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ゼロワンプロダクツ株式会社

会社概要

  • 社名:ゼロワンプロダクツ株式会社
  • 本社所在地:〒543-0002 大阪市天王寺区上汐3-6-14 末広ビル3F
  • TEL.06-6774-7701 FAX.06-6774-7301
  • 代表者:代表取締役 樋口伸一
  • 創業:1992年
  • 資本金:7,000万円
  • 事業概要:天然木自在シート(テナージュ)の企画・製造・販売など
     

会社HP

本事例についての問い合わせ先

  • ゼロワンプロダクツ株式会社 代表取締役 樋口 伸一
  • e-mail : zero1@zeroone-pro.com




天然木自在シート「テナージュ」を用いた商品群
 

御社の事業概要について教えて下さい。

 当社の商品は、素材に特徴があり、天然の木を布のように縫製可能な素材にする技術で、9年前に特許を取得しています。この特殊な素材を活かしたバッグやクッションなどを製造販売しています。
 また、天然の木は、国内でも海外でも「エコ」という共通の価値観があるため、海外でも通用すると思い、素材開発当初から海外の市場をターゲットに考えていました。
 ただ、素材を活用した用途開発が当社だけでは不十分であったため、海外向けの商品がなかなか作れませんでしたが、2010年度に経済産業省のJAPANブランド育成支援事業に採択され、その補助金を活用して商品開発を行い、そこから海外に進出しています。
 

海外進出の成果はいかがでしたでしょうか。

 2010年にデザイナーの島村卓実氏と組み、商品開発を行いました。ターゲットは、「エコ」に関心があり、知的であり、男性的でスマートな女性として、試作品開発にとりかかりました。しかし、従前の国内向けのステーショナリー商品を、海外向けにリデザインした小手先の改良になってしまったため、商品化しませんでした。結局、その年は、海外の展示会には出展しませんでした。
 2011年は、フランス・パリの国際見本市メゾン・エ・オブジェに出展することを前提として、事前に島村氏としっかりと商品開発の打合せをしました。より女性が女性らしい場として振る舞うキッチン用品に的を絞り、柔らかい木のシートを活用して、まだどこにも売っていないランチョンマットを開発しました。その商品をもって、翌2012年に、島村氏と共同でメゾン・エ・オブェに初出展しました。
 その時の成果ですが、ランチョンマットは家庭向け商品として開発しましたが、百貨店のバイヤーやホテル、レストランから100枚単位でその場で注文を受け、また海外メディアから多くの取材を受けるなど、商品の素材の目新しさに関して、世界中から注目されました。
 

2012年2月パリ・メゾンエオブジェ展 出展の様子
 

初の海外進出から高評価でしたが、その後、ビジネスに繋がっていますか。

 初出展にもかかわらず、多数のオーダーを受けて、意気揚々と帰国しました。しかし、出展していたものは試作品であり、いざ納品するにしてもパッケージや商品説明書を作っていなかったため、それら付属品を帰国してからデザインすることになり、対応が遅れました。
 さらに、発注した外国企業とのコミュニケーションを全て島村氏に任せていたため、当社自身のフォローが追いつかず、メールのやり取りも遅くなりました。その結果、発注元の企業から信頼を失い、全ての発注がキャンセルとなってしまいました。
 本来ならば、展示会への出展はゴールではなくスタートであり、在庫をきちんと確保して、その場で発注があればすぐにでも売れるような体制で展示会に臨むべきところ、展示会に出すための試作品を製作するのに精一杯でした。そのような体制の不整備が発注元企業の信頼を無くすことになってしまったことは、身をもって経験した大きな反省点です。
 

今後の事業展開に関してはどのようにお考えでしょうか。

 海外進出の手法を含めて、天然木自在シートの素材としての活路について再検討しているところです。
 例えば、大手の商社を通じ、天然木自在シートを工業用としてライセンス販売することも行っています。自動車の内装やソファの素材としての使用や、家電メーカーへの素材の提供とともに、プラスティックとの一体成型した部品の販売をプラスティック成型企業と共同で行っています。
 また、ランチョンマットについては、再度、しっかりと商品化し、社内の体制を整えてから、海外へアプローチしていくことを考えています。一方、国内では大手の百貨店に納品しており、大変好評をいただいているので、継続的に取引していくためにも、信頼の維持に努めています。
 また、海外のデザイナーの方から、天然木自在シートという素材を使って何か一緒に作りたいというオファーを受けています。海外のデザイナーの方には、ものの表層的なデザインだけでなく、マーケティングなどの販売戦略まで踏み込める人材が比較的多いと考えています。慎重に見極めつつ、将来的には海外のデザイナーの方と仕事をすることも念頭に置いています。


天然木自在シート「テナージュ」を用いた「ランチョンマット」
 

お問合せ先

商務情報政策局 日用品室
電話:03-3501-1705(直通)
FAX:03-3501-6974

(伝統的工芸品産業について)
商務情報政策局 伝統的工芸品産業室
電話:03-3501-3544(直通)
FAX:03-3501-6974

最終更新日:2014年2月3日
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