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Oji & Design

大治将典氏プロフィール

  • 大治将典/おおじまさのり
  • Oji & Design 代表/デザイナー

 
 1974年広島県生まれ。1997年広島工業大学環境学部環境デザイン学科卒業。建築設計事務所、グラフィック事務所を経て、現職。日本の様々な手工業の製品デザインからパッケージ、グラフィック等を製品の生い立ちを活かしながら統合的にデザイン。中量生産品を専門とした商品展示会「ててて見本市」を共同主催。
 
□主な手工業のデザイン
・掃印 2005.10 東京都京橋 白木屋中村傳兵衛商店 http://www.sojirushi.com
・マゲワ 2007.12  秋田県大館市 有限会社柴田慶信商店 http://magewappa.com
・高橋工芸 2008.2 北海道旭川市 有限会社高橋工芸 http://takahashikougei.com
・FUTAGAMI 2009.6 富山県高岡市 株式会社二 http://www.futagami-imono.co.jp
・倉敷帆布 2010.08 岡山県倉敷市 株式会社バイストン http://www.baistone.jp
・輪島キリモト 2012.6 石川県輪島市 輪島キリモト木工所 http://www.kirimoto.net
・JICON 磁今 2012.02 佐賀県有田町 今村製陶 http://www.jicon.jp
 
□主催した国内展示会など
・ててて見本市2012-2014 日の出タブロイド http://tetete.jp
・ててて商店・商店街2012 渋谷ヒカリエ http://tetete.jp
 
□海外キャラバン
2009年頃から海外のメディアに乗り始め、2010から海外での展示を始める。
◎2010
・Life on the floor by OJI Masanori at Mjolk  in Toronto Canada
◎2011 KUMU
・KUMU: An Exhibition of Works by OJI Masanori & ONO Rina at MR KITLY in Melbourne, Australia
8 - 30 October, 2011
◎2012 ISSHO
・ISSHO: North American Debut Exhibition of Masanori Oji's New Works, Asahikawa
 8th August 2012 Place: MUHS HOME in San Francisco, USA
 11th-12th August 2012 Place: Mjolk in Toronto, Canada
・ISSHO: An Exhibition of OJI Masanori's New Works & Asahikawa Wooden Wares in Shanghai, China
December 7 (Fri.) - December 8 (Sat.), 2012
Place: +8 (Jia Ba), Shanghai
・ISSHO (TOGETHER): Exhibition and Launch of ONO Rina's New Works & Asahikawa Wooden Wares Wooden Wares & Glass Tools by Studio Prepa
February 23 (Sat) - February 24 (Sun), 2013
SUPERMAMA in Singapore
・ISSHO at MR KITLY in Melbourne: Exhibition of New Designs by ONO Rina & Asahikawa Woodworking
◎2013 YUKARI
・YUKARI (Connection): An Exhibition of Japanese Handicrafts Designed by OJI Masanori & Asahikawa Woodworking
July 26 (Fri.) - August 18 (Sun.), 2013
funfuntown in Taipei TAIWAN
・YUKARI in UK & NY: A Series of Exhibitions of Works by OJI Masanori and Asahikawa Woodworkers
November 8 - Sunday, November 10, 2013 OBJECTS of USE in Oxford UK
November 15 - Sunday, November 17, 2013 NALATA NALATA. in NYC USA
 
□参加した国際シンポジウム
International Conference about the power of the craft in Eindhoven and Tilburg Netherlands 14 to 15 March 2014
 

会社概要

  • Oji & Design
  • 所在地:埼玉県川越市
  • 代表者:大治 将典
  • 事業概要:手工業製品、パッケージ、グラフィック等の統合デザイン
     

会社HP

本事例についての問い合わせ先




FUTAGAMI展@SAYSFARM(富山県) 会場写真


FUTAGAMI展@SAYSFARM(富山)会場写真

 

大治様は今までに主に手工業製品に関するデザインを手掛けていらっしゃったとお伺いしておりますが、どのような姿勢でデザインを行っていますか。

 私は、一品だけのデザインはしません。社長が何でもやらなければならないような中小規模のメーカーと組んで、会社のブランディングから販路開拓までを手掛けます。そのため、協業する際には、とにかくクライアントと会って、話をするところから始めます。クライアントとの信頼関係を築くとともに、そのメーカーが持っている技術や歴史を理解して、それを踏まえて、どのようにデザインに活かすか、どのように売り手や消費者に見せていくか、を考えます。
 したがって、クライアントとは長い付き合いをしたいと考えています。そのためには、デザイナーとクライアントが対等の関係になり、信頼し合えるようになることが必要だと考えています。
 作り手の方は、普通の人から見ればものすごく特別な技術を持っているのですが、作り手の方自身は普通の技術だと思っていることが多いです。また、作り手の方は自らの置かれた環境を客観的に見ることが難しいので、何から手を付けていいか、どうすればいいか分からない、という思いを抱いている場合があります。それを再発見し、面白く提案し、伝え手・使い手の人に伝えていくことが自分の仕事だと思っています。


