経済産業省
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日本工業規格(JIS規格)を制定・改正しました(平成26年4月分)

本件の概要

経済産業省は、技術の進歩や、安全性向上等必要に応じて、JIS規格を制定・改正しています。今回は、19件の制定・改正がありました。JIS規格は鉱工業品の品質改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のために用いられます。

1.経緯

日本工業規格(JIS:Japanese  Industrial  Standards)とは、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定される我 が国の国家規格です。これらの規格は、同法によって設置された日本工業標準調査 会(JISC:JapaneseIndustrial Standards Committee)の審議を経て、経済産業大臣等によって制定されます。

JIS規格では、製品の種類・寸法、品質・性能や安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、鉱工業製品の生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられています。経済産業省は、このたび、4月分のJIS規格の制定・改正を行いました。

2.今回のJIS規格制定・改正内容

今回は、JIS規格について5件の制定及び14件の改正を行いました(資料1)。なかでも、以下の2項目に係るJIS規格の制定・改正は、特に重要です。

① 「窓及びドアの熱性能-日射熱取得率の測定及び計算」のJISを制定
住宅等の建物の省エネ促進のためには、窓やドアからの熱損失を防ぐ(断熱)とともに、室内に流入する日射熱を遮る(遮熱)といった両方の熱性能をバランスよく有する 窓やドアの普及が重要です。しかし、これまでは窓やドアの断熱性能を評価するJISはありましたが、遮熱性能を評価するJISがなかったため、窓やドアの熱性能を評価することができませんでしたが、このたび、窓やドアの遮熱性能を評価するJISを制定しました。
今回制定した JIS が、住宅等に使用される窓やドアの設計、製造に活用されることにより、断熱性能と遮熱性能のバランスのとれた窓やドアの普及が進み、建物における 省エネ促進、冷暖房の高効率化への貢献が期待されます。 なお、窓やドアの遮熱性能の測定方法については、今回制定されたJISをベースとして、日本、中国、韓国の共同提案により国際標準化機構(ISO)において国際標準化に向けた作業が行われています(資料2)。

②  「木製ベビーベッド」のJISを改正
(独)国立成育医療研究センターが収集した情報によると、ベビーベッドに関する事故の約9割が「転落」を原因としたものです。この転落事故のうち、①使用者が前枠を上げておくのを忘れ(前枠の閉め忘れ)、乳幼児が寝返りを打つ等によって転落するもの、②つかまり立ちができる乳幼児が、床板が中段の状態のもとで前枠の横さんに 足をかける等によって転落するものの2つの原因がその大半を占めています。 このたび、上記の転落事故に対応するため、木製ベビーベッドに関するJISを改正しました。
今回改正したJISは、乳幼児の寝返りや横さんに足をかけることによる転落事故の低減化に資することが期待されます(資料3)。

3.今後の予定

次月以降も定期的に、JIS規格制定・改正等を行っていきます。

担当

産業技術環境局 基準認証政策課

公表日

平成26年4月21日(月)

発表資料

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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