経済産業省
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LPガス容器及び冷凍設備等において新技術の活用が容易になります~ファスト・トラック制度により安全性が確認され規格が公開されました~

本件の概要

平成28年10月から開始したファスト・トラック制度に基づき、大型LPガス用の繊維強化プラスチック容器の規格及び冷凍設備等における燃焼防止のための措置をとりまとめた規格が高圧ガス保安協会により、安全なものとして確認・公表されました。これにより、軽量で耐腐食性があるLPガス用繊維強化プラスチック容器及び環境負荷の小さい新冷媒を用いた冷凍設備等が広く普及していくことが期待されます。

1.ファスト・トラック制度の概要

新技術を用いて製造された高圧ガス容器等については、高圧ガス保安協会(KHK)の安全性評価を受けた上でなければ、利用できません。

経済産業省は、平成28年10月に安全性評価手続きなどを見直し、新技術を用いて製造された高圧ガス容器等が迅速に利用可能にできる制度(ファスト・トラック制度)の運用を開始しました。具体的には、業界団体などが策定した基準や規格について、KHKによる評価・公開を受ければ、この基準や規格に基づいて製造された高圧ガス容器等は高圧ガス保安法に適合するものとして迅速に利用できるようになりました。

(参考資料)

2.新たに高圧ガス保安協会の安全性評価を受けた規格

(1)大型LPガス用FRP容器の規格

従来まで、LPガス用の繊維強化プラスチック容器(FRP容器)の規格は25リットル以下の容器に限定されていました。このたび、日本LPガス団体協議会において、50リットル以下の容器にも対応できるよう規格(日団協技術基準S高-003)が改正されるとともに、ファスト・トラック制度に基づき、KHKにおいて、当該規格の安全性が評価され、公開されることになりました。

これにより、この規格に基づいて製造されたFRP容器は検査等が迅速に行われることになります。今後、従来のLPガス用鋼製容器と比べて、大幅に軽量化され、耐腐食性を有するLPガス用FRP容器が広く普及することが期待されます。

(参考資料)

(2)「特定不活性ガスを使用した冷媒設備の冷媒ガスが漏えいしたときの燃焼を防止するための適切な措置」に係る規格

従来まで、環境負荷の小さい微燃性ガスを冷媒とした冷凍設備等を設置するためには許可等が必要でしたが、当該ガスの許可等を一部不要とするとともに、届出不要となった冷凍設備等の設置基準において、燃焼防止措置のみで良いとする等の制度見直しを行いました。

これを受け、一般社団法人日本冷凍空調工業会では、微燃性ガスが漏えいしたときに燃焼を防止して冷凍設備等を安全に運用することを確実にするため、平成28年9月に規格(JRAGL-20)を制定しました。その後、ファスト・トラック制度に基づき、KHKにおいて、当該規格の安全性が評価され、公開されることになりました。
これにより、従来のフロンガス冷媒と比べて、環境負荷の小さい微燃性ガスを使用した冷凍設備等が広く普及し、安全に使用されることが期待されます。

(参考資料)

担当

産業保安グループ 高圧ガス保安室長 高橋
担当者(FRP容器関係):原、山田
担当者(冷凍設備関係):横田、上原
電話:03-3501-1511(内線4951~5)
03-3501-1706(直通)
03-3501-2357(FAX)

公表日

平成30年3月14日(水)

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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