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世耕経済産業大臣がアラブ首長国連邦を訪問しました

本件の概要

世耕経済産業大臣は、世界各国から要人が参加するワールド・フューチャー・エナジー・サミット(WFES)の機会にアラブ首長国連邦(UAE)・アブダビ首長国を訪問しました。
同国では、ムハンマド・アブダビ皇太子を含む政府要人等と会談し、日本企業が保有する海上油田の権益更新について働きかけるとともに、産業、投資、教育、医療、先端技術、食糧等を含む幅広い分野での協力を深めることで合意しました。

1.アブダビ政府要人との会談

(1)ムハンマド・アブダビ皇太子

  • 世耕大臣は、長期にわたる石油・ガス分野での協力関係を更に発展させる観点から、2018年に期限を迎える海上油田権益の更新を働きかけ、ムハンマド皇太子からも一定の理解を得ました。
  • また、首脳レベルを含め、過去からの両国間で築き上げた強固な信頼関係を基礎として、エネルギー分野にとどまらず、産業、投資、先端技術、食糧等の幅広い分野における協力を深化させ、具体的な取組につなげていくことで合意しました。

ムハンマド皇太子との会談
 

(2)ジャーベルUAE国務大臣兼アブダビ国営石油会社(ADNOC)CEO

  • 世耕大臣は、2018年に期限を迎える海上油田権益の延長を働きかけ、INPEX(国際石油開発帝石(株))が権益を保有するサター油田及びウムアダルク油田について、権益の延長をすることで基本合意に至りました。
  • 今後交渉が本格化すると見込まれる他の海上油田権益の更新の重要性についても、世耕大臣から重ねて理解を求めました。
  • 本年末に期限が到来する日本政府とADNOCによる共同石油備蓄事業については、延長することで合意しました。
  • ジャーベル大臣から、長期的かつ戦略的なビジョンを持って、石油・ガス・LNG分野の上流(開発)、中流(LNG基地等)、下流(石油精製、石油化学等)にわたる幅広い協力関係を構築していきたいとの提案があり、世耕大臣は今後検討を深めたいと応じました。

ジャーベルUAE国務大臣兼ADNOC・CEOとの会談
 

(3)マンスーリUAE経済大臣との会談

  • 両大臣は、UAEが推進する産業多角化を後押しする観点から、中小企業・イノベーション分野の協力枠組みを創設するための覚書に署名しました。
  • 併せて、日本の中小企業進出の先行例として、竹中製作所(本社:東大阪本社)とGSIクレオス(本社:千代田区)が共同でUAEラスアルハイマ首長国に工場建設(1月末開所予定)を決定したことを歓迎しました。また、中小企業ミッションの相互派遣などまたこの分野協力を深めていくとで合意しました。

マンスーリUAE経済大臣との署名式 

 
日本企業のUAE進出記念式典
               
(4)ハルドゥーン・アブダビ執行関係庁長官、マズルーイUAEエネルギー大臣及びマンスーリ・アブダビ経済開発庁長官との会談
  • 我が国企業が保有する海上油田権益の延長を働きかけるとともに、産業多角化、投資促進、人材育成、先端技術など、幅広い分野における協力を一層推進していくことで合意しました。
  • ハルドゥーン長官との間では、世耕大臣から、本年3月にUAEが国連工業開発機関(UNIDO)と共催する「世界製造業・産業化サミット(GMIS)」に、日本として積極的に貢献することを表明しました。
  • また、マズルーイ大臣との間では、UAEの今後のエネルギー戦略の方向性や、蓄電技術などを含む日本との協力の可能性について意見交換しました。
  • さらに、マンスーリ長官との間では、日・アブダビ間の貿易・サービス・投資促進を目的とした定期協議であるADJEC(日アブダビ経済協議会)を本年早期に開催することで合意しました。
ハルドゥーン・アブダビ執行関係庁長官との会談
 
 
     マズルーイUAEエネルギー大臣との会談
 

 
マンスーリ・アブダビ経済開発庁長官との会談

 

2.その他の国の要人との意見交換

(1)サウジアラビア アル=ファーレフ・エネルギー・産業・鉱物資源大臣との会談

  • 昨年10月の閣僚グループで合意された「日・サウジ・ビジョン2030」の策定に向け、今後、両国間の作業を加速化することで一致しました。
  • また、世耕大臣からサウジアラムコの東証におけるIPOについて、我が国政府および東証として引き続き強い関心を持っている旨を表明しました。
  • さらに、世耕大臣から、国際原油市場の安定化にサウジアラビアの果たす役割への期待を表明したところ、アル=ファーレフ大臣からは、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意に基づく措置は進めるが、日本の需要に影響が出ないようにするとの発言がありました。

アル・ファーレフ・サウジアラビアエネルギー・産業・鉱物資源大臣との会談  
 

(2)その他各国要人との意見交換

  • リベラ・コスタリカ大統領、カルテス・パラグアイ大統領、アルサダ・カタール・エネルギー工業大臣、ミルザ・バーレーン・エネルギー大臣、ジョナン・インドネシア・エネルギー鉱物大臣等と面会し、各国との協力関係の重要性について確認しました。

3.関連行事への参加等

  • WFESにおいて、宇宙や海底での先進的な資源探査技術や、我が国企業が有する再生可能エネルギー関連製品等の展示を行っている「日本パビリオン」を視察しました。
  • クリーン・エネルギー等の分野での教育・人材育成を推進するマスダール科学技術大学院生の日系企業でのインターンシップ事業の5周年成果報告会に出席し、祝辞を述べるとともに、UAEのインターン経験者との対話を行いました。

WFES日本パビリオンの視察
 

 
マスダール科学技術大学院大学インターンシップ成果報告会

 

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課

公表日

平成29年1月18日(水)

発表資料

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