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世耕経済産業大臣がインドとロシア連邦に出張しました

本件の概要

世耕経済産業大臣は、1月8日から1月13日の日程でインドとロシア連邦を訪問しました。インドでは、モディ首相を始め、政府要人と会談を行うとともに、日印エネルギーフォーラム2017及びバイブラント・グジャラート2017に出席しました。
ロシア連邦では、シュヴァロフ第一副首相を始め、政府要人と会談を行うとともに、ノヴァク・エネルギー大臣と日露エネルギー・イニシアティブ協議会第2回会合を行いました。
 

1.インド

(1)インド政府要人との会談

モディ政権は、産業発展や外交強化に精力的に取り組んでおり、日本に対し、非常に高い期待を寄せております。世耕大臣は、インドが抱える課題の解決、日本企業によるインド市場獲得の推進、産業・エネルギー面における両国の協力の具体化のため、モディ首相、シタラマン商工大臣、ルパニ・グジャラート州首相と会談を行いました。
まず、5年間で投資金額や進出企業数を倍増させるとの首脳合意の実現に向け、投資促進施策の具体化を進めました。具体的には、日本式ものづくり学校(JIM)3万人プロジェクトへの支援を要請し、ものづくり大使を任命しました。中小企業の進出を促すためプラグ&プレイ型の貸工場への出資をJBICが決定し、ルパニ・グジャラート州首相立会いの下で、MOU締結式を実施しました。さらに、投資規模にかかわらず、中小企業を含む「日本工業団地」への特別インセンティブ・パッケージ付与の要請を行いました。
また、Make in Indiaや高速鉄道など、モディ政権の主要アジェンダに貢献する日本企業25社のトップに同行いただき、各閣僚と世耕大臣の会談に同席いただいたり、別途行われた各閣僚との意見交換会に参加いただいたりすることで、日本企業のプレゼンスを示しつつ、インドにおけるビジネス環境整備を各要人に働きかけ、課題解決に向け前進しました。
  
(写真:モディ首相との会談の様子)
  
(写真左:シタラマン商工大臣との会談の様子)(写真右:ルパニ州首相との会談の様子)

①モディ首相との会談

10日午前、世耕大臣はインドのモディ首相と会談を行い、産業人材育成、エネルギー分野における協力、経済連携の促進、日本工業団地等の投資促進などの幅広い話題について意見交換しました。国際秩序の変革が起こる可能性を踏まえて、アジアの安定化に向けた日印協力については、RCEPをASEANが主導し、幅広く質の高い協定にするため、日印で協力を強化すべきこと、また、アジア・アフリカ大動脈構想を具体化していくことを提案し、モディ首相から賛同を得ました。
原子力協力については、先般、モディ首相から我が国の原子力防災対策を評価されたため、今般、インド政府関係者を、福島第一原発をはじめ日本の原子力施設の視察に招待したいとモディ首相に提案したところ、モディ首相から謝意が表明されました。

②シタラマン商工大臣との会談

9日午前、世耕大臣はシタラマン商工大臣と会談を行い、知的財産分野における協力、質の高いRCEPによる経済連携の促進などについて意見交換しました。
投資促進に不可欠な知的財産制度の整備においては、ハイレベル会合の創設や研修の拡充等を通じた権利付与の迅速化など、インドの知財制度の改善への協力の提案を行い、シタラマン大臣から高い評価を受けました。

③ルパニ・グジャラート州首相との会談

10日午前、世耕大臣はルパニ・グジャラート州首相と会談を行い、債権未回収問題等、日系企業の同州におけるビジネス環境上の課題の早期解決を要請しました。

(2)「バイブラント・グジャラート2017」開会式への参加など

世耕大臣は、9日及び10日に、世界のトップビジネスリーダーが集結する投資誘致イベント「バイブラント・グジャラート2017」に日本の国務大臣として初めて参加しました。同式典には、インドのモディ首相のほか、ケニア、ルワンダ、フランスなど世界各国の元首や閣僚、トップ企業のCEO等が参加しました。
9日午後、世耕大臣は、バイブラント・グジャラート・グローバル・トレードショーにて、スズキなどの日本企業の展示ブースをモディ首相とともに視察しました。
10日午後の開会式では、来賓として挨拶を行い、数千人の聴衆に対し、モディ首相が推進するインドの経済発展に対する日本の官民の貢献と環境・省エネやインフラ分野をはじめとする今後の方針を発信しました。
また、世耕大臣立会いの下、インドの産業人材育成に貢献するため、インドの産業発展に積極的な活動を展開しているHIDA・AOTSの研修した8名を「ものづくり人材大使」に任命しました。
 
