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「日・サウジ・ビジョン2030」を策定しました

本件の概要

本日、安倍総理とサルマン・サウジアラビア国王との首脳会談において、「日・サウジ・ビジョン2030」が合意されました。同ビジョンは、昨年9月、ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子殿下と安倍総理との間で策定に合意され、政府間対話枠組みである「日・サウジ・ビジョン2030共同グループ」での議論を経て、二国間協力の基本的な方向性と具体的なプロジェクトをまとめたものです。首脳会談後には、両首脳立ち会いの下、世耕経済産業大臣及びファキーフ経済企画大臣他による本ビジョンの実行に係る協力覚書への署名が行われました。また、同日午前、首脳会談に先立ち、世耕経済産業大臣がサルマン国王と会談しました。

1.経緯

(1)昨年9月、訪日したムハンマド・ビン・サルマン副皇太子及び安倍総理との間で、二国間協力の基本的な方向性と具体的なプロジェクト・リストを掲げた「日・サウジ・ビジョン2030」をまとめること、及び同ビジョンを策定するための枠組みとして「日・サウジ・ビジョン2030共同グループ」の立ち上げに合意しました。

(2)同年10月、第1回の「日・サウジ・ビジョン2030共同グループ」が開催されました。同会合では、両国合わせて33の省庁・機関が参加し、今後の協力を包括的に進める体制が整いました。また、具体的な行動に向け集中的に議論するために「貿易・投資機会」、「投資・ファイナンス」、「エネルギー・産業」、「中小企業・能力開発」、「文化・スポーツ」の主要テーマ毎にサブグループを設置し、翌年の適切な時期に東京で第二回閣僚級会合を行うことで一致しました。

(3)以後、サブグループにおける、広範、かつ、詳細な議論を踏まえ、サルマン国王陛下の訪日の機会を捉えて、世耕経済産業大臣、薗浦外務副大臣及びファキーフ経済企画大臣他は、「日・サウジ・ビジョン2030」の実行に関する協力覚書に署名しました。

2.「日・サウジ・ビジョン2030」の骨子

(1)新しい日サ協力の羅針盤として、脱石油依存と雇用創出のためサウジが追求する「サウジ・ビジョン2030」と、GDP600兆円の達成に向けて日本が追求する「日本の成長戦略」のシナジーを目指します。

(2)シナジーを最大化させるため、「多様性」、「革新性」、「ソフトバリュー」の3本の柱からなる日本ならではの総合的な協力とします。

(3)日サの41省庁・機関が参加し、具体的連携の重点分野として9分野にまたがる広範な協力分野を設定します。

(4)規制の見直し、インセンティブ等のビジネス促進措置(Enabler)の強化でも連携します。

(5)31件の先行プロジェクトを選定し、実施します。

(6)横断的課題に取り組むサブグループを新設し、サウジアラビアの経済改革のモデルを示す特区の設立に向けた検討を進めます。また、東京とリヤドに、ビジョンの実施を継続的にフォローする拠点として、「日・サウジ・ビジョンオフィス」を新設します。

3. 世耕経済産業大臣とサルマン・サウジアラビア国王陛下との会談

13日午前、世耕経済産業大臣は、訪日中のサルマン・サウジアラビア国王陛下と会談しました。同会談で、世耕大臣より、オールジャパンで官民が一丸となって日サウジ協力を進めていく方針を伝え、今般合意する新たな日サ協力の羅針盤となる「日・サウジ・ビジョン2030」を着実に実行していく意思を表明しました。また、それにより、これまでの石油や石油化学を中心とした両国の関係を拡大させ、包括的かつ戦略的な関係へと発展させていく決意を併せて表明しました。
 

担当

通商政策局中東アフリカ課長 木原
担当者:吉瀬、高橋
電話:03-3501-1511(内線3008~10)
03-3501-2283(直通)
03-3501-5876(FAX)

公表日

平成29年3月13日(月)

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