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より簡便・迅速・的確に世界各国での商標権取得ができるようになります~日本の類似群コードを活用して商品・役務名の調査が可能になりました~

本件の概要

世界知的所有権機関(WIPO)が保有する世界最大級の商品・役務名のデータベースである「Madrid Goods & Services Manager(MGS)」に、特許庁が提供する「類似群コード」の掲載が開始されました。
これにより、「類似群コード」(※1)を使用して各国で認められる商品・役務名を調査することができ、商標の国際出願(マドリッド・プロトコルを利用した国際出願)のユーザーの利便性の向上が期待されます。

1.背景

企業活動をグローバルに展開していく上で、進出先の各国において商標権を迅速かつ的確に取得することが重要です。商標権は、マークと使用する商品・役務からなるため、商標を出願する際には商品・役務名を明確に記載する必要がありますが、商品・役務名が全ての国で認められるとは限りません。そして、商標の国際出願をする際、出願先の国で認められる英語の商品・役務名を確認するためのツールとして、WIPOが提供するデータベース「MGS」がありますが、これまでは、我が国の有用な「類似群コード」を利用して調査することはできませんでした。

特許庁は、2014年8月にWIPOと新たに締結した協力覚書に基づき、「MGS」に掲載の商品・役務名について、我が国が用いている類似群コード情報をWIPOへ提供してきました。また、WIPOでは、「MGS」の検索結果に類似群コードを表示したり、類似群コードを用いて商品・役務名を調査したりするための機能を開発してきました。

この結果、「MGS」において上記機能が利用可能となりました。

2.「MGS」への類似群コード情報の掲載により便利になったこと

我が国のユーザーが、商標の国際出願をする際に、新たに、慣れ親しんだ日本の類似群コードを使用してWIPO及び主要なマドリッド・プロトコル加盟国で認められる英語の商品・役務名を調査することが可能になりました。これにより、我が国のユーザーが、より簡便・的確に世界各国で適切とされる商品・役務名の調査を行うことができるようになり、商品・役務名に関する拒絶の通報を受けることなく、各国において商標権を早期に取得できることが期待されます。

今後も、特許庁は、WIPO等の外国知的財産機関への協力を通じ、我が国企業のグローバルな事業活動の支援に努めてまいります。

※1 類似群コードとは
生産部門、販売部門、原材料、品質等において共通性を有する商品、又は、提供手段、目的若しくは提供場所等において共通性を有する役務をグルーピングし、その各グループを五桁のコードで表したもの。

担当

特許庁審査業務部商標課

公表日

平成28年3月11日(金)

発表資料

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