経済産業省
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「微量PCB含有電気機器 課電自然循環洗浄実施手順書」を取りまとめました

本件の概要

経済産業省及び環境省は、課電自然循環洗浄法を用いて、使用中の微量PCB含有電気機器の洗浄を行うことについて、学識者、企業関係者等から組成される検討会を開催し、具体的な洗浄手順について検討を行い、本手順書を取りまとめました。

  • 課電自然循環洗浄法:変圧器内のPCB汚染絶縁油を抜油し、PCBに汚染されていない絶縁油を新たに注油した後、通常の変圧器の使用時の発熱により、変圧器内部に付着しているPCBを絶縁油で洗浄する方法。
  • 対象機器:絶縁油のPCB濃度が5mg/kg以下かつ銘板絶縁油量が2,000L以上の使用中の大型変圧器。ブッシングの型式、絶縁油のPCB濃度、その他の条件は2.(1)を参照。

1.背景

ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、人の健康及び生活環境に係る被害を生ずるおそれがある物質であり、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(PCB特措法)により、PCBに汚染されている廃電気機器等を平成39年3月末までに処理することが求められています。
現在使用されている電気機器にはPCBを微量に含有しているものがあり、これらはいずれ廃棄物になるため、使用中の段階から対策を進めていくことが必要です。
このような中、使用中の微量PCB含有電気機器の洗浄を行える課電自然循環洗浄法について、環境保全と電気保安を確保しつつ実運用に向けた具体的な方策の検討を行ってきました。また、平成26年6月に閣議決定された規制改革実施計画において、使用中の微量PCB含有電気機器について、課電自然循環洗浄法を用いてPCBを無害化する場合の環境保全と電気保安を確保した浄化手順等の明確化を平成26年度中に行うこととなりました。
これらを踏まえ、経済産業省及び環境省は、課電自然循環洗浄法を用いて、使用中の微量PCB含有電気機器の洗浄を行うことについて、学識者、関係産業界等から組成される「微量PCB廃棄物等の適正処理に関する研究会」を開催し、環境保全及び電気保安を確保した具体的な洗浄手順について検討を行った上で、パブリックコメント等必要な手続等を経て、本手順書を取りまとめました。

2.課電自然循環洗浄実施手順書の概要

本手順書は課電自然循環洗浄法を用いて使用中の微量PCB含有電気機器の洗浄を行う際の、環境保全及び電気保安を確保した具体的な洗浄手順を示したものです。

(1) 対象機器(手順書1頁 1.(2))

以下の条件を満たす機器

  1. 絶縁油のPCB濃度が5mg/kg以下かつ銘板絶縁油量が2,000L以上の使用中の大型変圧器
  2. 当該変圧器本体に付随し、絶縁油のPCB濃度が5mg/kg以下である次のもの
    • 負荷時タップ切換装置及び浄油機
    • エレファント
    • 感温部
  3. 当該変圧器本体に付随するブッシングが次のもの
    • 共油型
    • 密封型及び共油・密封共存型であって、絶縁油のPCB濃度が0.5mg/kg以下のもの
  4. 当該変圧器本体に中間室(開閉器との接続部)が付随しないもの

(2) 課電期間(手順書7頁 2.(4)イ))

実課電期間が90日以上

(3) 洗浄処理完了判定(手順書8頁 2.(6)ア))

絶縁油のPCB濃度が0.3mg/kg以下

3.本手順書による洗浄完了後の取扱

本手順書に基づき適正に課電洗浄が完了した対象機器と認められるものについては、所定の手続きを経た上で、電気事業法に規定するPCB含有電気工作物並びにPCB特措法及び廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定するPCB廃棄物等に該当しないものとして取り扱うこととしています。

担当

産業技術環境局環境政策課環境指導室

公表日

平成27年3月31日(火)

発表資料

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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