経済産業省
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中国の株式市場について

  1. 概要
    中国における証券取引所は1990年12月、上海で初めて開設されたのに続き、1991年7月、深センにおいて開設されました。現在中国においては、国内投資家向けのA株と、外国人投資家向けのB株の二種類が取引されています。

    (1)設立年と取引高
    上 海
    深セン
    開設年月
    1990年12月
    1991年7月
    取引高(2001年)
    2兆2,709億元
    1兆5,596億元

    (2)A株とB株について
    対象
    決済通貨
    A株 国内投資家向け 人民元のみ
    B株 外国人投資家向け 米ドル(上海)、香港ドル(深セン)

  2. 証券取引所の活性化策について
    中国政府は、海外からの株式市場への資金の流入を増大させるため、2国内投資家に限定していたA株市場(人民元建ての株取引)を、2001年2年から段階的に外国人投資家に開放する予定にしています。またB株については、合法的に所持している外貨での取引を国内投資家にも開放しました。

    また、中国に進出している外資系企業の上場基準を緩和するほか、上海市場に既存市場を統合し、深セン市場はナスダック型のベンチャー向け市場に特化させる方針も打ち出しています。これにより、国内の個人投資家中心で不安定な市場に海外の機関投資家を増やし市場の安定化を促進させ、さらに国有企業の資本市場からの資金調達を容易にし経営不振を改善したいという狙いがあります。

    また、株主代表訴訟制度の導入を図り、企業に対する責任追及ルールを明確化することによって欧米並みの投資環境をつくる等の更なる市場経済化に向けた取組みが見られます(通商白書2001、38頁より)。

    図表1 世界の株式時価総額及び国内市場企業数比較
    株式市場時価総額
    (単位:億ドル)
    株式時価総額/GDP(%)
    国内市場企業数
    米国
    166,351
    169.1
    7,651
    日本
    45,469
    93.9
    2,470
    ASEAN4
    2,248
    51.1
    1,696
    中国
    5,810
    53.8
    1,086
    中国+香港
    11,901
    95.8
    1,781
    (備考)数値は2000年末のもの。
    (資料)世界銀行「WDI」より作成。


    図表2 中国の株式市場における株式時価総額

    (資料)経済産業省作成。

  3. 株式市場の上場基準
    A株 B株
    株式が公開発行されていること。 株式が公開発行されていること。
    資本金総額が5千万元以上であること。 発起人の出資総額(純資産)が1.5億元以上であること。
    開業後3年以上経過し、直近3年間継続して利益を上げていること。 開業後3年以上経過し、直近3年間継続して利益を上げていること。
    所有する株券の額面金額が1千元以上で、株主の人数が1千人を下回らず、公開発行した株式が企業株式総数の25%以上であること。(企業の資本金総額は4億元を越えている時は、その公開した株式の比率が15%であること) 公開発行した株式が企業株式総数の25%以上であること(企業の資本金総額は4億人民元を越えている時は、その公開した株式の比率が15%であること)。
    社員持株数は、公開発行株式数の10%以下であること。
    発起人持株比率が、総発行株式数の35%以上であること。 発起人持株比率が、総発行株式数の35%以上であること。
    会社に最近3年以内に重大な違法行為がなく、財務会計報告書に虚偽の記載がないこと。 会社に最近3年以内に重大な違法行為がなく、財務会計報告書に虚偽の記載がないこと。


 

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