柏崎刈羽原子力発電所の点検周期を超過した機器に係る調査結果(中間報告)の受領について
本件の概要
原子力安全・保安院(以下、「保安院」という。)は、平成23年1月20日、東京電力株式会社(以下「東京電力」という。)から、柏崎刈羽原子力発電所1号機、5号機、6号機及び7号機において、点検周期を超過した機器に係る調査結果の中間報告を受領しました。
東京電力からの報告では、調査時点において点検周期を超過しているものが合計54機器ありましたが、これらの機器は、平成23年1月18日までに点検が実施されており、安全上の問題はないとしています。
5号機は調査を終了したため、5号機を対象に原因分析を行い、①点検周期の変更や点検長期計画表の改訂に際しての確認不足、②保全方法等の変更を点検長期計画表に反映する際の確認不足、③工事報告書に基づく実績管理における確認不足、④点検対象設備と点検長期計画表の整合性の確認不足、⑤技術評価プロセスにおける確認不足を挙げています。これらの再発防止対策として、①点検長期計画表の作成・変更時のダブルチェックの強化、②点検周期変更時の確認手順の明確化、③点検長期計画表への実績の反映方法・手順の明確化、④仕様書作成の確認方法・手順の明確化、⑤点検未実施時の技術評価等の処置についての明確化、⑥中長期対策として、今回の原因分析により抽出された人的エラーを防止するため保全統合マネジメントシステムを構築することとしています。
保安院は、調査時点で点検周期の超過があった機器がある1号機、5号機及び6号機については、1月18日までに点検を完了し、健全性の確認を行っていることから、直ちに安全上の問題が生じるものではないと評価します。また、東京電力は、調査を終了した5号機を対象として、直接的な原因分析及び再発防止対策を策定しており、調査・原因分析・対策の検討が適切になされていると評価します。
保安院は、今後行われる他号機の調査結果も踏まえ、すべての号機の原因分析と再発防止対策に係る最終報告を受けて確認・評価することとします。
担当
原子力安全・保安院 原子力発電検査課
公表日
平成23年1月20日(木)
