経済産業省
文字サイズ変更
アクセシビリティ閲覧支援ツール

知的財産分野での協力をさらに強化します ~日中特許庁副長官会合の結果について~

本件の概要

特許庁と中国国家知識産権局は、10 月 24 日、中国青島で日中特許庁副長官会合を開催しました。本会合では、両庁が、日中特許審査ハイウェイ(※1)について、ユ ーザーの利便性を高めるために協力していくことで合意しました。また、中国特許文献に対する検索性のさらなる向上を図るべく、特許分類協力に関する 2014 年~2016 年のアクションプランに合意しました。その他、意匠、機械化、審判、人材育成 など、多方面にわたる協力について協議しました。
 

1.背景

中国における特許出願件数は、2011年以降、世界第1位となり、その伸び率も顕著 です。また、2013年の中国における外国からの特許出願件数は、日本からの出願が約4.1万件とトップ(第2位の米国は約3.0万件)となっており日本と中国とが密接 な関係にあることが分かります。近年、中国国内においても、知的財産関連法令の整備が進んでおり、これらの議論に、日本の企業等ユーザーの意見を反映していく上で、 日中両庁間の協力を強化していくことは重要となっています。そこで、この度、日中副長官会合を開催し、ハイレベルでの協議を行いました。

2.日 中特許庁副長官会合の結果 (概要)

(1)特許分野の協力

  • 特許審査官協議について、日中特許審査ハイウェイ案件を含めた共通案件を対象 とすることで合意しました。
  • 日中特許審査ハイウェイについて、審査処理期間等の関連統計データを共有するこ と及びユーザーへの広報を更に進めるために協力することで合意しました。
  • 中国特許文献に対する検索性のさらなる向上を図るべく、特許分類協力に関するア クションプランに基づいて、中国側に対して FI/F ターム(※2)のトレーニングを提供す ることとしました。

(2)意匠分野の協力

  • 創作非容易性に関する比較研究表を作成したことを確認し、意匠国際分類やハー グ協定加盟の経験について情報交換していくことで合意しました。

(3)機械化分野の協力

  • ワン・ポータル・ドシエ(※3)の公衆への公開について協力することで合意しました。

(4)審判分野の協力

  • 審判分野の専門家による第1回定期会合を開催し、無効審判の運用、人材育成な どについて意見交換を行うことで合意しました。

(5)法制度及び運用についての協力

  • 日中法制度・運用シンポジウムを継続して開催することで合意しました。

(6)次回ハイレベル会合

  • 次回ハイレベル会合を適切な時期に開催することで合意しました。

3.今後の取組

特許庁は、日中二国間の枠組みを活用し、我が国出願人の知的財産権が中国においても迅速かつ質の高い審査によって保護・活用されるように、制度環境の構築に努 めてまいります。

※1  特許審査ハイウェイとは、ある国で特許権を取得することが可能と判断された出願について、出 願人の申請により、別の国で簡単な手続で早期審査を申請することができる制度です。
※2  FI とは、国際特許分類(IPC)を基礎として細展開された日本国特許庁独自の分類です。また、Fタームとは、特定の技術的範囲ごとに、複数の技術観点(発明の目的、用途、材料、制御、制御量など)から細区分した検索インデックスです。
※3  ワン・ポータル・ドシエとは、日米欧中韓の五大特許庁において、各特許庁における関連した出願の審査の情報を一括して表示するサービスです。

担当

特許庁 総務部 国際政策課
 

公表日

平成26年10月27日(月)

発表資料

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
Copyright Ministry of Economy, Trade and Industry. All Rights Reserved.