経済産業省
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遺伝子組換え微生物の使用等に係るGILSP告示への掲載方法を改善しました

本件の概要

経済産業省では、遺伝子組換え微生物の産業利用を一層促進するために、遺伝子組換え微生物の使用等に係るGILSP告示への挿入DNAの記載について、アミノ酸変異箇所を示さない記載方法を可能としました。

1.背景

(1)経済産業省告示の「遺伝子組換え生物等の第二種使用等のうち産業上の使用等に当たって執るべき拡散防止措置等を定める省令第一号の規定に基づき経済産業大臣が定めるGILSP遺伝子組換え微生物」(以下、「GILSP告示」という。)に掲載する微生物は、一度、GILSP区分として「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)」第13条の経済産業大臣の確認を得た案件の中から、事業者が掲載を希望するものを候補とし、産業構造審議会バイオ小委員会等における審議を経て、最終的に適切と認められるものを掲載しています。

(2)GILSP告示への「挿入DNA」の記載につきましては、これまで大臣の確認を得た申請内容を正確に掲載することとしてきたため、アミノ酸変異箇所についても詳細に記載しておりました。

(3)これに対して、一部事業者におかれては、GILSP告示への掲載を希望するものの、自社のノウハウであるアミノ酸変異箇所が同告示に明記されることを避けるため、掲載を躊躇するケースがみられていたところです。

2.今回の改善内容

(1)従来より、GILSP告示に掲載される挿入DNAに関しましては、「別表第二の挿入DNAは、当該挿入DNAの一部が改造されたものであっても、産生される物質の機能上の基本的性質に著しい変化が認められない場合は、別表第二の挿入DNAと同等なものとして扱うものとする」(同告示の注釈(5))とされています。

(2)今般、上記注釈(5)の運用の範囲内で、アミノ酸変異箇所を記載しない、いわゆる野生型での記載を可能としました。

(3)今後、カルタヘナ法第13条の確認を受ける案件に加え、既にGILSP告示に掲載されている案件、過去にカルタヘナ法第13条の確認を得たものの、GILSP告示掲載の候補として登録されなかった案件を対象とし、野生型での掲載の適否につき、学識経験者等による審議を経た後に、適切な事案について、随時掲載を行います。

(4)今回の掲載方法の改善により、生物の多様性の確保が着実に図られつつ、遺伝子組換え微生物の産業利用が一層促進されるものと期待されます。

担当

商務情報政策局生物化学産業課 生物多様性・生物兵器対策室

公表日

平成27年10月7日(水)

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