ててて見本市2014入り口
 

最近、「ててて協同組合」というご活動を始められましたが、どのような思いがあるのでしょうか。

 「ててて協同組合」の創設当初は、私を含めた中心メンバーのクライアントなど、身内の20社程度を集めて活動を始めました。組合活動ですので、基本的には営利を目的とせずに、お互いの活動の中で困っていることを、組合として解決しようという方針に立っています。
 また、創設当時、伝統工芸やクラフトとデザインを掛け合わせ、それを作り手から、伝え手・使い手に対して、しっかりと商品に込められた背景や技術、思いを伝えられる、出会いの場がないと感じていました。
 私たちは、「手工業品・中量生産品」をキーワードとしています。伝統の技術や素材を使いながらも、ある程度の工業技術を取り入れて、質の高いものを、ある程度の数量を生産するものです。そのようなものは、質は高いのですが、大規模な発注には耐えられませんし、規格品と異なって、商品に対するこだわりをしっかり説明する必要があります。
 そのような商品を巡る様々な担い手にとって、丁度良い出会いの場を作ろうと思ったのが始まりです。


ててて見本市2014集合写真
 

「ててて協同組合」の中心的なご活動として、見本市の開催がありますが、工夫をしているところはありますか。

 「ててて見本市」の開催にあたっては、規模感や会場の雰囲気作りに気を配っています。
 我々の商品は、デパートや百貨店のように不特定多数の方々を相手にした売り場では説明しにくいものです。むしろ、コアのファンを作って、その輪を広げていくような、地道な売り方が合っていると思っていますので、インテリアショップやコンセプトショップ、ライフスタイルショップのような売り場で取り扱っていただくことを目指しています。そのようなショップの方に商品を好きになっていただき、好きになった商品をまるで友人に好きになった理由を伝えるように売っていただくことが、使い手にとって最も商品のことが伝わる方法だと考えています。
 したがって、見本市の出展者と来場者とのコミュニケーションがしっかり取れるような、アットホームな雰囲気作りを心がけています。そのためには、大きい会場で行うより、会場全体が同じような雰囲気で統一できるくらいの小さな規模で行うことが必要です。また、出展者同士が仲良くなるよう、盛んに懇親の場を設けています。その結果、最近では、来場される方もそのような雰囲気を分かってきてくれる方が多くなり、期間中、出展者とのコミュニケーションが盛んに行われています。
 ここにはもう一つの思いがあります。通常、売り手が作り手の商品を選びますが、私は、作り手が自らの商品の売る場所や売り方にこだわって、売り手を選んでも良いと思っています。そのようにお互いが対等な立場で選択できるようになるためには、両者がコミュニケーションを取れる雰囲気が必要です。そのためにも、現在の50社程度の規模が丁度良いと思っています。
 

「ててて協同組合」のご活動を通じて、参加者に変化はありましたでしょうか。また、今後の展望を教えてください。

 参加者の方々は、全国の産地から集まっています。見本市に来ると、他産地の参加者の方同士での情報交換が盛んに行われています。一部の参加者においては、共同して商品開発するなどのコラボレーションに発展した例もあります。参加者の方々は、同じような事業規模で、同じような問題や課題を抱えている方々なので、話が合うのだと思います。そのような有機的な繋がりが生まれてきています。
 一方、活動をこのまま続けていくに当たっては、仲間内で集まっていることの閉塞感が生まれてくると予想しています。それをどのように風通しを良くしていくか、工夫が必要だと思っています。
 また、組合活動を展開するにあたって、活動拠点となる場所が必要だとも思っています。手工業にまつわる様々な人たちの相談事ができるような場は必須だと考えています。


海外展示2012 ISSHO@Mjolk(トロント・カナダ)


海外展示2013 YUKARI@放放堂台南店(台湾)
 

大治様が手掛けたクライアントの方の中には、海外に展開されている方もいらっしゃいますが、海外の販路開拓に関してはどのようにお考えですか。

 先ほどから申し上げている「ててて協同組合」の活動は、作り手、伝え手、使い手といった様々な担い手の間のコミュニケーションをしっかり繋ぐことにより、ファンを獲得していくという取組です。国内需要が縮小していると言われますが、国内でも地道に活動していくことにより、十分、新しい販路が開けると思っています。
 同様に、海外の販路開拓においても、売り手とのコミュニケーションをしっかり取っていくことが大事だと考えます。
 自身が手掛けた商品について、数年前から海外からの問い合わせが入るようになりました。また、その商品を気に入って取り扱ってくれている海外のショップで企画展を開くようになりました。その企画展の様子や商品をSNSなどで掲載すると、開催国とは別の国の海外ショップなどから反応があり、そこからまた活動が広がっていきます。SNSなどを活用して地道に情報発信することが大事だと思います。
 このような活動の経験から、近いうちに、自身の携わった商品と海外の商品をセレクトして扱うショップを作ろうと思い至りました。というのは、海外のショップに置かれている自身が手掛けた商品が、他の海外の商品やショップの雰囲気にとても馴染んでいるのを見て、とても嬉しかったからです。その逆のことを日本でやりたいと思っています。海外の作り手の方がいらっしゃった時に、そのように感じて欲しいのと、日本での活動拠点としても使ってもらえるような場所を作りたいと考えています。


海外展示2013 YUKARI@NALATA NALATA(NYC・USA)


海外展示2013 YUKARI@NALATA NALATA(NYC・USA)

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2014年7月14日
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