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チューリップ株式会社

会社概要

  • 社名:チューリップ株式会社
  • 本社所在地:〒733-0002 広島県広島市西区楠木町4-19-8
  • TEL:082-238-1144  FAX:082-238-9016
  • 創業:昭和23年6月
  • 代表者:代表取締役 原田 耕太郎
  • 事業概要:レース針、手縫針、編み針、特殊針、手芸用品、電子製品検査プローブの製造販売

会社HP

今回は日々の生活に密着した「針」を製造販売しているチューリップ株式会社様からお話をお聞きします。広島県は古くからの針産地で、様々な針が製造されています。御社では、どのような針を扱われているのでしょうか。

広島では300年以上前から針が製造されてきた歴史があります。広島で製造された針は、国内のみならず海外にも広く輸出されています。
当社では、レース針、手縫い針といった手芸用の針を主に製造しています。特にレース針は海外でも高い評価とシェアを持っていまして、「チューリップ」がレース針の代名詞として通じる国もあるぐらいです。


家庭科の授業でもおなじみのセル待針

どのような面から海外で高い評価を受けているのでしょう。

布通りの良さ、折れにくく曲がりにくいといった品質が高く評価されています。針の製造には30以上の工程があるのですが、当社では、それぞれの工程を一貫して実施しており、熟練した職人の目・手も使って高い品質を維持しています。
また、当社固有の技術によって海外メーカーでは真似できない製品も製造しています。例えば、繊細な装飾を施すレース作品には、とても細い糸が使われます。糸が細いということは、それに応じて針も細くなっていく必要があるところです。このような中で、当社で展開するレース針は他社では追随できない細さを達成しており、使う糸によっては当社製品でしか対応できない場面も出てきます。
レース細工が有名なトルコでも、当社のレース針が大きなシェアを占めています。


左部掲載写真:かぎ針  右部掲載写真:レース針


「エティモロゼ クッショングリップ付きかぎ針セット」


御社の針が海外で知られるまでになった経緯、取組を教えてください。

当社では早くから自社製品のブランド化を進めてきました。昭和30年にはチューリップブランドで商標権を取得し、昭和45年には株式会社原田製針所から現社名のチューリップ株式会社に変更しました。製品を広くアピールしていくためにはブランド化が必要ですし、ブランド名と会社名が確実につながっていくことが重要だと考えたからです。
昭和53年からは海外展示会(フランクフルト見本市等)への出展も始め、地道に海外販路を築いていきました。海外展開初期には、鞄一つで飛び回っていたようです。
製品の質を理解してもらい、信頼できる代理店を見つけてと、ひとつずつ課題を解決していき、今につながっています。現在では、40カ国以上に針を輸出しています。


針の製造、開発、販売でこだわられている点は?

大前提は安心安全です。針は生活に密着した製品であり、学校の家庭科の授業でも使われるものです。すぐに折れてしまう、曲がってしまうような針ですと、怪我をしてしまうおそれがあります。また、そのような針は布通りも悪く、ストレスがたまってしまうことでしょう。このため、品質には気を配っていますし、高い品質を維持することによって海外の安価な製品との差別化を図っています。
そして、お客様のニーズに応えていくこと、ニーズに応えていくために技術の革新に努めていくことです。一例をあげますと、布通りの良さを追求した針があります。針の側面に溝をもうけ、布との摩擦を極力小さくしました。長時間の針仕事をする方々にとって、布通りの感覚は重要ですし、作品の出来も左右してきます。針の胴体はなめらかに仕上げるもの、めっき加工をするものといった固定観念にしばられず、お客様のニーズに沿った針を開発していくことが大事です。
また、「広島針」として魅力を伝えていくことも重要だと思います。



初心者からプロ用にまで様々なニーズに沿った針を展開


広島針とは?

当社製品も含め、広島で製造された針を「広島針」としてブランド化しようと取り組んでいます。広島県針工業協同組合で地域団体商標登録もしています。
広島県針工業協同組合には、当社も含め8社が加盟していますが、これらの会社が広島で製造した針を「広島針」としています。
組合各社で製造する針で国内シェアの多数を占めますが、広島が針の産地であるということは一般の方々から認知されているとは言えない状況です。広島で製造された針は長い歴史と技術に裏打ちされ、高い品質を誇っています。Made in Hiroshimaの針は良いものだという評価を広げることにより、組合加盟各社のブランド力向上につながっていくと考えています。


広島針であることを強調したパッケージ
「「広島針」針仕事」


広島針としてのブランド展開はどのように進められているのでしょうか。

どのように認知度をあげていくか模索している段階です。
組合加盟各社は良いライバル同士でもあるのですが、「広島針」のブランド展開では手を携えて協力していく必要があります。昨年10月に開催された「手づくりフェアin広島」には、広島県針工業協同組合として出展し、広島針のPRを行いました。加盟各社単位でのPR、組合としてのPRを上手く組み合わせていければと思っています。


針のような小さい製品にも様々な想いがこめられているのですね。

針は人々の生活になくてはならないものです。お客様のご要望にお応えすべく常に新たな目標にチャレンジしています。
これからも日本一の針の産地である広島から、世界に誇る針を創っていきます。

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6794

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6794

最終更新日:2015年3月9日
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