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2014年IEC東京大会の概要(速報)について

本件の概要

11月4日から東京国際フォーラムにて開催している国際電気標準会議の年次大会である2014年IEC注1東京大会(以下、「IEC東京大会」)について速報します。

 1.IEC東京大会の開催概要(別紙1)

IEC(会長:野村淳二・パナソニック㈱顧問)は、毎年、IEC大会として、総会、組織運営等の会議と規格開発を行う専門委員会等を開催しています。本年のIEC大会は、11月4日から15日まで東京国際フォーラムで開催されています(日本でのIEC大会開催は1999年の京都大会以来4度目)。
本年のIEC東京大会は、11月10日の開会式時点の登録者ベースで、世界83ヶ国から、約2,600人(うち海外から約1,900人)が参加しています。
11月10日の開会式には、宮沢洋一・経済産業大臣が出席・挨拶し、
・標準化を通じて、個々の製品や技術の発展をシステムとして統合し、更なるイノベーションを実現することの重要性
・中小・ベンチャー企業による国際標準化の取組促進、発展途上国によるIEC活動への一層の参加促進、標準化の人材育成の重要性
・これらの課題について、経済産業省はIEC活動に積極的に貢献
について話しました。

IEC東京大会では、主催国である日本が独自に大会テーマ”Integration toward a Smarter World”を設定しています。このテーマに基づいて、通常のIEC大会で行われる公式会議等の他に、企業等によるテクニカルビジット、技術展示会、シンポジウム、会場内実証実験等の併催イベント等を行う、画期的な新スタイルのIEC大会となりました。
併催イベント等を通じて、海外の標準化の専門家に対して、スマート分野等(スマートシティ、スマートグリッド、電気自動車、省エネ、環境等)における日本の最先端技術等について、「見て」「触れて」「体験する」機会を提供し、国際標準化における日本のプレゼンスをさらに強く示すことができました。
IEC東京大会の国際標準化活動については、53分野の専門委員会・分科会(TC/SC)を招致しました(開催会議数は約240)。別紙2にこれらの会議の成果例を、大会テーマの①電力・スマートグリッド分野、②家電製品分野、③半導体・通信分野、④電子技術分野の4つについてまとめました。

経済産業省は、IEC東京大会が開催される本年を「標準化政策の強化の年」と位置づけ、5月15日に「標準化官民戦略注2」を取りまとめ、公表しました。以下に示すIEC東京大会の主な成果等を踏まえて、今後とも「標準化官民戦略」を着実に推進してまいります。

2.総会オープンセッション注3における「東京宣言」の発出(別紙3)

11月14日の総会オープンセッションでは、大会テーマである”Integration toward a Smarter World”をテーマとするシンポジウムを開催し、よりスマートな世界の実現に向けたIECへの提言である、IEC東京大会・総会オープンセッションステートメント(以下、「東京宣言」)が発出されました。
総会オープンセッションにおいてIECへの提言を発出するのは、初めての取組です。今回の東京宣言は、世界の様々なステークホルダーの意見を踏まえたものとなっており、会場からも高い評価を得ました。経済産業省は、東京宣言が今後のIECの国際標準化活動の方向性を示すものとなることを期待します。

3.ロード・ケルビン賞注4受賞

日本のIECの標準管理評議会(SMB)注5委員を務めている平川秀治氏(㈱東芝・技術企画室主監)が、電気・電子分野の永年にわたる標準化活動の顕著な功績が認められ、IECにおいて最も権威がある、「ロード・ケルビン賞」を受賞し、11月12日に東京會舘(東京都千代田区)にて授賞式が行われました(日本人の受賞者は4人目)。 

注1)IEC:国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)
電気・電子技術等に関する国際標準化や適合性評価等の活動を通じ、国際貿易の振興と製品やサービスの利用者の利便性向上に寄与する国際機関。2014年11月現在で加盟国数は83カ国、開発規格数は約7,000。

注2)標準化官民戦略
新市場創造や企業の競争力強化に資する「標準化」に関して、官民が連携して取り組むべき具体策を標準化戦略として策定するため、経済産業大臣が主宰する「標準化官民戦略会議」が本年5月15日に策定したもの。詳細は以下のURL参照。
http://www.meti.go.jp/press/2014/05/20140515003/20140515003.html

注3)総会オープンセッション
IEC大会では、毎年、総会の後に、ホスト国がIEC中央事務局と内容を協議し実施するシンポジウム(総会オープンセッション)を開催。今年の総会オープンセッションは、平成26年度工業標準化事業表彰で内閣総理大臣表彰を受賞した藤澤浩道IEC副会長(㈱日立製作所技師長)をモデレーターに、柵山正樹氏(三菱電機㈱社長)による基調講演、ピーター・レーシ氏(アクセンチュア)、レオン・ルース氏(ハワイ大学)、サトリ・ファラヌ氏(インドネシア電力公社)の3氏によるプレゼンテーション、3氏と上野文雄氏((株)東芝)の4氏よるパネルディスカッションを実施。プログラムの詳細は以下のURL参照。
http://www.iec2014.org/councilopensession.html外部リンク

注4)ロード・ケルビン賞
IECの設立に貢献した初代IEC会長のケルビン卿を称え、1995年に創設。永年にわたりグローバルな電気・電子技術標準化に顕著な功績のあった者を表彰。2012年より受賞者は毎年1名となり選考基準が厳しくなった。

注5)標準管理評議会(SMB:Standardization Management Board)
IECの規格開発に関する業務の指揮、管理及び監督を行う機関。

(別紙1)2014年IEC東京大会について
(別紙2)2014年IEC東京大会における国際標準化の進展について
(別紙3)IEC東京大会総会オープンセッションステートメント(東京宣言)

(参考)IEC東京大会の様子

①開会式の様子(11月10日) 

(宮沢 洋一 経済産業大臣 挨拶)


(野間口 有 日本工業標準調査会会長  挨拶)


②ウェルカムレセプションの様子(11月10日)
(岩井 茂樹 大臣政務官 挨拶)


③平川 秀治SMB委員のロード・ケルビン賞受賞の様子(11月12日)

担当

産業技術環境局 国際電気標準課

公表日

平成26年11月14日(金)

発表資料

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