ERIA(東アジア・アセアン経済研究センター)
ERIAは、東アジア経済統合の推進を目的として、政策研究・政策提言を行う国際的機関である。2007年の第3回東アジアサミットの議長声明等を受け、2008年にASEAN事務局において設立総会が開催され、正式に設立された。本部はインドネシアの首都ジャカルタにあり、参加国はASEAN10カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と日本、中国、韓国、インド、豪州、ニュージーランドの計16か国である。

ERIAは、政策研究事業の3つの柱として、「経済統合の推進」、「発展格差の縮小」、「持続可能な経済成長」を掲げ、調査分析・政策提言等の知的貢献を通じて、地域一体となった政策的取組を支援している。具体的には、域内の研究機関のネットワークなども活用して各種政策研究プロジェクトを実施し、その成果を東アジアサミットやASEAN経済大臣会合等の場で各国首脳・閣僚を含む政策当局者に提言し、政策の実現を促している。また、途上国の政策研究能力向上を目的としたキャパビル事業や、研究内容の普及と域内の産学官の幅広い関係者の意見交換の促進を目的として、各国において随時シンポジウム・セミナーを実施している。
ERIAの主な活動内容は以下のとおり。
① 経済統合の推進
- 東アジア域内に併存する既存のFTAをデータベース化することで比較し、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に向け、今後の検討課題を分析
- ASEAN首脳・閣僚等からのタスクアウトを受け、ASEAN経済共同体ブループリントの中間レビューなどを通じ、2015年のASEAN経済共同体実現を支援
② 発展格差の縮小
- 東アジア大での連結性強化のための青写真となる「アジア総合開発計画」を策定し、2010年の東アジアサミットに報告
- 2010年のASEANサミットで合意されたASEAN域内のインフラ開発のための「ASEAN連結性マスタープラン」の策定に協力
③ 持続可能な経済成長
- 東アジア地域の持続可能な成長に向け、「EASエネルギーアウトルック」、「バイオ資源開発ガイドライン」などを策定。
ERIAは、「東アジア経済統合の推進」、「域内経済発展格差の是正」、「持続的な成長の実現」を主要な政策分野として掲げ、調査分析・政策提言等の知的貢献を通じて、地域一体となった政策的取組を支援していく(第4-5-4図)。具体的には、域内の英知を結集して各種政策研究プロジェクトを立ち上げ、その成果を東アジアサミット等の場を活用して各国首脳・閣僚を含む政策当局者に提言し、政策の実現を促していく。また、途上国の政策研究能力向上を目的としたキャパビル事業や、研究内容の普及と域内の産学官の幅広い関係者の意見交換の促進を目的として、各国において随時シンポジウム・セミナーを実施していくこととなる。
ERIAの活動は東アジアサミットや東アジア経済大臣会合においても高い評価を得ており、今後も東アジアが直面する新たな課題分野における研究に取り組んでいくことが期待される。
ERIA : Economic Research Institute for ASEAN and East Asia(ERIAオフィシャルサイト、英語のみ)
関連資料
- ERIA活動の歩み(準備中)
