化を、楽しみ、維持し、継承していくための道具」を基本テーマとしています。そのため、大量生産大量消費ではなく、少量生産・個人対応・長寿命型をテーマにすることで、「一人一人の価値観や個性に対応し、愛着を込めて使用し、また人に贈れるモノ」「道具そのものが職人的な技やデザインの美しさを楽しめるモノ」「日本の新潟という産地の魅力と力を世界に提供することで、よりよい生活文化を創り支えるシステムを構築していけるモノ」として、開発し提案しています。

「百年物語」プロジェクトへの参加プロセスはどのようなものですか。また、商品開発を行うに当たり、デザイナーとの取組についてお聞かせ下さい。

 年度当初に各産地で参加企業の公募を実施し、各年度で開発テーマ、スケジュールを示し、各企業から商品開発提案を受け、審査・ヒアリングを通じて企業の意気込みや技術力等を総合的に判断し、参加企業を決定しています。
 また、デザイナーとの取組では、本プロジェクトの立ち上げ時より、黒川玲氏(グッドデザイナー審査員)、中村正樹氏にジェネラルマネージャーとしての活動を依頼。喜多俊之氏等著名なプロダクトデザイナーに、指導をお願いしています。
 平成24年度、25年度は、村田智明氏(プロダクトデザイナー)に依頼しています。

海外の展示会に出展する事業者のため、貴機構が果たす役割やお考えについてお聞かせ下さい。

 商談については、各事業者が個別に行うようにしています。参加企業の業種、特性の違いに関わらず、商品開発のテーマ、ターゲットとする市場や顧客を設定し、「百年物語」という統一ブランドの下、海外展示会、代理業務委託、現地出店(商品委託)を並行して行っています。付加価値の高い商品、価格に左右されない商品作りや商品選定を目指しています。
 また、ブランドコンセプトに沿って、商品開発・選定を行うようにしており、毎年の開発コンセプトは変えています。
 デザインが良くても売れるとは限りません。独自の販路を持っている方を選ぶようにしています。現在、依頼しているプロダクトデザイナーの村田智明氏は、ご自身でショップを展開していますし、ドイツの国際見本市アンビエンテにおいても自身のブースを出展しています。村田氏は三洋電機出身ということもあり、素材や機能に理解のある方です。
 当プロジェクトを開始するまでは、デザイナーへデザインを依託するものづくりをしていましたが、それは反省すべき点です。ものづくりには、価格(市場性)や技術、デザインの全ての要素が必要であることを考えると、デザイナーとメーカーが対等な関係で協業をする必要があると考えています。
 「百年物語」は消費者向け、小ロット・単品商品が中心のため、商業機会を逸してしまうことがあります。例えば、ある事業者がフランスの服飾品メーカーから、ハンドメイドの木工製品デミタスカップ1千個の製作について打診がありましたが、納期に対応できず受注に至りませんでした。


開発ミーティング 左が村田氏

国内における販売状況はいかがでしょうか。

 海外向けに作っている商品を国内向けに販売すると、新しい感覚として捉えてもらえます。そのためか、国内でも売上が伸びています。
 国内では、三越、伊勢丹を中心とした展示会活動を中心に、デザインショップ等で取扱いがあります。ブランドとしての希少性を維持する理由もありますが、対応できる人員の不足によることは否めません。

 
日本橋三越本店 中央ホールでの展示会 

欧州を中心に海外展開されるに至った経緯をお聞かせ下さい。

 産地として欧州に親近感があったので、まずは欧州をターゲットとして考えました。また、昨年あたりから、北米にも出展し始めています。

 2005年2月、ドイツのアンビエンテに初出展した際は、現地での対応等についてノウハウがなかったため、JETROのジャパンブースに出展しました。翌年からは初回の経験を生かして単独出展を行い、現在に至るまで毎年単独出展しています。


ambiente2013 百年物語ブース

  2007年から2年間は、JALUXヨーロッパと提携し、ロンドンにアンテナショップを出店しました。その間は、ロンドンを拠点に「百年物語」+「食」の販売活動を進めましたが、出店先の事情により残念ながら休止している状況です。
 ここ最近は、(株)諏訪田製作所のロンドンの拠点SUWADAロンドンリミテッドを通じて、情報収集を行っています。 


ロンドンでの展示会の様子

 プロジェクトを成功させるための取組についてお聞かせ下さい。

 代理店のオファーは数多くありますが、見極めが難しいと感じています。先方との信頼関係が構築できないと契約には至りません。見本市での引き合いについては、ロンドンのプロジェクトパートナーに営業委託しています。取引開始の決定は、取引条件を参加企業に提示し、参加企業の判断で行っています。

 プロジェクトの進行は、冬季に開催されるアンビエンテ出展を目指して商品開発を行い、その後、国内での凱旋展を行うというスケジュールです。アンビエンテ終了後は、フランクフルトからミュンヘンに移動し、そちらのギャラリーショップで商談会が行えるようにしています。


 ミュンヘンでの展示会

 現在、海外での販路はどのように拡大されているのでしょうか。 

 ドイツにおける営業活動は、ミュンヘン在住の日本人が経営しているプロモーション会社に依頼しています。パンフレット、プレスキット、展示会のブースの内装等の製作を依頼しています。
 ロンドンやニューヨークでの展示会開催を通じた情報発信も行っています。
 また、ホームページを通じた問い合わせも増加傾向にあり、手応えを感じています。

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2013年12月26日
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