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「航空機整備士・製造技術者養成連絡協議会」開催結果について取りまとめました

本件の概要

経済産業省や国土交通省等の関係省庁との協力の下、航空会社、製造事業者、民間養成機関等から構成される「航空機整備士・製造技術者養成連絡協議会」において、我が国の整備士・製造技術者の養成・確保に向けた諸課題についての検討を行 いました。
当協議会において、航空機の整備士及び製造技術者の人材育成、また、将来にわ たる幅広い人材確保を目的に航空業界への関心の向上に向けて議論をしました。
平成 27年度は検討事項に対する具体策の実施や、中長期的な課題についての詳細な検討を実施する予定です。

1.背景

航空需要の増大等により、整備・製造ともに人材不足が見込まれます。
航空機関連 産業の発展に向けて整備士・製造技術者を養成・確保するため、平成 26 年 8 月に経済産業省、国土交通省、文部科学省及び厚生労働省との協力の下、航空会社、製造 事業者、民間養成機関等から構成される「航空機整備士・製造技術者養成連絡協議会」(以下、「協議会」。)が設立されました。
公益社団法人日本航空技術協会及び一 般社団法人日本航空宇宙工業会を事務局として、我が国の整備士・製造技術者の養成・確保に向けた諸課題についての検討を行いました。

2.検討内容 

協議会下に、整備士養成ワーキンググループ(以下、「WG」。)、製造技術者 WG、裾 野拡大 WG を設置し、人材確保・育成に関する以下の諸問題について検討しました。
その結果、下記の点に関して、取りまとめを行いました。
①整備士養成 WG

  • 整備に必要な英語能力習得のため、平成 27 年度中にテキスト類の整備を目指し、 これを養成機関等における英語教育の現場において活用すること
  • 技術・品質・整備計画の管理等を行う整備管理従事者の育成のため、航空会 社において整備管理の基本となる共通的な部分に係るテキスト類の整備(「入 門編」「専門編」等に分冊化)を行い、平成 27年度中に少なくとも「入門編」の 整備を目指し、これを活用すること
  • 整備機会が減少した技量・技能について、航空会社各社に共通する知見を共有することが有効であり、技量・技能の維持・伝承に係る手法の「検討」・「実施」・得ら れた知見・課題の「共有」・改善策の実施、といった PDCA サイクルを実践すること

②製造技術者 WG

  • 技能分野・役職ごとに必要となるスキル・知識を設定する技能レベル標準化の取組として、技能者については、機体構造組立に関する共通のカリキュラム、テキストを中部地域で開催された研究会で作成。設計・開発技術者、生産技術者につい ては、法規・認証・設計開発ツール等に関する外部教育の可能性を検討
  • 技能認定制度新設に対する企業や教育機関のニーズを検討したところ、新設・運 用に係る費用負担発生が想定され、賛成・反対双方の意見があることから、今後より詳細な調査・掘り下げた検討や、航空機産業の実態に合わせ既存の技能検定制度の作業について見直しが必要

③裾野拡大 WG

  • 航空関連の職業・資格・養成機関等の情報を集約したウェブサイトの創設、航空関 連職業のガイドブック・パンフレットの作成、ソーシャルメディア等の活用といった個別の取組のネットワーク化等による航空業界全体の取組の推進
  • 工場見学ツアー等の実現に向けた検討や、「空の日」等の各種 イベントとの連携、スカイスポーツ等の振興による空に親しむ体験を充実させる取組の強化
  • 現役の女性操縦士・整備士・製造技術者による講演会の開催等女性人材の増加 に向けた取組
  • 高校の進路指導担当者等への情報提供や「キャリア教育」の取組との連携等の初 等中等教育における航空への関心を高める取組を推進すること

3.今後の取組 

平成27年度も協議会、各WG を開催し、諸課題の具体的解決策の検討等を継続します。

担当

製造産業局航空機武器宇宙産業課

公表日

平成27年4月1日(水)

発表資料

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