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ベンチャー企業の経営危機データベース

〜83社に学ぶつまずきの教訓〜

経済産業省経済産業政策局新規産業室は、平成19年度創業・起業支援事業(ベンチャー企業の失敗事例調査)において、ベンチャー企業を対象に、失敗、トラブル、ヒヤリとした経験についてのインタビュー調査を実施し、調査結果を事例として取りまとめた。

会社勤務 64件

No.1 計画通りに伸びない焦りから 新事業に進出し多額の負債が発生

No.2 業容の拡大を狙い新事業進出に乗り出すも 甘い目論見で失敗、投資負担が経営を圧迫

No.3 製造工場建設を断行したが、 当初の資金計画分では不足発生

No.4 就業規則改定で開示型評価制度を導入 一部従業員から反発を受ける

No.5 世界最高レベルの技術力を活かし、市場を先読み

No.6 海外アウトソーシング先との国民性や商習慣の相違から 製品の故障が頻発し、営業販売に支障

No.7 外資系ライブラリーの販売中止、ゼロからの開発を余儀なくされる 基本ソフトの開発に資金や時間を費やし、業績が低迷

No.8 全国的に前例のない事業のため、金融機関や官公庁に理解されず 初期投資に必要な資金の調達にも苦労した

No.9 独自技術を獲得のためM&Aを焦り 買収先企業の経営破たんにより連鎖倒産

No.12 商品力を過信し、市場への働きかけを怠ったため 消費者からの評価が得られず販売が低迷

No.13 最低資本金特例制度を活用し、安易に起業したが 売上が立たず、事業継続が困難な状況に陥る

No.15 事業特性として設備投資負担が大きく、ベンチャー企業であるが故の与信背景の低さから、先行投資負担が重く圧し掛かる

No.16 株主提案の経営統合話を進めるも、意見の相違により解消 法廷闘争が発生

No.18 予想以上の商品開発長期化により、先行投資負担が嵩む

No.19 技術の特殊性ゆえにマーケットの絞込みが出来ず 全てのニーズに応えようとして、対応不可能な領域に手を出す

No.20 事業に関連する法規制の理解・知識が不足 生産開始まで2年余りを費やす

No.21 社内管理体制の不備から、賞味期限切れ調味料を使用 製品の自主回収を余儀なくされる

No.22 取引先の規格変更に対する需要予測を誤る 実績がない時期は資金調達や人材確保にも苦労した

No.23 メーカー系が強く、独立系は厳しい条件下での取引 昨今のエレベーター事故もあり、独立系への風当りは強まっている

No.24 ビジネスチャンスを狙い新事業部門の立ち上げを図るも 先行投資負担から赤字に転落し、対行信用の低下を招いた

No.25 売上は順調に拡大するものの、不利な経営環境や 市場環境の悪化により、利益が伴わない状況が続く

No.26 積極的な設備投資と人材拡充を図るが 人材教育等につまづき売上が鈍化、資金ショートに陥る

No.27 大口顧客からの受注が突然のストップ 直接関係のない業界の規制の影響を受ける

No.28 支援先企業の倒産余波を受け、自身も倒産を経験 以後、その経験を活かし、再度独立

No.29 エンジニア体質から、技術重視の開発に走り 顧客の要望を汲み取ることが出来ずクレームが発生

No.30 受注確保に向け積極果敢な営業を展開 独自の力のみで対応が難しい受注も引き受けてしまう

No.31 堅実に事業を拡大し上場を目指すも 主幹事証券会社の方針変更により上場見送りに

No.32 震災による一時的な特需を自社の能力と見誤り 特需の終焉とともに経営に行き詰った

No.34 自社ブランドの販売にこだわり、OEM生産を中断 自社営業を推進するが、業績は急速に悪化

No.39 商品の爆発的ヒットから増産体制をひくも、翌年大量のキャンセル 債務超過となり、倒産の危機に

No.40 高い技術力への依存と杜撰な資金計画が 開発負担増加によって資金逼迫へと繋がった

No.41 ターゲットの業界が古い商慣習で、IT化も遅れ 熱意先行で市場を開拓したが、開発負担が重荷に

No.45 阪神大震災による受注環境の悪化と 新規事業からの撤退という二度のカベを経験

No.46 研究者ゆえに企業経営の経験が不足 巨額の契約後、資金不足に陥る

No.47 提案を受けて開発したが、ニーズのない製品と判明 リスク管理を怠ったため、多額の損失を被る

No.48 拡大し続ける大口顧客に債権管理が甘くなり 大口顧客の倒産に伴って経営破綻に陥る

No.50 多角化経営に乗り出すもノウハウが不足 購入した自社ビルの借入金負担が重くのしかかった

No.51 最低資本金特例制度を利用して設立したものの 過小資本により運転資金が常に不足

No.52 廃ペットボトルのリサイクル処理において原料調達市場が激変 原料単価の急騰から資金繰りに窮し、民事再生法申請へ

No.53 ワンマン社長の極端な拡大路線から債務超過に 社員の離反も招き主要顧客を失い、民事再生申立てに至る