(写真:モディ首相、ルパニ州首相、同行日本企業幹部との写真撮影)
 
(写真左:バイブラント・グジャラート開会式ご挨拶)(写真右:ものづくり大使任命式)

(3)エネルギー協力

9日午前、ゴヤル電力・石炭・鉱物・新再生可能エネルギー大臣との会談を行うとともに、NEDO主催の日印エネルギーフォーラム2017に参加しました。
ゴヤル大臣とは、天然ガスによる発電推進に向けて、LNGの調達から発電までをパッケージで行う「ガストゥーパワー」事業の実現やIPPの制度的課題について日印間で協議を開始することとしました。また、日本の石炭火力にかかる環境技術の理解促進のための人材育成を開始することとしました。系統対策について、インドでの「高品質電力供給モデル」の実現に向けて、日印間で議論を開始するとともに、NEDOを通じて蓄電池を系統に接続し需給調整を行う実証事業を進めていくことで合意しました。その他、日本の省エネ法に基づく各種基準の理解促進のための人材育成を進め、早期にインドの制度に組み込んでいくことで合意しました。
また、NEDO主催の日印エネルギーフォーラムでは、世耕大臣から、環境対策、電力系統安定化、省エネ等の分野で、日印協力を強化していくとの発言をしました。
   
(写真左:ゴヤル大臣との会談の様子)(写真右:エネルギーフォーラムの様子)

2.ロシア連邦

世耕大臣は、1月11日(水曜日)から12日(木曜日)の日程でロシア連邦(モスクワ)を訪問しました。シュヴァロフ第一副首相、オレシュキン経済発展大臣、マトヴィエンコ連邦院議長、マントゥロフ産業商務大臣と会談を行ったほか、ノヴァク・エネルギー大臣との間で「日露エネルギー・イニシアティブ協議会」第2回会合を開催しました。

(1)シュヴァロフ第一副首相及びオレシュキン経済発展大臣との会談

11日午後、世耕大臣はシュヴァロフ第一副首相及びオレシュキン経済発展大臣と会談を行いました。会談では「8項目の協力プラン(※)」を着実かつ迅速に進めていく方策について協議しました。

(2)マトヴィエンコ連邦院(上院)議長他との会談

12日午前、世耕大臣は「参議院自由民主党・日露議員懇話会」とともにマトヴィエンコ連邦院議長らと会談をし、日露議員交流の一層の強化を確認し、地域間協力の更なる発展について意見交換を行いました。

(3)マントゥロフ産業商務大臣との会談

12日午前、世耕大臣はマントゥロフ産業商務大臣と会談を行い、「8項目の協力プラン」のうち、(5)ロシアの産業多様化・生産性向上について、ロシア企業の生産性診断及び裾野産業の人材育成事業の進め方などについて議論しました。

  
(写真左:シュヴァロフ第一副首相との会談の様子)(写真右:マントゥロフ産業商務大臣との会談の様子)

(4)日露エネルギー・イニシアティブ協議会第2回会合

12日午後、世耕大臣はノヴァク・エネルギー大臣と第2回のエネルギー・イニシアティブ協議会を開催し、昨年12月のプーチン大統領来日の際に炭化水素、原子力、省エネ・再エネの各分野で合意した協力プロジェクトについて、その早期の具体化を目指して協力を進めていくことを確認しました。

 
(写真:日露エネルギー・イニシアティブ協議会の様子)

(※)8項目の協力プラン
(1)健康寿命の伸長,(2)快適・清潔で住みやすく,活動しやすい都市作り,(3)中小企業交流・協力の抜本的拡大,(4)エネルギー,(5)ロシアの産業多様化・生産性向上,(6)極東の産業振興・輸出基地化,(7)先端技術協力,(8)人的交流の抜本的拡大

担当

(インド)通商政策局 南西アジア室
(ロシア)通商政策局 欧州課
(エネルギーフォーラム)資源エネルギー庁国際室

公表日

平成29年1月16日(月)

発表資料

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