経済産業省
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松島経済産業副大臣がブラジル、パラグアイに出張しました

本件の概要

松島副大臣は、5月1日(木)から8日(木)まで、ブラジル及びパラグアイを訪問しました。
ブラジルでは。ロポン鉱山エネルギー大臣と会談し、原子力協力、省エネ協力などエネルギー政策に関して協議するとともに、陸地と海底油田の間に洋上プラットフォームの建設を日本企業連合(造船・海運など)が受注できるよう要請しました。また、シェーファー開発商工省次官と、医療機器審査や特許審査の迅速化等のビジネス環境整備に向けた協力について、双方で進展させることに合意しました。
パラグアイでは、低い租税負担率や外資開放政策により、日系企業の進出が増加しているアルトバラナ県知事と今後の日系企業の事業支援策について意見交換しました。
 

[ブラジル(ミナスジェライス州イバチンガ市):5月3日(土)]

日本とブラジルの経済協力のシンボルであるウジミナス社のイパチンガ製鉄所(昭和37年創業)を視察し、同社の事業戦略を聴取するとともに、①物流インフラの不足、②電力価格の高騰、③中古設備の輸入規制、④高度な技能人材の不足などブラジル政府の経済政策の課題について意見交換しました。
 

[パラグアイ(シウダデルエステ市):5月4日(日)~5月5日(月)]

低い法人税率や真面目で安価な若年労働力、外資開放政策などパラグアイの事業環境の優位性に目を付け、ブラジル市場への自動車用ワイヤーハーネスの供給拠点として進出したフジクラを訪問し、パラグアイでの事業運営の方策等について意見交換を行いました。(シウダデルエステ市はパラグアイ東端に位置し、ブラジルに隣接)
日系企業の進出地域であるサカリアス・アルトパラナ県知事と会談し、ODAによる輸出用道路の整備など日本政府の支援策を紹介した上で、企業誘致に関するインフラ整備、投資優遇策について意見交換を行いました。
パラグアイ、ブラジルの両国に電力を安定的に供給しているイタイニブ二国間公団・水力発電所(1400万KW、発電量は世界最大)を視察し、ブラジルの水力発電(総発電量の7割以上)の現状を視察するとともに、ブラジル進出日系企業から改善要望が出されている電力供給について意見交換を行いました。
 

[ブラジル(ブラジリア):5月6日(火)]

ロボン鉱山エネルギー大臣との会談では、①同国が今後、原子力発電所の建設を進める計画を有していることから、原子力分野での協力を進めることに同意するとともに、②スマートコミュニティ分野での協力、③日系アルミ精錬分野での電力価格高騰問題への支援要請、また、④新たな海底油田開発への日本企業の参画要請、及び、⑤陸地と海底油田の間の洋上プラットフォーム建設への日本の造船関連企業の受注に向けたトップセールスを行いました。
また、これに先立ち、ブラジル全土の電力供給を管理しているOMS(電気管理システム)を訪問し、ブラジル国内の発電と送配電、消費の地理的分布の状況や、今後の見通しについて意見交換を行いました。
シェーファー開発商工次官(日伯貿易投資促進・壇鏡協力合同委員会の共同議長)と会談し、日系企業から要望のある、①複雑かつ高負担な税制の改善や②技術移転に係わるロイヤリティ送金の上限設定の改善、③医薬品や医療技術審査の迅速化による医療分野での協力、④特許審査期間の短縮に向けた協力など、ビジネス環境整備の改善に向けて、日本とブラジルの双方で進展させることに合意しました。また、日系アルミ精錬事業に対する電力価格高騰問題の改善に向けた支援を要請しました。
日伯方式が成功している「地上デジタル放送」にならい、ブラジルから南米に展開することを目指した新たな協力として、日本企業も参加して、日伯スマートコミュニティ・ワークショップを開催しました。今後の具体的な協力を進めるために、9月にスマートコミュニティ作業部会を開催することで合意し、ブラジル側から電力会社等も参加したビジネスマッチングの機会を創出することに合意しました。
 

担当

通商政策局 中南米室

公表日

平成26年5月16日(金)

発表資料

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