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品確法に基づく立入検査の実施状況及び主要違反事例等をとりまとめました(平成28年度)

本件の概要

平成28年度における揮発油等の品質の確保等に関する法律(以下「品確法」)が定める規格に適合しない事例は、405件となっています。
不適合事例については、資源エネルギー庁及び各地方経済産業局が揮発油(ガソリン)等を販売する給油所に対して、立入検査を実施し、適正な品質のガソリン等の販売に係る指導等を行っています。
平成28年度は全国で206件の立入検査を行いました。品確法が定める規格に適合しないガソリン、軽油、灯油を販売した事例のうち、特に消費者の利益に多大な影響を与えるおそれのあった違反事例が2件発生しました。
全国の揮発油販売業者が一層の品質管理を徹底する参考情報として、当該事例の原因((1)配管と地下水の接触による腐食の防止、(2)燃料タンクの油種変更時の混油)及び再発防止策を周知いたします。

1.立入検査の実施状況について

立入検査件数 206件
うち指摘事項あり※ 136件
うち指摘事項なし 70件

※主な指摘事項の内容は、以下のとおりです。

  • 登録や届出内容の不備(登録内容関係、品質管理責任者関係、品質確認計画係)
  • 書類管理や店頭表示の不備(分析帳簿、登録内容表示義務違反)
  • ガソリン等の品質(標準規格関係、品質不適合、未分析)

2.石油製品の不適合事例(コンタミ事故)

以下、販売先が100件以上、火災事故もしくは火災事故のおそれがある(灯油の引火点違反)といった社会的影響が大きい2件のコンタミ事例を紹介します。

(事例1)軽油に水が混入

【事故発生の原因】

地下タンク内から軽油ノズルにつながる配管は常時地下水に浸っている状態であり、この配管の腐食により、水が混入したと推定される。

【A事業者の再発防止策】

  • A事業者は、全配管の取り替え工事を実施した。
    A事業者は、今回の事故を受け、事故発生時における緊急連絡体制についてのマニュアルを策定した。概要は次のとおり。
  • 重大事故や重大事故に繋がる情報を定義し、該当した場合の報告先・内容を定める。
    例:「マンホールから油の匂いがする」情報は「燃料油の漏えい」という「重大事故」に繋がるため、この場合は、関係者に一斉メールして報告するよう義務づけ。
  • 重大事故の対応者を定める。
    上述の連絡を受けた責任者は、実務者の選任や指導を実施する。責任者が連絡を取れない場合、次席の者がその任を全うする。

(事例2)灯油にガソリンが混入

【事故発生の原因】

  • B事業者の油槽所の油種変更(重油タンクから灯油タンクに変更)した際、重油タンクをガソリンで洗浄した。洗浄の際に使用したガソリンがタンクに一部残ったまま灯油を補充してしまったことにより、混油が発生したと考えられる。

【B事業者の再発防止策】

  • B事業者は、タンクの洗浄を行う場合は、専門の業者に依頼するかその指導のもとに適切に行うものとした。

3.石油業界等の取り組み

平成28年度においては、業界の自主的取組として、石油連盟、全国石油商業組合連合会及び(公社)全日本トラック協会による荷卸し時の安全対策統一キャンペーンや、石油元売会社による荷卸し時におけるコンタミ事故防止の注意喚起の徹底等を実施しました

【キャンペーンの主な概要】

  1. 注意喚起の内容
    1.  「事故防止のため荷卸し立会いを確実に!」
    2.  「荷卸し立会い」による相互確認は消防法を遵守して行いましょう。
    3. 1.納品書の確認
      2.荷卸し前タンク在庫量の確認
      3.荷卸しタンク注入口・油種・数量の確認⇒4.荷卸し後タンク在庫量の確認
  2. 実施時期
    平成28年11月1日(火曜日)~14日(月曜日)
    タンクローリー運転手によるガソリンスタンド等の荷卸し先への立会い要請(ポスター、下敷き、チラシ等配布)
  3. 関係業界、関係各社のホームページ等でのチラシ掲載等の啓発活動を実施

担当

資源エネルギー庁石油流通課長 小山
担当者:成瀬、宮木
電話:03-3501-1511(内線4661)
03-3501-1320(直通)
03-3501-1837(FAX)

公表日

平成29年7月3日(月)

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