経済産業省
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液化石油ガス流通ワーキンググループの報告書を取りまとめました

本件の概要

経済産業省は、総合資源エネルギー調査会資源・燃料分科会石油・天然ガス小委員会液化石油ガス流通ワーキンググループにおいて、LPガス料金の透明性の促進や新たなサービス提供を目指した対策等を審議し、その報告書を取りまとめました。

 1.検討の背景

LPガスは、全国総世数帯の約4割(約2,400万世帯)の家庭用燃料として利用されるなど、国民生活に密着したエネルギーであり、災害時における「最後の砦」と位置づけられています。他方、近年、主要な需要分野である家庭用をはじめ需要が減少傾向にあり、消費者等からはLPガス販売事業者の多くは小売価格を公表していないことなどから、LPガスの小売価格の不透明性等に対する問題点が指摘されています。

また、昨年7月の資源・燃料分科会報告においても、今後、都市ガスの小売自由化時代を迎えるに当たって、災害時に強いLPガスが消費者から選択されるためには、LPガスの小売価格の透明性の確保・向上を早急に進めることやFRP容器※を利用した魅力的なサービス提案が必要であるとの指摘がされています。

こうした背景を受け、本年2月に石油・天然ガス小委員会の下に「液化石油ガス流通ワーキンググループ」(以下「LPガスWG」という)を設置し、3回に亘り、LPガス料金の透明化の促進や魅力的なサービス提案を目指した対策等について審議しました。それぞれの具体的課題に関し、今後、政府がガイドラインの策定等具体的な手段を講じていく際の基本的方向性を取りまとめました。

2.基本的方向性の概要

1.料金透明化の促進について

(1)一般消費者がLPガス販売事業者を自由に選択できる環境を整備するための措置
・ HP等を利用した標準的な料金メニューと平均的な使用量に係る月額料金例の公表を徹底。
・ 料金体系の集約化に時間を要する場合には、上記に関わらず、消費者の参考となる料金情報を早急に公表するよう徹底。
・ LPガス販売事業者の公表を促すよう、消費者団体と国が協力体制を構築。

(2)契約時における料金の透明化
・ 集合住宅入居予定者に対する料金透明化のため、入居予定者からの料金照会に対し、LPガス販売事業者が料金情報等の提供を行うことを徹底。
・ 契約時に交付する法定書面に関し、消費者に対する料金事項の説明を徹底するとともに、立入検査を通じた記載事項の適正化を徹底。

(3)契約後の料金の透明化 
・ 料金値上げ時の透明化促進のため、料金改定の一定期間前(例えば請求の1ヶ月前)に、請求書等に料金の変更内容、変更理由を明記することを徹底。
・ 料金請求時には、使用量、単価等料金算定根拠を明示することを徹底。
・ 消費者からの料金等に係る相談・苦情に対し、LPガス販売事業者の体制の構築を含め、適切かつ迅速な対応を徹底。

(4)契約終了時の料金トラブルの防止
・ 解約時の設備撤去費用に係る紛争防止のため、立入検査を通じた法定書面の必要事項記載の徹底を図るとともに、消費者への説明を徹底。

2.FRP容器を利用した新たなサービスの提供に向けた取引環境の整備
・ 事業者団体等を通じた消費者等に対する一層のPRの促進。
・ 政府としての施策の検討に資するよう平成28年度FRP実証事業予算を利用して流通形態の在り方や保安の確保等の課題への対応方法についての検討を行う。
 

担当

資源エネルギー庁資源・燃料部石油流通課

公表日

平成28年5月17日(火)

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