経済産業省
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茂木大臣がAPEC貿易大臣会合(MRT)に出席しました

本件の概要

茂木経済産業大臣は、APEC貿易大臣会合に出席するために、5月17日 (土)から18日(日)にかけて、中華人民共和国・青島(チンタオ)を訪問しました。また、この機会を捉え、中国・高商務部長及びカナダ・ファスト国際貿易大臣と二国間会談を行いました。
 

1. APEC貿易大臣会合

本年は、中国が議長を務めており(議長:高虎城商務部長)、WTOや地域経済統合の進展、経済成長の促進、インフラ開発を始めとしたコネクティビティの推進などについて、精力的に議論を行いました。
 WTOについては、貿易円滑化協定の実施をAPECエコノミーがリードすること、ポストバリの作業を加速することに合意しました。ITA拡大交渉については、引き続き交渉の早期妥結を目指すことに合意しました。環境物品については、交渉を推進することを確認しました。拡大する保護主義を抑止するため、新たな保護主義的措置を導入しない約束の期限を2018年まで延長することを、首脳に進言することに合意しました。

また、地域経済統合の進展については、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)について、引き続き、その実現に向けて着実に取り組んでいくべきであり、具体的な取組として、情報共有、能力構築、分析作業、ロードマップの策定を進めることが合意されました。さらに、我が国から、サービス貿易の自由化に関して、製造業関連サービス及び環境サービスについて、貿易の自由化・能力構築支援を今後実施していくことを提案し、多くのエコノミーからの支持を得て、閣僚声明にも盛り込まれました。
経済成長の促進については、日本経済の再生に向けて、「大胆な改革」、「成長戦略」をスピード感を持って実現・実行し、着実に成果を上げていることを報告しました。併せて、各エコノミーに対して、アジア太平洋地域全体において、構造改革に取り組んで行くことの重要性を指摘し、閣僚声明においても確認されました。また、女性の活躍推進への日本の取組を紹介するとともに、経済活性化のために女性の活躍推進が重要であることを指摘、「APEC女性活躍推進企業50選」をとりまとめることを提案し、歓迎されました。

さらに、インフラ開発を始めとしたコネクティビティ(インフラ、制度面、人と人との連結性)については、各エコノミーの政府や企業を招き「インフラの質に関するセミナー」を8月に東京で開催すること、11月の首脳会合までに、インフラの質を適正に評価するためのガイドブックを作成することを提案し、歓迎されました。

2.二国間会談

(1) 中国 高商務部長とは、二国間及びマルチの協力について、極めて良い雰囲気で率直な意見交換を行いました。中国本土で日中の閣僚が会談を行ったのは、2012年9月の日本政府による尖閣諸島の取得・保有に伴い両国関係が緊迫化して以来、初めてのことです。日中関係には難しい問題もありますが、戦略的互恵関係という大局的な考え方に則り、省エネ、環境、物流など経済分野での協力を進めて行くべきとの認識が共有できました。経済産業省と商務部の間の協議枠組みを進めることについて、お互い協力していくことになりました。また、日中韓FTAやRCEP、ITA拡大交渉の早期妥結についても意見交換を行いました。
 

(2) カナダ ファスト国際貿易大臣とは、日カナダEPA交渉やエネルギー分野での協力等について意見交換を行いました。カナダ太平洋側からのLNGの輸出について、出来る限り早期かつ競争的価格での輸出を改めて要請し、日本企業が参加を予定している具体的プロジェクトについても議論しました。

カナダ ファスト国際貿易大臣との会談
 

担当

通商政策局 アジア太平洋地域協力推進室

公表日

平成26年5月19日(月)

発表資料

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