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株式会社オビツ製作所

会社概要

 ・ 株式会社オビツ製作所
・ 本社所在地:〒125-0042 東京都葛飾区金町4-14-8
  TEL:(03)-3600-2561 FAX:(03)-3608-7745
・ 代表者:代表取締役 尾櫃 充代
・ 創業:1966年(昭和41年)11月1日
・ 資本金:1,100万円
・ 従業員数:30名
・ 事業概要:プラスチック成形玩具・文房具の製造、販売

会社HP

本事例についてのお問合せ先

TEL:(03)-3600-2561 FAX:(03)-3608-7745
 mail: obitsu@obitsu.co.jp
 

(オビツドール)

御社の沿革、事業概要について教えて下さい。

  先代の尾櫃三郎が1966年に、玩具文具類の輸出向け製造販売を目的に創業したのが始まりです。現在はソフトビニール人形、ドール・フィギュアに加え医療模型等も取り扱っています。
 創業時からの代表的な商品はキューピー人形ですが、この他にもOEMで様々な製品を製造しています。また、オリジナル商品として、当社が開発したオビツボディ(関節自由人形)を用いたドール、ドール付属品類を展開しています。
 

御社の生産体制、ものづくりでこだわられている点について教えてください。

 「MADE IN JAPANにこだわる、心をこめたものづくり」を企業理念としております。原型製作から、金型製作・成型・彩色・組立・完成品まで、MADE IN JAPANにこだわり、一括製作しています。
 当社は、スラッシュ成型とローテーション成型に関して、熟練した職人による高い技術を持っていると自負しています。海外では対応できない、日本の製造業だからこそ出来る精巧な製品を製造することができます。完成度が高く、安価な商品を、短期間で、小ロットから生産できることが自慢です。
 ものづくりには相互の信頼関係が必要です。熟練した職人、信頼の出来る下請の方々、これらが全て揃って初めて高品質のものづくりが出来ると考えています。このため、同業他社が生産拠点を海外に移していく中でも、一貫して国内での生産を続けてきました。
 当社オリジナルである「オビツボディ」も、このような環境だからこそ作ることができています。
 また、国内で製造しているからこそできる顧客ケアもあります。例えば、消防隊の方々がレスキュー訓練で用いる人形があります。定期的なメンテナンス、補修が必要な製品ですが、仮にこれを海外工場で製造したとすると、簡易な修理をするにも工場がある海外へと発送しなければなりません。当社は国内に生産拠点があることから、短期間かつ小まめなメンテナンスが可能となります。このようなところを評価され、レスキュー訓練用の人形を東京消防庁に納入しているところです。
 

オビツボディの開発の経緯、特徴等について教えてください。

 玩具は売上げの波が大きい業界です。また、常に新しいものを世の中に発信していくことを求められています。
 そのような中で、オビツ製作所として、オビツ製作所だからこそできる特別なもの、という考えのもとに先代が開発したのが「オビツボディ」です。
 これまでのフィギュア、ドールは技術上の問題によりパーティングライン(金型の継ぎ目)が露わになっていました。それを、当社が持つスラッシュ成型技術により、パーティンラインやネジの接合部分が現れず、より人体に近い表現を可能となるボディを作ることができました。硬質性プラスチックによる骨格とソフトビニール製の外皮を組み合わせたハイブリッド構造により、軽量かつ可動性にも優れています。マグネットによる自立、二重関節による自由なポージングが可能となっています。
 また、スラッシュ成型は他の成型方法と比べて金型の値段が格段に低いため、小ロットによる生産にも対応できます。発表した当時は、なぜこの価格でこのクオリティを表現できるのかと、大手模型メーカーに問われたほどです。特許事務所の方からの助言も受け、国内及び海外の特許も取得しています。
 他の玩具メーカーからもフィギュアのボディとしてオビツボディを採用したいという話が多く届き、OEM生産も請け負っております。
 

御社オリジナル商品の展開状況について教えてください。

 オビツボディを中心に、オビツボディのパーツ拡充やオビツボディを使用したオビツドールシリーズを展開しております。オビツドールシリーズはオビツボディを使用した<完成品ドール>シリーズです。メイク済のヘッド、ウィッグ、ドールアイ、ドレス等一式が付属しており、パッケージから出してそのまま飾ることが可能です。
 ドール素材及びパーツはドール専門店等の小売店にも卸していますが、オビツドールシリーズは当社オンラインショップによる限定販売としています。
 特に大きな宣伝はしていないのですが、ドール愛好者の方々の口コミ効果もあり、素材・完成品ともに好評をいただいております。新商品が発表される度にお求めになられるお客様も多く、国内はもとより、海外の消費者からの注文も入っています。
 ドールだけではなく、当社の創業時からのロングセラー商品であるキューピー人形:「©「オビツキューピー」もオリジナル商品として展開しております。オビツキューピーは多種・多サイズ製作しており、最近はアーティストやイベントとコラボレーションしたキューピー人形のご依頼も増加しています。海外からの注文も多くいただいております。
 また、品質面、デザイン面だけではなく、価格面でも評価をいただいているものと思っております。例えば、当社では、11cmサイズのドールも製造販売していますが、このサイズのドールで、当社の販売価格と同等の価格帯で、自立し、自由なポージングが出来るものは他に見当たりません。これも当社が持つスラッシュ成型技術や商品開発力があるからこそ出来ているものだと思います。
 
 

御社のブランドイメージを守る上で心がけている点を教えてください。

  当社は創業時から、いわゆる「営業」をせずとも、仕事の依頼をいただけております。これは、当社の技術力・対応力、少量生産から安定したクオリティの高い製品を製造し続けてきたからこその評価だと考えています。
 だからこそ、製品の品質にはこだわりを持っています。当社のオリジナル商品であるドールは、玩具であると同時に嗜好品・美術品としてのクオリティを求められます。他の商品では許されるレベルの色むらだったとしても、当社の商品を買い求められる方の審美眼では厳しい評価を受けてしまいます。「オビツ」として流通できるかどうか、検品作業には力を入れています。
 オビツオリジナルドールシリーズについては、お客様からも「新商品はいつ販売するのか?」「早く販売してほしい」との声を多くいただきますが、「オビツ」として世の中に発表できるクオリティに仕上げるために相応の時間を頂戴しつつ進めています。結果、新商品の発表は1年に1回程度の頻度にはなっていますが、その分、お客様の期待を裏切らない商品づくりが出来ているものと自負しています。
 
 
 

先般、150cmドールの販売も開始されましたが、業界・消費者の反応を教えてください。

  中小企業庁の補助金も活用しつつ、業界初の電力を用いた大型成型回転炉(ローテーション成型)の設計、開発を行ったところです。この炉により、従来にはない大型のドール・フィギュアの量産が可能になりました。
 1/1スケールドールである「obitsu 150」も、この炉を使って製造しています。ソフトビニール製の外皮とシンプルな球体関節構造により、外観の崩れを最小限に抑えています。1/1という性質上、人間用の洋服、小物によるオシャレも可能であり、ドールの表現の幅を広げる商品になるのではないかと思っています。
 発売開始と同時に、海外も含め多くの受注をいただいており、生産に追われております。海外の方からすれば、製品本体だけでなく輸送料もそれなりにかかるはずなのですが、それにも関わらずお求めいただけるだけの魅力があるのだと考えています。
 これからも、業界・消費者の方々から期待されるオビツ製作所、期待を裏切らないオビツ製作所であり続けたいです。
 

(obitsu150)

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2013年11月29日
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