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水銀に関する水俣条約政府間交渉委員会第7回会合が開催されました

本件の概要

水銀に関する水俣条約の発効に向けた準備作業として、3月10日(木)から15日(火)までデッドシー(ヨルダン)において、同条約の政府間交渉委員会第7回会合(INC7)が開催され、締約国会議第1回会合において採択されるべき貿易手続に関する手引等について議論が行われました。

1.背景

国連環境計画(UNEP)は、平成21年2月に開催された第25回UNEP管理理事会における合意に基づき、国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定するため、平成22年に政府間交渉委員会(INC)を開始しました。その後平成25年10月に、熊本市及び水俣市において条約の採択・署名のための外交会議が行われ、条約が採択されました。
水俣条約の発効時に必要となる指針や発効後に開催される第1回締約国会議(COP1)で採択する手続き規則等については、事前の議論及び合意のため、条約採択後も引き続きINCで議論されています。前回の第6回INC(平成26年11月)に引き続き、今次会合においてもこれらの事項等について議論されました。
 

2.政府間交渉委員会第7回会合(INC7)の概要

  1.  会議の開催期間等

  • 開催期間:平成28年3月10日(木)~15日(火)

  • 開催場所:ヨルダン・デッドシー

  1. 出席者
    会合には、各国・地域の政府代表の他、国際機関やNGO等が出席しました。我が国からは、外務省、経済産業省及び環境省から構成される政府代表団が出席しました。

3.会合の結果

会合では、締約国会議第1回会合(COP1)において採択されるべき事項等に関して、水俣条約外交会議で採択された決議に付された優先順位に基づき議論が行われました。主な議論の結果は以下のとおりです。

 <水銀の供給と国際貿易(第3条)>

  • 水銀の輸出入については、輸出前に輸入国の事前同意を得ることになっているところ、同意を得るためのフォーマットの使用方法などを示す手引をCOP1での採択を前提に仮採択しました。

  • 50トンを超える個別の在庫および年間10トンを超える在庫を発生させる供給源を特定するよう努めることになっているところ、特定の方法等に関する手引をCOP1での採択を前提に仮採択しました。

<水銀の排出(第8条)>

  • 水銀の大気排出に関するBAT/BEPの手引については、一部の国からその位置付けに関する懸念が示され、当該手引と条約上の義務の差異を明確にするための修正を行った上で、暫定版として採択されました。

<暫定的保管(第10条)>

  • 環境上適正な暫定的保管については、指針策定にあたってのロードマップが採択されました。今後は、各国等が推薦する専門家の協力を得つつ、条約暫定事務局が指針案を作成することになります。

(参考)会議文書等会議文書等は以下のウェブサイトから入手可能です。http://www.mercuryconvention.org/Negotiations/INC7/tabid/4506/外部リンク

 

4.今後のスケジュール等

水俣条約は、50番目の国が締結した日の後90日目に発効します。現時点で、25カ国が条約を締結しています。発効後、締約国会議が定期的に開催されます。

 (参考)
水俣条約は、水銀の一次採掘の禁止から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への放出、水銀廃棄物に係る規制に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約です。我が国は、平成28年2月2日に水俣条約を締結し、水俣病の経験を踏まえ、世界における水銀汚染対策を強化すべきとの立場から、これまでの
議論に積極的に貢献してきています。

担当

製造産業局化学物質管理課

公表日

平成28年3月17日(木)

発表資料

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