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第3回意匠五庁(ID5)会合が開催されました~グローバルなデザイン保護環境の整備に向けた国際協力が前進しています~

本件の概要

日本国特許庁、米国特許商標庁、欧州連合知的財産庁、中国国家知識産権局、韓国特許庁の「意匠五庁(ID5)」は、意匠保護に関する国際協力の強化と将来的な制度運用の国際調和に向けて、五庁の意匠制度比較調査を取りまとめるとともに、新技術意匠の保護のあり方についての議論に着手しました。
また、日本国特許庁は、我が国のデザインを世界に発信すべく、世界54の知財庁が有する登録意匠情報をワンストップで検索可能とする「DesignView」に参加します。「DesignView」では、1,300万件以上にのぼる世界の登録意匠情報を、日本語で検索することが可能となります。

1.背景

経済の急速なグローバル化と製品のコモディティ化を背景に、国際的な競争力獲得におけるデザインの重要性がますます高まっています。魅力的なデザインは模倣の対象となりやすいため、デザインの保護を求めるユーザーが、世界中で安定した意匠権を速やかに取得し、安心して活用できる環境を整える必要があります。
意匠五庁(ID5)は、日本国特許庁(JPO)、米国特許商標庁(USPTO)、欧州連合知的財産庁(EUIPO)、中国国家知識産権局(SIPO)、韓国特許庁(KIPO)による意匠分野の国際的な協力の枠組として、2015年に創設されました。世界の8割以上の意匠登録出願を扱うID5が、相互理解を深め、国際的な協力関係を強化していくことを目的としています。

2.今回会合の主な成果

今回の第3回年次会合では、五庁の制度比較調査の取りまとめを筆頭に、意匠保護に関する国際協力の強化と将来的な制度運用の国際調和に向けて、以下の成果を得ました。

  1. 協力プロジェクトに基づく五庁の制度比較調査の取りまとめ
    意匠の保護要件(保護対象となり得るデザイン創作物の範囲)、意匠出願のための図面開示要件、外国優先権の実務、意匠検索のための意匠分類、意匠出願や審査に関する統計、について、五庁の制度比較調査の結果を取りまとめるとともに、これらを今後ユーザーにも公表することに合意しました。
    また、新技術意匠(GUIに代表されるデジタル技術由来の新しいデザイン等)の保護、部分意匠やグレースピリオドの取扱いについての研究を、引き続き進めていくことを確認しました。
  2. ID5公式ウェブサイトの設置とユーザーセッションの開催
    ID5の協力活動に関する情報をユーザーと共有するためのプラットフォームとして、ID5公式ウェブサイトを設置することに合意しました。(下記リンク)
    また、五庁の意匠制度ユーザーの直接参加による意見交換の場としてID5ユーザーセッションが開催され、新技術意匠の保護をテーマに、五庁担当者とユーザーを交えた活発な議論が行われました。
  1. 「DesignView」への正式参加の表明
    日本国特許庁は、世界54の知財庁が有する登録意匠情報をワンストップで検索可能とする「DesignView」に参加することを発表しました。これにより、我が国のユーザーは、1,300万件以上にのぼる世界の登録意匠情報を、日本語で検索することが可能となります(※)。また、世界各国のユーザーは、我が国の登録意匠情報を、日本語を含む36の言語で検索することが可能となります。
    さらに、2018年12月からは、我が国固有の日本意匠分類を用いた検索サービスの開始が予定されています。
    ※照会可能な登録意匠の蓄積数は、2017年12月現在。

3.今後の取組

日本国特許庁は、我が国の優れた意匠が世界でより適切に保護、活用されるための環境の整備に向けて、五庁間の連携を緊密にしながら、引き続き取組を進めて参ります。

担当

特許庁総務部国際協力課長 星野
担当者:吉田、鶴田
電話:03-3581-1101(内線2572)
03-3503-4698(直通)
03-3581-0762(FAX)

公表日

平成29年12月6日(水)

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511
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