経済産業省
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日本工業規格(JIS規格)を制定・改正しました(平成26年2月分)

本件の概要

経済産業省は、技術の進歩や、安全性向上等必要に応じて、JIS規格を制定・改正しています。今回は、59件の制定・改正がありました。JIS規格は鉱工業品の品質改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のために用いられます。

1.経緯

日本工業規格(JIS:Japanese  Industrial  Standards)とは、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定される我が国の国家規格です。これらの規格は、同法によって設置された日本工業標準調査会(JISC:Japanese Industrial Standards Committee)の審議を経て、経済産業大臣等によって制定されます。

JIS規格では、製品の種類・寸法、品質・性能や安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、鉱工業製品の生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられています。経済産業省は、このたび、2月分のJIS規格の制定・改正を行いました。

2.今回のJIS規格制定・改正内容

今回は、JIS規格について 18件の制定及び41件の改正を行いました(資料1)。なかでも、以下の3項目に係るJIS規格の制定・改正は、特に重要です。

① 「マイクロマシン及びMEMSの共鳴振動による疲労試験と接合強度測定法」のJISを制定

超小型で 高機能なデバイスの開発・製造を支えるマイクロマシン及びMEMS(Micro-Electro-Mechanical  Systems)を構成する微小構造体の寿命を、共振振動を与えることによる誤動作の度合いにより測定する試験方法について、JISを制定しました(JIS  C5630-12)。また、基板上の微小構造体と基板との接合強度(曲げやせん断に関する強度)を、試験基板に接合した試験片の先端及び根元に負荷を与えることにより測定する試験方法について、JISを制定しました(JIS C5630-13)。
この2規格は、日本からの提案によりIEC(国際電気標準会議)で国際規格化されたものであり、高精度の自動車用センサ、圧力センサ等の各種センサやインクジェットプリンタのヘッド部の微小ノズルなどの開発・製造に活用され、これらの信頼性向上に寄与することが期待される重要な規格制定です(資料2)。

② 「無方向性電磁鋼帯」のJISを改正

変圧器、モーター、発電機等の鉄心等に用いられる、磁気特性に方向性を持たせていない鋼材である電磁鋼帯(無方向性電磁鋼帯)に関する工業規格は、従来、JIS規格と国際規格(IEC規格)が併用されていました(JIS規格にIEC規格の内容を附属書として規定していました)。今般、IEC規格との整合化を図り、無方向性電磁鋼帯の国際取引の円滑化に資するため、IEC規格に規定されている鋼帯の種類を追加するなど、JIS規格をIEC規格を基礎としたものに改正しました。この改正により、市場でより使いやすい規格となり、無方向性電磁鋼帯の国際取引の円滑化に寄与することが期待されます。
なお、今般のJIS改正において、IEC規格を採用しなかった部分については、今後、IECに国際規格の改正提案を行うこととしています(資料3)。

③ 「音響システム用スピーカ」のJISを改正

音響システムに用いられるスピーカの国際規格(IEC規格)が改正され、より幅広い種類のスピーカの性能評価が行えるものとなりました。スピーカの品質の一層の向上に資するため、今般、このIEC規格の改正動向に速やかに対応するためのJIS改正を行いました。具体的には、標準密閉箱の種類の追加、形式の提示などの必要な改正を行いました。この改正により、スピーカの性能測定の最適化が期待されます(資料4)。

3.今後の予定

次月以降も定期的に、JIS規格制定・改正等を行っていきます。

担当

産業技術環境局 基準認証政策課

公表日

平成26年2月20日(木)

発表資料

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