No.54 高い技術力を有するも営業人材・ノウハウが不足 市場投入が遅れ、販売計画を大きく下回る

No.55 新規事業分野に参入を図り、関連会社を設立 実務運営を任せていた人物が失踪、簿外債務の存在が表面化

No.56 激変する情報通信市場に翻弄され 突発的に発生したトラブルに耐えられず倒産

No.58 親会社依存の経営状況にあって親会社が倒産 その余波により自主再建を断念、民事再生申立に至る

No.59 価格競争激化から収益低下に加え売上不振、 大口の焦付き債権発生を引き金に資金繰りを圧迫

No.60 売上規模拡大により外注依存度が上昇する中 最大外注先が倒産し、自社の資金調達にも影響

No.61 拡大志向に歯止めがかからず、無理な広告宣伝を続け収益を圧迫 資金繰りに行き詰まる

No.62 特定取引先に全面的に経営依存 経営依存先の倒産に伴い連鎖倒産へ

No.63 拡大志向から採算性の低い事業へ進出 大口取引先に固執し手形を融通、不良債権発生に繋がった

No.64 製品供給維持から協力工場の支援に応えるも 経営実態は想定を越えて厳しく、当社経営にも影響

No.65 経営判断について弁護士の話を信用するも それが裏目となり信用不安を招く

No.66 資金調達を全面的に依存していた親会社が倒産 回避する手立てなく連鎖的に倒産

No.67 市場を先読みし積極的な事業転換を図るも 消費者が追いつかず、設備投資負担が重荷に

No.68 受注減少の打開策とした設備投資の負担増と 新規販路の不良債権発生で経営破綻

No.69 経営管理を任せていた専務が 儲けにこだわり契約違反を起こす

No.70 価格競争に巻き込まれ資金ショートに陥るが 経営努力により好転

No.72 研究開発型ベンチャーとして開発費負担が先行 減退傾向にある販路の影響で回収長期化、資金繰りに苦心

No.73 大量受注を受けながらも、対応する内部体制の整備が追いつかず 一部受注に対応出来ない事態が発生

No.74 商品開発に遅れ、多大なコストと時間を費やす 完成後も、営業力が不足し販売が伸び悩んだ

No.76 人件費の安価な韓国、中国に製造委託 品質が大幅に低下し、大幅な赤字に陥る

No.77 商品表示に対して複数の公的機関が異なる見解を提示 事業運営に影響を及ぼした

No.78 海外取引先のM&Aによって不良債権が発生 運転資金がショートし、資金繰りが困難に

No.80 原理的な実現可能性と製品化の差異を理解せず 連携先企業との認識にズレを生じ、製品化が危ぶまれた

No.82 商品供給までの長期化に加え、焦付債権が発生 資金調達余力の乏しさから、一時的な資金ショートに

大学・研究所等教職員 5件

No.14 最先端技術を有するも、技術認知度及び市場認知度の向上が追い付かず、先行投資負担が続いた

No.36 取引先が訴訟問題を抱えていることが 製品の販売に支障が発生した

No.37 経営未経験の研究者が事業計画もないままビジネスを開始 売上げが立たず、多額の損失を抱える

No.38 技術開発型ベンチャー企業が辿る「死の谷」と「ダーウィンの海」 そして「胸突き八丁山」を経験中

No.42 毎年受けていた補助金枠がなくなり収入減 株主および外部からの資金調達で乗り切る

学生 1件

No.75 ベンチャー企業は業歴が浅く、知名度も無いため 資金も人も集まりにくかった

国・地方公務員 1件

No.57 高コスト体質で財務基盤も脆弱なまま価格競争へ 収益確保が困難になり債務超過に転落

派遣社員・契約社員 1件

No.35 幹部に株を無償で分け与え管理を任せたが コミュニケーション不足による不信感から社長退任を迫られた

その他 8件

No.11 周囲に乗せられ大量仕入れを断行 甘い販売計画で販売不振に陥り、不良在庫化

No.17 数億規模の設備投資など資金の調達に苦戦するも 経営理念と事業計画の理解を得て外部からの支援獲得

No.33 経営多角化を図るも、組織体制や事業計画が十分でなく、事業の見直しを迫られる

No.43 研究開発費を捻出するため、技術的に無理な受注にも対応 更に損失を拡大させる

No.49 与信管理の甘さから特定取引先との取引を拡大 大口の焦付発生により民事再生法申請へ

No.71 健康食品ブームに乗り急成長を遂げるも 相次ぐ風評被害で業績悪化に陥る

No.79 契約書を交わさずに口約束で商品を開発 約束が履行されず、販売の目処が立たなくなった

No.81 卓越したアイデアではあったが、実際の市場を見誤る 金融機関からの貸し剥がしにあい、資金ショートを起こす

非公表 3件

No.10 拡大路線で過剰な投資を続けたが 収益性の低さから財務内容が圧迫

No.44 半導体関連分野に偏重した取引先構造のため 半導体不況の影響を大きく受けた

No.83 ITバブルを追い風に売上が急速に拡大 バブル崩壊とともに受注が激減し赤字に転落