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「ゴム製品のバイオベース度の求め方」の国際規格が発行されました~環境と資源に配慮したゴム製品の普及を目指して~

本件の概要

環境負荷の低減や石油資源の消費量削減のため、バイオマス原料由来のゴム製品の普及を目指し、我が国が提案した、「ゴム及びゴム製品中のバイオマス原料含有度(バイオベース度)の求め方」が、国際規格として発行されました。これにより、環境と資源に配慮したバイオマス原料由来のゴム製品の地球規模での普及が後押しされると同時に、その開発技術に強みを有する我が国企業の国際競争力強化に繋がることが期待されます。

1.背景

タイヤを中心としたゴム産業では、原材料生産・製品製造・製品使用・廃棄の各段階において、省エネルギー化及び再生可能資源を活用することの重要性が高まっています。このような取組を促進するため、省資源を実現した製品を適切に把握・評価する仕組みが求められていました。

2.規格の概要

このようなニーズに基づき、平成26年5月に「ゴム及びゴム製品のバイオベース度の求め方」に関する国際規格を日本から提案しました。その後、約3年にわたり、ISO(国際標準化機関)/TC45(ゴム及びゴム製品)における国際会議での審議、各国との調整を重ねてきた結果、以下3件の国際規格が平成29年8月14日に正式に発行されました。

ISO 19984-1 ゴム及びゴム製品―バイオベース度の求め方―
第1部:通則及び配合表を用いた計算法(Part1)
ISO 19984-2 ゴム及びゴム製品―バイオベース度の求め方―
第2部:バイオベース炭素分率(Part2)
ISO 19984-3 ゴム及びゴム製品―バイオベース度の求め方―
第3部:バイオベース質量分率(Part3)

今回、発行された国際規格(ISO 19984)の主なポイントは、以下のとおりです。

  1. ゴム及びゴム製品の「バイオベース度」の定義を明確化し、原料や組成に関する既知の情報から計算によってバイオベース度を求める方法を規定
  2. 原料や組成に関する情報が未知の配合物のバイオベース度を求める試験方法を規定

3.期待される効果

バイオベース度がゴム及びゴム製品の品質評価項目として使用されることにより、再生可能資源の活用技術(発酵・酵素技術等)に強みを有する日本製品の品質が高く評価され、我が国企業の国際競争力の向上が期待されます。また、国内外のゴム産業において石化原料からバイオマス由来原料への転換が進むことにより、省エネルギー化と温室効果ガス排出量の削減に繋がることが期待されます。

4.国際標準化のその他の取組

(一社)日本ゴム工業会では、ISO/TC45/SC2(試験、分析法)の国際幹事を輩出するなど、国際標準化活動を推進しています。上記のほか、ゴム産業で用いられる全ての試験規格に適用される精度の検定法についても日本から国際提案を行い、ISO 19983「ゴム試験法の精度の求め方」として発行されています。

※今回発行された国際規格は、経済産業省の委託事業であるエネルギー使用合理化国際標準化推進事業委託費(ゴム及びゴム製品のバイオベース度の測定方法に関する国際標準化)等の成果の一部によるものです。

担当

産業技術環境局 国際標準課長 藤代
担当者:汗部
電話:03-3501-1511(内線 3426~7)
03-3501-9283(直通)
03-3580-8625(FAX)

公表日

平成29年9月6日(水)

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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