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水銀条約政府間交渉委員会第6 回会合が開催されました

本件の概要

水銀に関する水俣条約の発効に向けた準備作業として、11月3日(月)から7日(金)までバンコク(タイ)において、同条約の政府間交渉委員会第6回会合(INC6)が開催され、締約国会議第1回会合において採択されるべき貿易手続に関するガイダンス等について議論が行われました。

1.背景

国連環境計画(UNEP)は、平成21 年2 月に開催された第25 回UNEP 管理理事会における合意に基づき、国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定するため、平成22 年に政府間交渉委員会(INC)を開始しました。その後、2013 年1 月にジュネーブで開催されたINC 第5 回会合において、条約条文案が合意されるとともに、条約の名称を「水銀に関する水俣条約」とすることが決定しました。
2013 年10 月には、条約の採択・署名のための外交会議が熊本市及び水俣市において開催され、条約の採択・署名が行われるとともに、条約の採択後、発効までの間の暫定期間における対応、資金に関する取決め及び他の国際的な主体に関する事項に関する決議が採択されました。
水俣条約は、水銀の一次採掘の禁止から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への放出、水銀廃棄物に係る規制に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約です。我が国は、水俣病の経験を踏まえ、世界における水銀汚染対策を強化すべきとの立場から、これまでの議論に積極的に貢献してきています。

2.政府間交渉委員会第6 回会合(INC6)の概要

(1) 会議の開催期間等

  • 開催期間:平成26 年11 月3 日(月)~7 日(金)
  • 開催場所:タイ・バンコク

(2) 出席者
会合には、120 以上の国・地域の政府代表の他、国際機関、NGO 等400 名以上が出席しました。
我が国からは、外務省、経済産業省及び環境省から構成される政府代表団が出席しました。
 

3.会合の結果

会合では、条約の採択後、発効までの間の暫定期間における対応、資金に関する取決め等に関して、暫定条約事務局が作成した文書に基づいて、議論が行われました。主な議論の結果は以下のとおりです。

<水銀の供給と国際貿易(第3 条)>

  • 水銀の輸入同意を示すフォーマットや、非締約国から水銀を輸入する際に水銀の供給源を確認するためのフォーマット等、水銀の輸出入時に必要となるフォーマットを今次会合で暫定的に採択。第1 回締約国会合で正式に採択予定。
  • 輸出入のフォーマットの使用方法などを示すガイダンスや、在庫の特定に関するガイダンスについては、次回会合にて引き続き議論する予定。

<適用除外(第6 条)>

  • 水銀の添加製品や水銀及び水銀化合物を使用する製造工程に関する規定に対する適用除外の申請フォーマットと申請に必要な情報を今次会合で暫定的に採択。第1 回締約国会合で正式に採択予定。

<資金及び資金供与の制度(第13 条)>

  • 水俣条約第13 条に規定される地球環境ファシリティ(GEF)の信託基金及び特定の国際的な計画について議論したものの、合意に至らず会期間(次回会合までの間)も含めて引き続き作業を進める予定。

<報告(第21 条)、締約国会議(第23 条)>

  • 締約国会議の手続規則や財政規則、及び条約の実施状況について各締約国が行う報告の様式及び頻度について議論を開始、次回会合において引き続き議論の上、採択する予定。

(参考)会議文書等
会議文書等は以下のウェブサイトから入手可能です。
http://www.mercuryconvention.org/Negotiations/INC6/tabid/3563/Default.aspx外部リンク

4.今後のスケジュール等

条約発効前に、水銀に関する水俣条約政府間交渉委員会第7 回会合(INC7)が開催される予定です。発効後は締約国会議が定期的に開催されます。
なお、水俣条約は、50 番目の国が締結した日から90 日後に発効します。

担当

製造産業局 化学物質管理課

公表日

平成26年11月10日(月)

発表資料

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