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平成29年度審査の質についてのユーザー評価調査報告書を公表します

本件の概要

特許庁は毎年度、特許・意匠・商標審査の質についてのユーザー評価調査を行っています。今年度調査の結果、特許審査の質全般に対する肯定的な評価の割合は昨年度より増加し、58.3%でした。また、国際特許(PCT)出願の国際調査等の質全般に対する肯定的な評価は、54.2%となりました。
意匠審査の質全般に対する肯定的な評価の割合は58.0%であり、「拒絶理由通知等の記載」、「拒絶査定の記載」、「判断の均質性」、「先行意匠調査」、「国際意匠登録出願」の項目について肯定的な評価の割合が増加しました。
商標審査の質全般に対する肯定的な評価の割合は48.3%であり、5段階評価の2以下の否定的な評価については経年で見ると減少傾向にあります(14.0%→7.2%)。
特許庁では、引き続き審査の質の向上に努めてまいります。

1.本調査の背景

特許庁は、企業のグローバルな事業展開を支援し、イノベーションの促進に寄与すべく、ユーザーに満足される審査の実現を目指しています。
ユーザーに満足される審査を実現するには、そのニーズや期待を適切に把握することが不可欠です。
そこで、特許庁は、特許・意匠・商標審査の質についてのユーザー評価調査を行っています。

2.調査結果の概要

(1) 特許


図1.特許審査の質全般の評価

【調査結果のポイント】
  • 特許審査の質全般に対する肯定的な評価(5段階評価の4以上)の割合は昨年度より増加し、58.3%(昨年度57.0%)。
  • 国際特許(PCT)出願の国際調査等の質全般に対する肯定的な評価は、54.2%(昨年度48.4%)。
  • 特に、「拒絶理由通知等(拒絶査定を除く)の記載のわかりやすさ(67.2%)」、「国内特許文献の調査(65.7%)」、「面接、電話等における審査官とのコミュニケーション(62.1%)(※)」の肯定的な評価は、60%を超過。
【今後の課題】

ユーザーが重要視している項目である「判断の均質性」は、今後も引き続きその質の維持・向上を図る必要があります。

(2) 意匠


図2.意匠審査の質全般の評価

【調査結果のポイント】
  • 意匠審査の質全般に対する肯定的な評価は58.0%(昨年度61.0%)。
  • 「拒絶理由通知等の記載」、「拒絶査定の記載」、「判断の均質性」、「先行意匠調査」、「国際意匠登録出願」の項目において肯定的な評価が増加。
  • 特に、「拒絶理由通知等の記載(59.7%)」、「先行意匠調査(51.5%)」、「コミュニケーション(75.6%)」については、肯定的な評価が50%を超過。
  • 「面接、電話等における審査官とのコミュニケーション」の肯定的な評価は75.6%(※)。
【今後の課題】
  • 意匠審査の質全般に対する肯定的な評価の割合が昨年度より減少した要因の分析・把握に努めてまいります。
  • ユーザーが重要視している項目である「専門知識レベル」については、今後も引き続きその質の維持・向上を図る必要があります。

(3) 商標


図3.商標審査の質全般の評価

【調査結果のポイント】
  • 商標審査の質全般に対する肯定的な評価は48.3%(昨年度50.5%)。否定的な評価については経年で見ると減少傾向(14.0%→7.2%)。
  • 「拒絶理由通知における必要な説明(51.9%)、理解しやすい文言(56.1%)」、「補正指示における必要な説明(60.1%)、理解しやすい文言(61.0%)、適切な応答(54.6%)」、「審査官とのコミュニケーション(電話・面接対応)(64.2%)」(※)等の項目が昨年度と同様に肯定的な評価の割合が50%を超過。
  • 「基準・便覧との均質性(31.7%→35.8%)」、「審査官間の均質性(判断の均質性)(23.3%→30.1%)」については、肯定的な評価の割合が上昇し、改善傾向。
【今後の課題】
  • 商標審査の質全般に対する肯定的な評価の割合が昨年度より減少した要因の分析・把握に努めてまいります。
  • ユーザーが重要視している項目である「識別性の判断」、「類似性の判断」、「審査官間の均質性(判断の均質性)」等については、今後も引き続きその質の維持・向上を図る必要があります。

(4) 今後のユーザー評価調査について

特許庁は、平成30年度も同様の調査を実施する予定です。

(※)特許庁は、平成29年度に達成すべき目標として、「コミュニケーションに関するユーザーの評価について、上位評価割合を60%以上とする。」という定量目標を設定しました。この結果は、平成30年度のユーザー評価調査で明らかとなります。

参考:調査方法の概要
審査の質全般と個別出願(特許・商標はサンプル抽出した案件、意匠は回答者自身が選択した案件)の各々について、5段階で評価。
(特許)725者のユーザー、2,701件の出願を対象に、平成29年6月~8月に実施。回答率は約9割。
(意匠)352者のユーザー、245件の出願を対象に、平成29年6月~8月に実施。回答率は約9割。
(商標)420者のユーザー、420件の出願を対象に、平成29年6月~8月に実施。 回答率は約9割。

担当

特許庁審査第一部調整課品質管理室長 髙岡
担当者:池上
電話:03-3581-1101(内線 3121)
03-6810-7459(直通)
03-3595-4553(FAX)

公表日

平成30年2月19日(月)

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