経済産業省
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「攻めのIT経営銘柄」を通して見えた、高ROE企業の特徴を公表します!

本件の概要

経済産業省は、我が国企業の戦略的IT活用の促進に向けた取組の一環として、東京証券取引所と共同で「攻めのIT経営銘柄」を選定し、本年5月26日に公表しました。
「攻めのIT経営銘柄」に応募した企業を分析した結果、ROEが8%を上回る企業におけるIT活用の取組状況について、共通する特徴が確認されましたので、そのポイントを公表いたします。
経済産業省としては、収益力向上に向けた「攻めのIT経営」の取組と、それを通じた企業の中長期的な成長を引き続き推進してまいります。

 1.今回の調査の概要

「攻めのIT経営銘柄」の選定にあたり、東京証券取引所に上場する全ての企業を対象として、平成26年12月に各社におけるIT活用に関する取組状況についてアンケート形式の調査票を送付いたしました。
その結果、210社から回答があり、銘柄の選定を行うとともに各社からの回答内容について分析を行いました。
 

2.分析結果のポイント

回答内容の分析において、企業の業績とIT活用状況についてその関連を検証した結果、ROEが8%(※)を超える企業に共通する特徴が確認されました。
具体的には、ITの活用に対する経営者自らのリーダーシップの発揮や、事業部門へのIT人材の配置、自社での人材育成の実施等が共通の特徴として確認されました。IT投資とあわせて経営レベルでの組織的取組が一体的に実施されていることにより、ITの活用による収益力強化が実現しているとみられます。
(詳細については、別添資料をご覧ください。)
※ROE(自己資本利益率)8%は、各企業がグローバルな投資家から認められるための第一ステップとして、達成をコミットすることが期待されている最低限の値とされています。日本企業のROEは近年上昇する傾向を見せていますが、長期にわたり平均で5%を下回るなど、資本コストよりも低い水準に低迷しています。
(伊藤レポート「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクト「最終報告書」 平成26年8月より)

 3.分析結果の例

(1)収益力の高い企業は、経営トップ自らがITについて高い関心を有している。
収益力の高い企業は、経営トップ自らがITについて高い関心を有していることを表すグラフ
(2)収益力の高い企業は、事業部門 にIT人材を配置している。
収益力の高い企業は、事業部門 にIT人材を配置していることを表すグラフ
(3)収益力の高い企業は、積極的に株主等に向けてITに関する取組を説明している。
収益力の高い企業は、積極的に株主等に向けてITに関する取組を説明していることを表すグラフ

(参考) 今回の調査結果から高ROE企業に共通して確認された特徴
1.経営トップ 経営トップ自身がITについて高い関心を有している。情報システムの刷新に自ら取り組んでいる。情報セキュリティリスクを認識し、対応している。2.人材 事業部門にIT人材を配置している。社内においてIT人材を育成している。3.取組 「事業革新のためのIT活用」を他社に先駆けて開始している。積極的に株主等に向けてITに関する取組を説明している。

担当

 経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課

公表日

平成27年7月15日(水)

発表資料

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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