東京電力㈱柏崎刈羽原子力発電所3号機における制御棒の誤挿入に関する原因と対策について
本件の概要
原子力安全・保安院は、12月1日、東京電力㈱から、柏崎刈羽原子力発電所3号機(沸騰水型:定格電気出力110万キロワット)における定期検査中の制御棒誤挿入について、原子炉等規制法に基づく報告を受けました。
本事象に伴う外部への放射性物質の影響はありません。
(12月2日お知らせ済み)
本件について、本日(17日)、東京電力㈱から、原因と対策に係る報告書の提出を受けましたので、お知らせします。
原因は、点検等を行った際に充填水ラインに空気が混入し、蓄圧槽から充填水ラインに漏れた窒素により加圧され、その後、原子炉保護系インターロック機能試験に伴ってスクラム入口弁を開いたことにより、加圧された空気溜まりが制御棒駆動機構挿入配管内に移動した結果、挿入配管止弁の開操作によって圧力が開放されたことにより膨張して制御棒が挿入側に動作し、その後、制御棒及び制御棒駆動機構の自重により元の位置まで戻ったものと推定しています。
また、対策としては、制御棒駆動水圧系水圧制御ユニットの制御棒駆動機構挿入配管内の加圧された箇所の圧抜きを実施するとしてします。
今般、東京電力㈱から提出された報告書においては、原因について、各種調査から適切に推定されていること、対策について、推定原因を踏まえた適切な内容であることから、原子力安全・保安院は、当該報告書の内容を妥当と考えます。
担当
原子力安全・保安院 原子力防災課
公表日
平成22年12月17日(金)
