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「奥会津昭和からむし織」、「千葉工匠具」、「東京無地染」、「越中福岡の菅笠」及び「三州鬼瓦工芸品」を伝統的工芸品として指定しました

本件の概要

本日、経済産業省は、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(以下「伝産法」)に定める伝統的工芸品として、福島県の「奥会津昭和からむし織」、千葉県の「千葉工匠具」、東京都の「東京無地染」、富山県の「越中福岡の菅笠」及び愛知県の「三州鬼瓦工芸品」の5品目を新たに指定しました。

1.伝統的工芸品の新規指定等について

福島県の「奥会津昭和からむし織」、千葉県の「千葉工匠具」、東京都の「東京無地染」、富山県の「越中福岡の菅笠」及び愛知県の「三州鬼瓦工芸品」は、平成29年9月5日及び19日に開催した産業構造審議会製造産業分科会伝統的工芸品指定小委員会において審議を行った結果、新規指定することについて了承されたことから、本日、官報告示によって、経済産業大臣指定品目となりました(最近の新規指定状況は参考①を御参照下さい)。これにより、伝統的工芸品は230品目となります(指定品目一覧は参考③を御参照下さい)。

2.新規指定品目の概要

(1)奥会津昭和からむし織

奥会津昭和からむし織は、福島県昭和村において生産されている織物です。からむしは、イラクサ科の多年草で苧麻(ちょま)とも言われ、昭和村では上布の原材料となる上質なからむしが途絶えることなく生産され続けています。吸湿・速乾性に優れており、さらりとした感触が心地よく夏の衣料を始め小物や装飾品など用途は多岐に渡ります。

 

(2)千葉工匠具

千葉工匠具は、千葉県館山市等において生産されている工匠具です。千葉県では古来より製鉄・鍛冶業が盛んであり、房総半島の開拓を支えてきました。幕末・明治維新前後にかけては西洋文化を取り入れ、鋏や牛刀といった洋式工匠具の国産化にも取り組みました。使用者の好みや癖に合わせた受注生産で製造されています。

 

(3)東京無地染

東京無地染は、東京都新宿区、中野区、墨田区等で生産される染織物です。江戸時代中後期の染物屋の職人たちにより使用された江戸紫・藍・紅花・江戸茶等の無地染を起源として発展しました。使用済み染液を再利用する等、重ね染めにより色あわせすることが特徴です。

 

(4)越中福岡の菅笠

越中福岡の菅笠は、富山県高岡市等において生産されている縫い笠です。江戸時代以降に生産が本格化し、藩を挙げての産業奨励を受けた菅笠は、幕末を迎える頃には最盛期を迎えました。良質の菅草を活かした製作技術により、農作業での日除け・雨除けや、日本各地の伝統行事・祭りなどの道具として使用されています。

 

(5)三州鬼瓦工芸品

三州鬼瓦工芸品は、愛知県高浜市等で生産されている工芸品です。江戸時代中期頃から生産が活発化したと考えられており、300年以上の伝統を有します。鬼瓦の製作者は「鬼師」あるいは「鬼板師」と呼ばれ、いまなおその多くの作業を手作りで行っています。伝統的な鬼面や家紋入りの鬼瓦のほか、飾り瓦や庭園や玄関などに用いるエクステリア製品などその製品は多岐にわたります。

 

(参考)伝統的工芸品産業の振興に関する法律とは

伝統的工芸品産業の振興により、国民生活に豊かさと潤いを与えるとともに、伝統的技術・技法の伝承や地域の経済発展・雇用の創出に寄与することを目的とした法律です。同法律に基づいて指定※する伝統的工芸品は、同法律に基づく各種振興施策の対象となります(法律の抜粋は参考(2)を御参照ください)。 ※5つの要件((1)日用品であること、(2)手工業的であること、(3)伝統的な(100年以上)技術・技法であること、(4)伝統的に使用された原材料であること、(5)一定の地域で産地形成がなされていること)を満たすことが必要です。

担当

製造産業局 生活製品課 伝統的工芸品産業室長 栗田
担当者:田村、鴨志田
電話:03-3501-1511(内線 3896~8)
03-3501-3544(直通)
03-3501-0316(FAX)

公表日

平成29年11月30日(木)

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